ホーム ホームへ ページUP 新潟事務所 国会事務所

上
 毎日の出来事を写真とコラムで紹介しています。
2008.4
●バックナンバー
2008.62008.52008.42008.3
2008.22008.12007.122007.11
2007.102007.92007.82007.7

2008.4月30日(水)
見過ごしてはならない現実
テレビでは朝からガソリンの駆け込み需要と小売り店の混雑ぶりを放送しています。国会が引き起こした消費者とガソリンスタンドへのご迷惑に対してはお詫びをしなければなりません。一方でこの一ヶ月間財源が不足したことで自治体が予算を凍結し、その影響で建設業界のみならず多くの中小零細企業の皆さんが瀕死の状況にあることも忘れてはなりません。従業員を待機させたまま仕事の見通しのないこれらの企業の中には倒産の危機に直面している会社も多数あります。税金の無駄使いが許されないことは言うまでもありません。しかし、地方を支える企業が無くなってしまえば地域の経済は立ち行かなくなります。マスコミの皆さんにはこうした現状もきちっと取材をして頂きたいと思います。

もう一つの見過ごしてはならない現実が中国の人権問題です。午前11時より真・保守政策研究会主催で「中国の人権状況を考えるシンポジウム」が開催されました。中川昭一会長の開会挨拶の後に元チベット亡命政府外務大臣のテジン・テトン氏と世界ウイグル会議事務局長のドルクン・エイサ氏がチベットとウイグル自治区での中国政府による弾圧の現状を説明されました。各コメンテーターからは「オリンピック開催に向けて人権問題を改善する筈だった中国は逆に弾圧を強めている。」「日本は仲介者の立場で亡命者の受け入れを考えるべきである。」などの意見が表明されました。桜井よしこ氏は胡錦涛主席に対して福田総理はチベット問題が改善しなければオリンピックの開会式に出席できないと表明するべきであると訴えられました。シンポジウムには安倍晋三前総理と麻生太郎会長も参加されました。

12時半からの両院議員総会で伊吹幹事長から衆議院山口2区の補選の御礼と憲法59条2項に基づく再可決に向けて一致結束願いたい旨発言がありました。午後1時開会予定の衆議院本会議は民主党議員の妨害で河野洋平議長が議場に入れない状況となり開会が遅れました。開会の後、参議院での60日経過によるみなし否決の動議が議決され、午後5時前に憲法59条2項の規定により租税特別措置法改正案が与党の3分の2の再可決で可決成立しました。


2008.4月28日(月)
北朝鮮による核拡散
北京オリンピックの聖火リレーは27日の韓国でも混乱した状況になったようです。今日は北朝鮮の平壌でリレーが行われます。北朝鮮では当然何の混乱もなく終了することでしょう。独裁政権の言論の自由のない国では当然のことです。そう考えると正常な民主主義の国だからこそある程度混乱もあり得ると理解するべきなのかもしれません。その北朝鮮がシリアの核活動を支援していたことを米国政府が公式に認めました。実はこの疑惑は私が、党の部会などで再三指摘していた内容ですが、外務省はこれまで外交上の機密として回答を避けていました。日本政府もイスラエルから何らかの情報を共有している筈であり今後も委員会等で真相究明を行っていきたいと考えます。これでワシントンも簡単には北朝鮮のテロ支援国家指定解除を行わないと思いますが、油断は禁物です。

午後からは決算委員会で厚生労働省関連の審査が行われました。自民党からは中村理事と石井委員が質問に立たれました。(写真は質問をする石井委員)午後5時から為公会の臨時例会で麻生会長から衆議院山口2区の補欠選挙の協力への御礼と、4月30日の衆議院での暫定税率再可決に向けて一致協力して当たるよう要請がありました。


