【台北=新居耕治】台湾の行政院(内閣)金融監督管理委員会(金管会)は26日、中国機関投資家が外国投資ファンドや上場投資信託を通じて台湾株に投資することを解禁すると発表した。中国マネーを取り込むことで、下落局面にある台湾の株価をテコ入れすることを狙う。台湾から中国への投資規制を緩和するとともに、香港上場企業が台湾でも上場できるよう規制を改めることも明らかにした。
台湾株に投資する外国投資ファンドはこれまで、中国の資金が入っていないことを証明する必要があったが、この規則を1週間以内に撤廃する。金管会は株式指数連動型投資信託を台湾と香港で相互に上場することを認める方針を決め、今後2カ月以内に香港金融当局との間で合意を目指すとした。(26日 23:22)