HOME> 本誌連動インタビュー「HUMANE」ノーカット版!
記者 | まずどんどん一問一答形式でいきますね。まずご趣味は(笑)? |
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二川 | ハハッ(笑)。特に普段、これといったことはしてないですね。練習から帰ったら、まずテレビ付けて、で、昼寝。寝るのが趣味です。 |
記者 | 特技は? |
二川 | 何すかね…。球技全般。キックベースとか。昔は野球もやったりしましたね。父が野球をやっていたので、キャッチボールをしたし。母がママさんバレーをやっていたので、こう…トスとか。 |
記者 | 足のサイズが小さいって本当? |
二川 | 本当ですよ。24.5センチくらいじゃないですかね。マルセリーニョとどっちが小さかったか? それはマルセリーニョでしょう。 |
記者 | 好きな食べ物は。 |
二川 | 鍋。キムチ鍋。 |
記者 | あ、いいっすね。 |
二川 | あ、もつ鍋! 最近好きになったんです。つい最近覚えた。自分で材料買いに行ってやりますよ。 |
記者 | 好きな数字は。 |
二川 | 小学校6年生のときに着けていた番号です。 |
記者 | 尊敬する人は。 |
二川 | …誰か言わんとダメですか(笑)? 小学校のときの監督さん。樋口さん。小学校から中学までお世話になったし。あいさつは必ずしなきゃいけない、っていうところから、弁当を残しちゃいけない、ってとこまで教わりました。サッカーの基本的な技術はもちろんね。 |
記者 | 好きだった選手は。 |
二川 | カズさん。目立ってたし、見ててカッコいいなって。あと、アメリカ・ワールドカップを見てバッジオ(イタリア)や、ロマーリオ(ブラジル)は好きでしたね。いま好きなのは、ロナウジーニョ(ブラジル)かな。 |
記者 | もしサッカー選手じゃなかったら。 |
二川 | サラリーマンすかね。ダメすか、こんな答えじゃ(笑)? 子供のころから、一切考えてなかった。Jリーグができてからは、サッカー選手になりたいな、と思ってました。 |
記者 | 好きな色は。 |
二川 | グレー。見た感じ。 |
記者 | 最近うれしかったことは。 |
二川 | うーん。ない。アシスト? 勝ってないし(笑)。最近…いいことないなあって書いといてください。 |
記者 | 最近怒ったことは。 |
二川 | ポイ捨ては許されません。ポイッって捨てたのを見た瞬間とか、もう…。もうガツンと言ってやりたいんですけど…言えません。 |
記者 | リラックス方法は。 |
二川 | 睡眠を多く取る。 |
記者 | もし3カ月オフがもらえたら? |
二川 | 南の島へ行きます。宮古島は、最高ですね。去年とおととしに行きました。 |
記者 | 吉野の海岸って知ってます? |
二川 | ああ、坂を下っていくとこですか? あそこはすごいですね。魚の群れが。あんなん初めて見ました。 |
記者 | ちゃんとエサあげました? |
二川 | ああ、それは怖いですね。寄ってこられると怖いですから。 |
記者 | (爆笑)。好きな映画は。 |
二川 | パトリオット。親子愛。パーフェクト・ワールド。犯人と人質。なんか、こうジーンときますね。子供と大人の関係には、弱いですね。ジョンQとか。 |
記者 | 自らここまでのプロフィールをどうぞ。 |
二川 | 1980年6月27日生まれ。小学校2年でサッカーを始める。サッカーを始めたきっかけは、校庭でボールを蹴っていたら、(高槻FCの)樋口先生に声をかけられて。その樋口先生の奥さんが、僕の小学校の担任の先生やったんですよ。小学校時代は…おとなしい子でした。授業中は絶対に手を上げない、隠れてるタイプでした(笑)。でも、授業は聞いてましたよ。G大阪ユースには、自分から行きました。練習に参加させてもらって。高校時代はボランチをやってたんですけど、楽しかったですね。大黒と会ったのはそのとき。どちらが話し掛けた? 多分向こうじゃないですかね。オレからっていうのは、多分ない(笑)。で、いまに至ります。 |
記者 | さて、本題にいきましょう(笑)。二川選手と言えば、やはりどうしてそういう「感覚」を持ちえたか、という質問をしてみたいのですが。 |
