拘置所の中とそこでの暮らし方


さて、ここでは拘置所中と暮らし方を

詳しく説明したいと思います

留置場までなら入った事があると言う方が

いらっしゃるとは思いますが

拘置所の中は知らないと言う人の為に

教えたいと思います。

 

留置場が小学校なら拘置所は中学校です。
留置場から裁判の為護送車で送られます

未決囚となったあなたは被告人となり まず最初に拘置所に着くとビックリ箱に入る事になります。  
このビックリ箱の色は白いろで天井は網で出来ています
大きさは畳半畳ほどで中には椅子があります。  
何故このビックリ箱に入るのかと言えば・・・・・

拘置所の中は、すでに刑務所行きの予備軍です  
また、ここに入った時点であなたの名前は無くなります。
 
名前の変わりに称号として番号が与えられ
その番号を憶える為に入るのです。  
そしていよいよ刑務官からお呼びがかかると、前にでて背筋を伸ばして
自分の名前と
生年月日、刺青の有る無しの質問があるので 大きな声でハキハキと返答をしなくてはならないのです  
それが終わると荷物の検査が有り
いよいよ屈辱的な身体検査の始まりで  
身長、体重はもちろんですが尻の穴まで見られるのです
恥ずかしいなんて言ってはいられません  
それが済むと舎房に連れて行かれ
独居と雑居に分けられます  
また、初犯と再犯とではまた違います
舎房に行くと担当の刑務官から弁護士が居るかどうかを聞かれます。  
居る人は個人弁護士なのでいいのですが
居ない人は、国が手配した国選弁護士を選択できます  
それを書き終えると、刑務官に軍隊方式で
ここで生活する上でのしきたりを徹底的にし込まれ  
また、ここでの生活のしおりをもらい新人房へと入れられます

ここでの生活は、刑務所への足がかりなので 刑務所に近いような生活となるのであきらめてください  
ごはんは、洗面器で受け取り
おかずと味噌汁は、バケツで受け取ります  
それを刑務官から渡された食器に入れ
皆で分け合って食べるのですが  
配膳係囚人さんに大きな声で「ありがとうございました!!」
言わなければいけません。  
さて、そのご飯ですが米が七割で麦が三割です
 
刑務官の話では、ここでは体を動かす事が
少ないので便通を良くする為に
麦を混ぜてると言いますが
私達には、食事代をケチっているようにしか思えません  
また、おかずの味と味噌汁の味は
留置場から比べると天国です。  
この新人房で約一週間ほど生活すると
次に先輩達の居る房へと舎房転換となります。  
雑居房は七人から八人が定員で
舎房に入る時は、先輩達に「おねがいします!!」 言わなければいけません。
そして、新人の寝る所は、便所の近くになるので良く憶えておいて下さい。
 
拘置所の生活は、酒やタバコは駄目ですが
風呂が週二回で体と髪を洗う時は石鹸です  
髭剃りもたしか週二回だったと記憶します

ここでは、手紙も一日一通出せますが・・・
但し、検閲がついてまわり  
手紙の内容は全て担当官から読まれてしまうので注意しましょう


本とお菓子と雑貨品も買えますが 全て購入願書に記入してから買うのです

但し、ここでも本だけは検閲がついてまわり  
自分の事件に関係する所とヤバイ所は全て黒のマジックで消されてしまいます。
お金の無い人は買えないので皆におねだりするしかありません
またここには、水道もあり洗濯と食器洗いは自分でやります。

朝は七時に起きて部屋の掃除をします。

それが終わると点呼の時間で 皆横一列にひざを着いて座ります
刑務官がドアを開け
「番号!!」と言ったら番号を言いいます
それが済むと朝の食事で
食事が済むと自由時間です。
自由と言っても寝そべったり
やたらと立つ事は出来ません また、話す事もいけません。  
本を読んだり手紙を書いたり
じっと静かにしていなければいけないのです  
そしていよいよ運動の時間
拘置所では、留置場と違いタバコは禁止なので 運動場へ出て歩き回ります
ただ、走るのは禁止ですから気をつけて下さい
また、この時間に爪をきったりもします。
雨が降った日は運動時間はありません
それが済むと、自由時間で 昼飯を食べたらまた自由時間です
夕方五時頃に夜飯を食べ終わると 点呼の時間・・・・・  
また、スピ-カ-からラジオが流れてきます。
夜六時半頃になると布団を引き
やっと横になれますが 夜の九時には就寝です。

また、ここに入った時点で保釈申請が 認められれば、お金を積んで入らずに済む事もあります。