2008.4月27日(日)
厳しい結果でも。。
北京オリンピックの聖火リレーは6人の逮捕者を出し騒然とした状況で幕を閉じました。中国にとって皮肉なことはリレーが世界を駆け巡るにつれてチベットの問題がさらに浮き彫りになって行く現実です。中国政府もついにダライラマ側と接触すると発表しましたが、形だけの会談ではもはや収拾がつかない状況ではないでしょうか。

午前中は新潟事務所で後援者と懇談をさせて頂きました。午後からは魚沼市の自民党湯之谷支部の総会に参加して道路財源の暫定税率再可決への理解と次期総選挙での長島代議士、米山支部長への支援をお願いしました。会場内に昭和53年にご主人が受章された自民党新潟県連の表彰状が飾ってありました。よく見ると当時の県連会長を務めていた親父の名前を発見しました。歴史を感じます。(記念に写真に納めました。)

東京に帰ると衆院山口2区補選で民主党候補に当確が出たとの情報が入りました。マスコミの事前の世論調査でかなり厳しい状況であることは分かっていましたが、予想以上の差がついたようです。自民党はこの結果を真摯に受け止めなければなりません。しかし、30日に予定されている再可決は粛々と行うべきだと考えます。厳しい結果を受けても責任政党として前進していかなければなりません。今夜は地元でも村上市長選挙と上越市議会議員選挙の開票があります。こちらの判明は深夜になりそうです。


2008.4月26日(土)
佐渡へ
午前8時のジェットで佐渡へ向かいました。先日当選した市議会議員のみなさまへ遅くなりましたがお祝いのご挨拶に伺いました。
 途中で立ち寄った佐渡版画村美術館は、版画甲子園(高校生の版画の全国大会)の入賞作品が多く展示されています。若く新鮮な感性でとらえた故郷の風景や思いが描かれていて、どの作品も見ごたえがあります。この美術館がある相川地区には、有名な観光地である佐渡金銀山があります。今、佐渡市はこの地域を中心に世界遺産登録へ名乗りを上げています。これは私の願いでもあります。今年の秋にはいよいよ朱鷺の放鳥が予定されています。自然豊な佐渡の魅力を発信して多くの皆さんに訪れて頂けるように今後もお手伝いして参ります。午後からは、自民党両津支部の総会に出席しました。道路特定財源暫定税率継続の要望を頂きました。30日に衆議院で再可決の方針である旨ご説明しました。


2008.4月25日(金)
参議院の存在意義
昨夜は午後6時から赤坂で7人の自民党参院議員(山本一太氏、田村耕太郎氏、西田昌司氏、石井準一氏、佐藤正久氏、丸川珠代氏、牧野たかお氏)で会食をしました。暫定税率の再可決後の政局から丸川氏の婚約の話題まで大いに盛り上がりました。最後まで残ったのは山本氏、西田氏、と私の3人で午後10時近くまで様々な話をさせて頂きました。山本氏は自民党参議院議員で最も選挙に強いと言われるだけに抜群の個性と発進力を持っています。西田氏は保守の硬派の論客です。二人に共通するのは政治家としての信念がはっきりしていることです。大いに見習わなければなりません。

参議院では昨日の財務金融委員会で揮発油税の暫定税率法案の採決に至ることができませんでした。衆議通過から60日、ついに参議院は自らの結論を出すことが出来なかったことは残念でなりません。民主党は堂々と否決することもなく時間切れという結論を導きだしました。良識の府は無責任の府となってしまいました。これでは参議院の存在意義が問われてしまいます。あとは憲法58条に従い衆議院で三分の二での再可決を行って頂くこととなります。

今朝は8時からエネルギー戦略合同部会に出席して、原油価格高騰と投機マネーに関する質問をさせて頂きました。9時20分から国対、45分から議員総会と続きます。採決を行わない民主党に対抗するため委員会での中間報告を求める動議を提出すする方針であることが説明されました。10時からの本会議で日米地位協定特別措置協定(思いやり予算関連法案)の採決が行われ民主党の反対で否決され、衆議院との両院議員協議会が開催されることとなりました。