二川 | 何でこういう選手になったか? うーん、なんでやろ(笑)。小学校のときから、リフティングとか大好きだったんですよ。中学校の体育の授業のときに、1500回くらいやりました。そのときテストだったんですよ。で、落とした人から抜けていく、っていう形だったんですけど。ほかの子たちが、とっくに次の種目のテストやってたときに、僕ずーっとリフティングやってましたね。気付いたら一人ですよ(笑)。そんなこんなで、こういう選手になりました。 |
記者 | 去年の自分自身の出来については、どのようなことを感じていらっしゃいますか。 |
二川 | 去年はある程度、狙ったところにある程度ボールを出せるようになったな、っていう感じはありましたね。今季はここまで、まだそこまでうまく行っているという感じはないですね。徐々にですけど、チームが連動して動けている、というのは出てきたように思います。 |
記者 | アラウージョが入ってきたことによっての変化は? |
二川 | やっぱり自分で突破ができるタイプやから、もらいにくるし。こっちとしては、あんまり足元、足元ばっかりのパスにならんように気を付けているつもりです。スペースに出して、流れて受けてもらう動きをしてもらって、っていうバリエーションをもっともっと増やしていけいいと思います。…アラウージョね、けっこう守備を頑張ってくれるんですよ。そういうところはこっちとしても助かるし。自分が動き出したら、きちんとはたいてくれたりもするし。あんまり、「自分が、自分が」というタイプではないので、やりやすいですよ。 |
記者 | フェルはどうでしょう? |
二川 | フェルナンジーニョも、僕が動けば出してくれるようになりましたからね。信頼してもらってると思う。 |
記者 | フェルは二川選手野のプレーが大好きだって言ってました(笑)。 |
二川 | ホントですか(笑)ああ、それは知らなかったです。うれしいですね。照れますね。 |
記者 | 日本代表に入れると。 |
二川 | うーん、本人からは言われたことないなあ。言葉分からんし(笑)。フェルというよりは、フィジカルコーチに言われますね。ことあるごとに「セレソン、セレソン」って。去年ごろから言われるようになって、「ああ、そうなんかな」って(笑)。 |
記者 | 現在のポジションについては、どうでしょうか。左サイド。 |
二川 | チームの中でいろいろなポジションをやっているけど、やっぱり試合にでることが大事なので、それほどポジション的にはこだわりはないですよ。まあ、本当は難しいですけど(笑)。チームがいいときっていうのは、どこのポジションをやっていても楽しいものですから。逆に守備に回ることが多くなってくると自分らしさが出せへんし。ボールが動いて人が動くっていううちら本来のサッカーができているときには、そんなにポジションは関係ないと思いますし。問題なくやっています。まあ、ことしは中にっていうよりも「えぐる」っていうことを意識してやっています。 |
記者 | 戸惑いはない。 |
二川 | 左サイドをやっていることに関しては、全然戸惑いないですよ。大黒との連係について、いろいろ言われることもあるけど、僕が高い位置でボールに絡めればまったく問題はないわけですから。去年も左サイドをやっていて、そこから大黒にいいパスは出せていたと思うし。それを続けていければ、問題ない。 |
記者 | 大黒選手との「ホットライン」についてはよく話題にのぼりますよね。 |
二川 | 大黒とはずっとやってきたし、僕も裏に出すパスは好きな方やし。僕とアイツのどこが合う? それはタイミングじゃないですかね。僕がボールをもらったら、あいつはもう、「そういう」動きをしている。「出そう」って動き。そういう動きをされたら、僕も出してしまうタイプなんで。僕、ずっとアイツのこと見てるわけじゃないですよ。アイツが僕の視野に入る動きをしてるだけで。ユースのときから、ずっとですよ。 |
記者 | 大黒選手の代表での活躍については。 |
二川 | 「身近なヤツがすごいなあ」って。ちょうど北朝鮮戦は、キャンプ中で、部屋で見てたんですけど。僕、「あ、コイツ入れるな」と思いましたからね。その瞬間叫んだ? イヤ、それはない(笑)。 |
記者 | さて、ことしの目標は |
二川 | ことしはね、去年と同じくらいの得点を挙げることっていうのはまず目標ですね。あとは勝負のかかったところで、チームに貢献できる選手になりたいです。 |