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ラサ聖火リレーでIOC抗議 自治区首脳が政治的発言

2008年6月28日0時11分

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 【北京=阿久津篤史】中国チベット自治区ラサで21日あった北京五輪聖火リレーの際、同自治区トップが政治的発言をしたとして、国際オリンピック委員会(IOC)が北京五輪組織委員会の劉淇会長に抗議の書簡を送ったことが26日分かった。

 ロイター通信などによると、終了式典で張慶黎チベット自治区共産党委書記が「我々はダライ・ラマ集団の国家分裂の試みを完全に打ち砕けるだろう」と発言した。これに対しIOCは「終了式典で政治的な意味合いのある発言があったことを遺憾に思う」との書簡を出したことを明らかにし、声明で「スポーツと政治は分離する必要があると組織委に気付かせるため書簡を送った。こうしたことが二度と起きないよう求める」とした。

 中国外務省の劉建超報道局長は26日の記者会見で「チベットの状況を正常化させようとの意図であり、五輪の政治化ではない」と反論した。

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