再開後の本会議で先の動議は残念ながら民主党の反対で否決されました。民主党は説明責任すら果たさないことに何の矛盾も感じないのでしょうか?3時からの3度目の本会議で両院議員協議会で結論が出ず、日米地位協定特別措置協定(思いやり予算関連法案)は衆議院の議決優位の原則で承認されたことが説明されました。4時からはコンテンツ勉強会で今後の取り組みについて議論を行いました。(写真は勉強会にて河野太郎議員と共に)


2008.4月24日(木)
21世紀の奇跡を目指して
午前10時より経済産業委員会が開会されました。甘利大臣よりイタリアで開催された国際エネルギーフォーラムの出張報告がありました。続いて中小企業経営承継円滑化法案の趣旨説明と質疑が行われました。午後から自民党の持ち時間ではじめに松村理事が質問されました。私は40分の持ち時間で事業承継税制の仕組み、民法の特例措置、金融支援の制度、法律の広報・運用などについて質問をさせて頂きました。甘利大臣の答弁からは今回の法案成立と中小企業支援にかける熱い思いが伝わって来ました。「我が国のものづくり産業の強さは大企業を支える多くの中小企業の創造力と付加価値力に支えられている。。。地域力連携拠点で国内にあるあらゆる企業資源をにフル稼働してかつて日本の高度成長が20世紀の奇跡と呼ばれたように、21世紀の奇跡をつくりだしていきたい。」などの力強い答弁を頂きました。

経済産業委員会終了後は国家ビジョン策定委員会の会合に参加しました。午後5時には厚生労働委員会の差し替えで法案と付帯決議の採決に参加しました。夕方は関東弁護士会の会合の後、六一会の会合で盛り上がりました。


2008.4月23日(水)
また腰砕けでは?
残り6日で暫定税率法案が衆議院を通過して60日が経過します。2ヶ月の審議時間で採決に至れないのは参議院として極めて遺憾なことです。しかし現状ではやはり期限切れでの衆議院での三分の二の再可決が濃厚です。自民党内での反対で再可決が出来ないのではとの意見が一部にありますが私は全く心配していません。次の焦点は民主党が問責決議案を参議院に提出するかどうかです。ここ半年間肝心なところで腰砕けになる姿を何度も見てきただけに今回も煮え切らないのではと思いますが?

午前8時より人権問題調査会で外務省、内閣府、法務省よりヒアリングが行われました。いつもながら結論ありきで現行制度では様々な人権問題を擁護することはできないとの説明が提起されました。当然ながら各議員からは反論が相次ぎました。私からは先週、森まさこ議員が提起した法テラス(弁護士による司法支援制度)でも弁護士費用の免除などの仕組みを導入すれば人権救済制度として十分機能するはずであると意見を述べさせて頂きました。しばらくは推進派との根競べ状況が続くかもしれません。

国対、議員総会で鈴木委員長から暫定税率関連法案の29日までの採決に向けて最後まで全力を尽くす旨の説明がありました。10時からの本会議では森林間伐等実施促進特別措置法案の趣旨説明と質疑が行われました。12時の政策審議会では電子投票法案について私を含めて複数の議員から問題点の提起があり議論は次回以降へ繰越となりました。

午後からは災害対策特別委員会が開催されました。自民党からは佐藤正久委員が原子力発電所の耐震安全性や消防団員の減少に対する問題提起などを質問をされました。後半は佐藤信秋委員が能登半島、中越沖地震の現状での問題点を中心に質問されました。(写真は佐藤信秋議員の質問の様子)被災地の復旧・復興はまだこれからです。夕方からは経済産業省に対して明日の質問事項の通告と要点を説明しました。明日は経済産業委員会で事業承継法案について質問を行います。


