2008年06月08日(日曜日)
【HR】 メール事情
スバル氏がいないときは、いつも早起きをしてしまうのだが、今日は目が覚めたら8時だった。パスカルに申し訳ないことをした。さっそく朝ご飯をあげて、それから散歩に連れていった。毎朝、まずお茶を淹れて飲むのだが、それも我慢してパスカルに奉仕した。お詫びをする姿勢を身をもって示したわけである。
曇の予報だったけれど、一日晴天で気持ちが良い。昨日、機関車を自粛してゲラ校正をしたので、今日はリバウンドで運転をすることにした。シェイをガレージから出し、火をつける。3回めの運転だ。
あっという間に圧力が上がって、滑らかに走り始めた。非常に調子が良い。今日は不具合はまったくなかった。途中でリバース線に入れて向きを変え、反対方向へも走った。左右非対称の機関車なので、右回りと左回りで走行性が異なることがわかった。面白い。また、木炭があまりに無臭で煙も出ないから、石炭を少しだけ混ぜて、煙を出してみた。汽笛が良い音がするのだけれど、デジカメのビデオで撮ろうとすると、とたんに変な音になって、上手く録音できなかった。
お昼頃に終了し、後かたづけ。午後も日差しが強く気温が上昇した。ガレージの2階で昼寝を1時間ほど。パスカルも遊んでやる。
仕事の方は、「庭園鉄道〜」のゲラを最後まで読んだ。かなり目が疲れる作業だった。「オトナファミ」の対談のゲラが来たので、これも修正。「鉄腕バーディー」のメッセージは考えた。
星野氏がイギリスへ行かれていたが帰国された。そのお土産が今日届いた。にんまり。天気も気分も良いので、ハーゲンダッツのアイスを食べた。今日はストロベリィ。
小説家になりたい、というメールが1日に5通は来る。べつに、僕にどうにかしてほしいという内容ではないから、かまわないのだけれど、なんというのか、「なりたい」と人に説明する時間というのは、どういうものなのかな、と想像してしまう。
それから、稀にだけれど、作品を送ってくる人がいる。森博嗣がそんなものを読むと思っているのだろうか。その程度の人間観察力では、作家になることは難しいだろう。1行だって読んだことはない。僕は自分が読みたいものを読む。
あるいは、もの凄く悩んでいる、というメールもたまに来る。自殺を考えているとか、周りの人間が馬鹿に見えてしまうとか、将来に夢も希望もない、というようなものだ。まあ、そういう人は、せっかくだからもう少し悩んで、悩み続けたらどうかと思う。なんでも続けると良いことがあるだろう。
とはいえ、毎日200通近く来るメールのほとんどは、大変好意的で、読むといろいろな人の人生も垣間見えて、こちらも元気になる。つまり、この「いろいろな人がいるんだ」という感覚、言い換えれば「自分だけではない」という認識こそが、人生というか、社会というか、つまりは「生存」よりも少しだけ贅沢で豊かなプラス部分の証なのだと思う。