北海道・滝川市介護タクシー代詐欺事件 暴力団員の夫に懲役13年、妻に懲役8年の判決
北海道・滝川市の暴力団員の夫と妻が、2億円余りの介護タクシー代をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われている裁判で、札幌地裁は25日、夫に懲役13年、妻に懲役8年の判決を言い渡した。
判決によると、滝川市の暴力団員・片倉勝彦被告(42)と、妻・ひとみ被告(38)は、2006年11月から1年余りにわたり、知人の車で通院などしていたにもかかわらず、滝川市から介護タクシー代およそ2億0,200万円と、生活保護費およそ390万円をだまし取った。
25日の判決で、札幌地裁の井上 豊裁判長は「一地方都市の生活保護資金のかなりを食いつぶした巨額詐欺事件であり、市の対応が不適切だったとしても、そのことを被告らが指摘する資格はない」と述べ、勝彦被告に懲役13年、ひとみ被告に懲役8年の判決を言い渡した。
(06/25 12:58 北海道文化放送)