2008.4月22日(火)
拉致問題の現状認識
午前8時から経済産業部会でインターネット上の有害情報対策の意見集約がありました。規制については自主規制のような抑制的な対応を検討するべきであるとの意見を述べさせて頂きました。10時からは国土交通委員会に応援で出席しました。12時からは経済産業部会・中小企業調査会合同会議で@中小企業白書の内容についてAEPAの進捗状況についての説明を受けました。午後3時半に国土交通委員会で連合審査の議決に参加しました。午後4時からICT国際競争力勉強会で日本の地上波デジタル放送技術とテレビ番組の海外市場へのマーケティングについてNHKとフジテレビからヒアリングが行われました。韓国は国策としてテレビ番組等の海外普及を推進している点に比べて日本は遅れを取っていることが浮き彫りになりました。ジャパンカルチャーの海外への普及は重要なテーマであり今後とも推進の具体策を検討して行きたいと思います。午後5時からは中山恭子拉致問題担当補佐官と拉致問題の最近の情勢などについて意見交換を行いました。私の現状認識との共通点が多くかなり踏み込んだ議論が出来ました。(写真は会館にて中山補佐官との打ち合わせ)夕方からは懇親会に参加したのち会館に戻り次の委員会質問の準備に取り係りました。


2008.4月21日(月)
油断大敵!
昨夜、阿賀野市長選挙の開票があり応援していた田中候補がまさかの落選となりました。最終日に街頭演説したときの嫌な予感が的中してしまいました。組織的に絶対有利と言われていた為に完全に油断した戦いになってしまったようです。選挙の怖さを改めて思い知りました。まさに油断大敵です。

午前中は会館で今週予定されている3本の委員会質問の準備を進めました。質問の構成を考えながら山ほどの資料を読み込みます。午後1時から決算委員会がはじまりました。予定より早く3時半から質問が始まりました。まず冒頭で道路特定財源特例法の審議が財務金融委員会に付託されたことにについて冬柴大臣の感想を伺いました。この間民主党席からはヤジが飛んでいました。だいたい都合が悪いことを聞かれると騒ぐものですから気にしても仕方ありません。本題に入ってはじめに暫定税率失効の影響について総務省と財務省に質問をしました。続いて道路特定財源の支出を大幅に見直すべきとの観点で中期計画の見直しや公益法人の改革などについて国土交通大臣に質問させていただきました。いくつかの質問を冬柴大臣、平井副大臣から答弁頂きました。(詳細は参議院のホームページでご覧いただけます。)なかなか思うようにうまく行きませんが、次の質問に向けてまた修行を続けて参ります。

夕方は都内のホテルで開催された近藤基彦代議士の励ます会で司会を勤めさせていただきました。故郷新潟からも大勢の方が詰め掛けて盛大に開催されました。その後、鳩山会館で開催された太郎会(麻生太郎を応援する有志の会)に参加しました。日本の政治をつくって来た歴史ある会館の中で諸先輩方と楽しいひと時を過ごさせて頂きました。


2008.4月20日(日)
自衛隊高田駐屯地創立58周年
世界が注目する中国はいくつかの大きな問題を抱えています。一つめは言うまでもなくチベット自治区の独立運動の問題、二つめは不透明な軍事費の拡大(20年連続で前年度比二けた増)そして三つ目は過熱する経済の危険性です。人民元の高騰、前年比で8.3%の物価上昇、上海株式市場での株価の下落(株式指数は半年で半分の水準)などのリスクを抱えています。特に経済の問題はオリンピック後にバブル崩壊のような状況に至るリスクがあると考えられます。今後もこの巨大な隣国の動向を注視していきたいと思います。

あさ新潟市を出発して自衛隊高田駐屯地の創立58周年記念式典に出席するため上越市に向かいました。式典のご挨拶では昨年の中越沖地震などで隊員各位から賜った大きな支援への感謝と自衛隊の任務遂行のための環境整備に務めたい旨お話させて頂きました。自衛官と戦車などの重火器車両の行進のあと攻撃演習の実演が行われました。目の前で爆音が響き本番さながらの演習風景を目の辺りにして感激しました。(写真は行進の様子)

