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社会 - 2008年6月27日

TAS州、カンガルーなど400頭を「駆除」

国立公園で増えすぎたため
 キャンベラの元国防省跡地の野生カンガルー400頭駆除は世界各地で報道され、動物愛護セレブリティなどの猛反対にあって、一時はカンガルーを他の地域に移すことも再検討されたが、結局、経費がかかる割りには野生動物を移すことが当の動物たちに苦痛を与えるだけになるとして、最初の計画通り、トランキライザー・ダートを射って眠らせた後、薬殺する方法で514頭のイースタン・グレー・カンガルー駆除が実施されたが、駆除阻止を強行しようとした反対派10人以上が逮捕された。
 6月26日、TAS州国立公園野生生物局では、TAS島のホバートから60km北東沖合にあるマリア島国立公園において、約400頭のカンガルーとワラビーを駆除すると発表した。局では、「6月30日から12日間の予定で、イースタン・グレー・カンガルー、ベネッツ・ワラビー、パデメロン・ワラビーを対象として実施する。また人道的射殺の全国統一作業標準に則って行う」と発表している。
 同局によると、同島ではカンガルーとワラビーが増えすぎ、栄養不良や疾病蔓延を引き起こすため、1994年以来毎年、個体数を基準にして200頭から800頭程度の射殺駆除を行っている。マリア島は長さ20km、幅12km程度の島で峻険な野生生物だけの島で国立公園に指定されており、観光客にも人気がある。
 キャンベラのような毒薬による安楽死ではなく、ライフル銃で射殺する方法を選んだことについて同局では、マリア島の孤島という条件では、安楽死は困難であり、野生動物を囲いに追い込む方法は動物にとっても苦痛だとしている。キャンベラでの駆除作業後には、50を超える動物愛護団体が連邦政府のピーター・ギャレット環境相と会合し、食肉・頭数調節のためにメスや子供を殺すことを禁止するよう要望した。昨年の全国カンガルー捕殺割り当ては350万頭だった。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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