午後からは今日スタートした上越市議会議員選挙の候補者の事務所を挨拶回りしました。夕方の新幹線で東京に戻り今週予定される3件の委員会の質問準備に取りかかりました。日曜にも関わらず衆参議員会館はいくつかの部屋で電気が着いています。


2008.4月19日(土)
ダライラマ14世の人間力
今世界で最も発信力のある政治家は間違いなくダライラマ14世だと思います。彼の「思いやり」のメッセージが世界に拡がっています。アメリカでも15万人の聴衆を魅了したのはダライラマ14世の持つ言葉の力とその人間力だと思います。彼は中国の批判は一切行わずオリンピックの開催に賛成をしています。(我々も見習わなければ。。)一方強硬姿勢を強める中国政府は益々世界から批判を浴びていて、もはや中国の内政問題とは言ってはいられない状況です。長野の善光寺も聖火リレーの出発地を辞退しました。オリンピック開催までに友好的な対話が行われることを期待します。

今朝は新潟事務所でスタッフミーティングを行いました。4月末の再議決を視野に今後の国会の状況について意見交換を行いました。お昼には柏崎市で近藤基彦代議士の応援団である翔基会の皆さんと懇親をさせて頂きました。その後、小千谷市で桜井新参議院議員の叙勲のお祝いに出席させて頂きました。夕方には阿賀野市で市長選最終日の街頭演説に参加しました。最後は新潟市中央調理師会の小島名誉会長の米寿のお祝いに駆けつけさせて頂きました。(写真)明日は上越市に向かいます。


2008.4月18日(金)
参議院規則74条
9時20分からの国対委員会と45分の議員総会で民主党が道路整備特例法改正案を所管外の財務金融委員会へ付託したことについて山崎幹事長、鈴木国対委員長、矢野前国対委員長から発言がありました。参議院規則74条で各法案の審議は所管の委員会で行うことが決められています。道路整備特例法の審議は言うまでもなく国土交通委員会で行うことになります。それを議員運営委員会の採決で西岡委員長(民主党)の賛成票で強行に財務金融委員会に付託したことは許されない暴挙です。我々は江田議長に常任委員長懇談会を開いて意見を求めるべきと要求していますが逃げの姿勢です。議長とは裁判官のように中立公正な立場で議会を運営するべき存在です。明確な対応を強く要望します。

本会議では2法案の趣旨説明、質問と2法案の採決が行われました。午後からは災害対策特別委員会、決算委員会が行われました。決算委員会では丸山議員が外務大臣に中国のチベット問題で鋭い質問をされました。(写真は決算委員会の様子)


2008.4月17日(木)
初めての園遊会
午前8時から経済物価調査会で、給付付き税額控除と若年層のおける低所得者の問題についてヒアリングが行われました。9時からは真・保守政策研究会において中国に対してチベット問題でダライ・ラマ氏との対話を行うべきである等の内容の決議を行うことが了承されました。その後、国対に立ち寄り明日以降の日程を確認しました。午前11時からは為公会の例会に出席しました。麻生会長からは先日のパーティーの御礼のご挨拶がありました。道路特定財源の一般財源化の協議に関してその他の課題についても政党間協議を行うことの重要性を強調されました。

13時からは夫婦で園遊会に参加させて頂きました。途中からあいにくの雨模様となりましたが赤坂御苑内は政府、議会関係者、各国大使や著名人など多数が詰めかけました。休憩所で地元、妙高市の佐藤市議会議長ご夫妻とお会いしました。また麻生太郎会長とちか子奥様にもご挨拶の機会を得ました。(写真)14時過ぎに天皇皇后両陛下、皇太子殿下、秋篠宮ご夫妻はじめ皇室のみなさまがお見えになりました。お出迎えを済ませて園内を後にしました。初めての園遊会で夫婦共に感激の一時を過ごさせて頂きました。

17時からは全国旅館生活同業組合連合会青年部との懇談会に参加しました。


2008.4月16日(水)
そこまでやるか民主党!
通常国会会期末まで残り2ヶ月を切りましたが衆参ねじれの影響で法案の審議が大幅に遅れています。政府提出の78法案の内成立はわずかに13本で、50本は衆議院も通過していません。このままでは会期延長が必至の状態です。

午前8時から経済産業部会でネットの有害情報についてのヒアリングに参加しました。8時半から人権問題調査会で厚労省、文部科学省から人権侵害の個別事案についてヒアリングが行われました。会の冒頭で古屋衆議院議員から前回(4月11日)の議事録での鶴保事務局長の締めくくりの発言について撤回を求める旨要求がありました。その後も各議員から同様の指摘があり法案の提出可否についての前提なしに議論することが確認されました。残念ながら時間切れで退席しましたがその後強力な助っ人森まさこ参議院議員が現行制度で対応できる旨の発言をしてくれたとの報告を受けました。感謝!

9時25分から国対、議員総会と続きます。今日の本会議で道路財源特例法の趣旨説明が行われようやく審議入りしました。しかし法案を付託する委員会について民主党がとんでもないことを仕掛けてきました。本来は国土交通大臣が所管する法律であるにも関わらず、民主党はなんと財政金融委員会への付託を議院運営委員会で強行してしまいました。今日の本会議の法案趣旨説明は当然、冬柴国土交通大臣が行いました。しかし実質の審議は額賀財務大臣の財務金融委員会で審議することとなるのです。理由は国土交通委員長が自民党で財務金融委員長は民主党であるためです。自分たちの都合のいいように審議をする為に担当の委員会を勝手に決めるなど正に禁じ手です。多数会派が勝手に審議する委員会を決めるのは明らかに横暴です。

お昼は政策審議会で議員立法の説明が行われました。13時から16時までは少子高齢化共生社会に関する調査会で外国人労働者の社会保障問題等について参考人質疑が行われました。

夕方からは来週の決算委員会の質問の準備をしていると阿賀野市の本田市長が立ち寄ってくださいました。明日の道路整備の大会に参加するために上京されたとのことです。(写真)来週は他に経済産業委員会と拉致問題特別委員会での質問が予定されています。なぜか質問は重なってやって来ます。また、眠れぬ一週間がはじまります。


2008.4月15日(火)
現場の準備不足を反省
午前中に伝統文化活性化協会の事務局と地元での支援活動について意見交換をさせて頂きました。お昼は社会保障制度調査会で後期高齢者医療制度についての勉強会が行われました。各議員から様々な意見が提起されました。いつもながら運用時に現場で生じる問題に対する備えが役所も政治家も不十分なことを反省させられます。

午後3時半からの道州制小委員会の会合では経団連の第二次提言についてのヒアリングが行われました。午後4時からはあきんど議連の総会に参加しました。中心市街地の商店街の現状と活性化策について各団体からヒアリングが行われました。

午後6時から同期の佐藤正久参議院議員の励ます会に参加しました。会場あふれんばかりの盛会で、石破大臣はじめ歴代の防衛大臣が挨拶に立たれました。その後国会白門会(国会勤務の中央大学同窓生の集い)の総会に出席しました。最後は議員有志の懇談会です。6月に結婚が決まった丸川議員も顔を出しました。


2008.4月14日(月)
原子力発電所の視察
中越沖地震後2度目となる柏崎・刈羽原子力発電所の視察に行ってきました。3月末現在の地質調査結果等について説明を受けた後、中越沖地震等に運転中であった4号機の原子炉建屋内部を視察しました。前回の視察時と違う機種の原子炉で内部の仕組みを異なっており参考になりました。今回は中央制御室にも入り地震発生時の対応について話をお聞きしました。視察後は夏場の電力需要への対応方針等について意見交換を行わせて頂きました。820万キロワットの出力を有する柏崎刈羽原発だけに電力供給に与える影響は大きいですが何よりも安全性の確認が重要であることを強調させて頂きました。


2008.4月13日(日)
選挙の春
今日は阿賀野市長選挙の告示日で出陣式に出席させて頂きました。本田市長、稲葉代議士、帆苅県議会副議長と共に第一声の応援演説をさせて頂きました。「本田市制をしっかりと継承できるのは地元を熟知した○×候補者をおいて他にはいません。選挙は油断が禁物です。最後の最後まで皆さんのご支援よろしくお願い申し上げます。」と街頭で訴えさせて頂きました。

午後には白山神社春季例大祭の神輿渡御の発進式に参加しました。(写真)満開の桜のもとふるさともいよいよ神輿の季節を迎えました。その後上越市へ移動して江口市議会議員の総決起大会でご挨拶させて頂きました。今日は佐渡市長選と市議選の投票日でもあります。今後も県内各地で市長、議会議員選挙が施行されます。また山口2区では衆議院議員の補欠選挙が15日に告示されます。今後の政局を左右する重要な選挙を山本繁太郎候補の必勝を期して戦います。あちこちで選挙の春を向かえています。


2008.4月12日(土)
桜を見る会
福田内閣主催の「桜を見る会」が東京新宿御苑で開催されました。広い園内には各界から1万人を超える皆さんがお集まりになり満開の八重桜を観賞しました。わたしも地元からのご来賓や議員のみなさんと歓談させて頂きました。(桜をバックに同期の森まさこ参議院議員と記念写真)福田総理は「いろんなことがありますがそれをきれいにしたい、そして桜ばかりの日本にしたい。。。」と挨拶されました。

午後の新幹線で新潟へ戻りました。夕方からは葉月会(お神輿の会)の30周年記念祝賀会に参加させて頂きました。長年葉月会の皆さんには大変にお世話になっており御礼の言葉を述べさせて頂きました。その後、新潟イチロー会の有志メンバーと懇談しました。また飲みすぎました。


2008.4月11日(金)
天下為公
午前8時から人権問題等調査会で新たな人権救済制度についての議論がありました。いつもながら議論は噛み合わない状況ですが、某議員から的確な発言がありました。「役所(法務省)にはこの制度をつくった結果が社会(現場)に与える影響についてのリアリティーがなさ過ぎる。人権を守る名目で権力の乱用があってはならない。」正にその通りです。残念ながら時間切れで国対に向かいました。

議員総会で世耕議運筆頭理事から先日の日銀副総裁人事をめぐる民主党山岡国対委員長の圧力問題について徹底的に追求する旨の発言がありました。本会議では5委員会6法案の採決がありいずれも可決されました。ようやく通常国会でも法案成立のペースが上がってきましたが未だに国土交通委員会の道路財源関連法案の審議は始まりません。

本会議終了後は17会(同期会)で道路の暫定税率問題についての勉強会がありました。その後、真・保守政策研究会で産経新聞論説委員の古森義久氏から「ワシントンから見た日本、そして中国」のタイトルで解説がありました。米国の日本への安全保障上の期待はどのようなものか質問をさせて頂きました。日本における集団安全保障の確立がポイントである旨説明がありました。

昼は文化伝統調査会の会合に出席しました。日本の文化を海外に発信することは外交戦略上も観光産業推進上も大変有効です。「是非日本の優れたコンテンツ産業を活用して頂きたい。観光については景観を考えた道路標識の整備などをお願いしたい」とコメントさせて頂きました。

夕方からは為公会のパーティーが東京プリンスホテルで盛大に開催されました。開演には五木ひろしさんと堀内孝雄さんがデュエットで「山河」を熱唱してくださいました。(写真)2千人近い皆さんが会場いっぱいに詰め掛けてくださいました。為公会も20名で新たなスタートを切りました。麻生太郎会長をリーダーとして「天下為公」(天下をもって公と為す)を掲げて頑張って参ります。


2008.4月10日(木)
経済制裁延長は当然!
午前8時電源立地及び原子力等調査会で原子力発電所の耐震安全性チェック、世界の原子力発電の動向等について説明がありました。また、外資ファンドTCIが電源開発鰍フ株式買い増しを届け出ている点について調査の結果「我が国の公の秩序の維持を妨げる事態を生ずるおそれがあると認められたため、外為法に基づき外為等審議会で意見を聴く予定である。」との説明がありました。8時半から経済物価調査会で中小企業の現況と生産性向上施策について説明がありました。わたしからは中小企業の海外展開への支援の拡充を要望しました。

9時からは外交部会・経済産業部会・国土交通部会合同会議で:対北朝鮮制裁措置延長について審議されました。「最近の動向を見ていると北朝鮮のペースでことが進んでいるように思える。何も進展がない以上経済制裁の延長は当然であるが圧力と共に交渉をきちっと行わなければいつまでも問題は解決しない。米朝の交渉進展を待つだけではなく拉致問題の共通項がある韓国との連携を考えるなど日本独自の外交戦略を推し進めるべきである。」と発言しました。(写真は部会での発言の様子)どうも最近は柔軟路線の意見が多くなっているようで懸念されます。気を引き締めて頑張らなければなりません!

10時からは経済産業委員会で特許法の一部を改正する法律案が審議・採決されました。自民党からは同期の古川委員が質問に立たれました。

為公会の例会では茨城選挙区の長谷川太紋参議院議員と岐阜3区の武藤容治衆議院議員の2名の新規加入がありました。これで麻生派も20名の所帯となりました。また、麻生会長から重要な政策に関しては政党間協議が重要であるとの発言がありました。明日は派閥のパーティーが開催されます。

夕方からは会館で経済産業委員会の法案に対する質問の準備に取りかかりました。来週からは所属各委員会で質問が続きます。


2008.4月9日(水)
久しぶりの党首討論
9時25分国対委員会、9時45分議員総会、10時本会議が開催されました。日銀の総裁人事は白川氏が賛成多数で同意されましたが、副総裁の渡辺氏は残念ながら賛成115票、反対121票の6票差で否決されました。国民新党は4名が賛成、民主党の3名が造反で賛成、同2名が棄権した模様です。民主党も段々と亀裂が生じてきました。

本会議終了後は決算委員会が開催されました。18年度決算を議題に財務省、国土交通省、厚生労働省、農林省、経産省などの各大臣が答弁をされました。昼には参議院の政策審議会で新しい高齢者医療制度について説明を受けました。厚労省の説明がはっきりせず時間切れで後日再度個人的に質問をすることとしました。

午後3時からは参議院での党首討論が開催されました。小沢代表は体調不良の為か元気がありませんが民主党の応援団は勢いがあります。浮かれているとはいえ油断大敵です。道路特定財源、年金記録問題、中国のチベット問題について論戦が交わされました。論戦はやや低調な感じでしたが福田総理のクリンチ作戦は健在でした。

4時から5時半まで決算委員会の残りの質疑がありました。私は来週以降の当番で道路財源を中心に国交省関連の質問をさせて頂く予定です。午後7時からは県選出国会議員団と泉田県知事との懇親会に出席しました。


2008.4月8日(火)
どうなってるの?民主党
午前8時に経済産業部会でネット上の有害情報対策について関係業界(デジタルアーツ社、ヤフー社など)からヒアリングを行いました。8時半からは農林水産貿易調査会でWTO農業交渉対策の議員外交について谷津調査会長、西川事務局長からご報告がありました。

9時20分からは国対委員会で白川日銀総裁候補、渡辺副総裁候補の議院運営委員会聴取が本日行われるとの説明がありました。日銀副総裁候補の渡辺氏には民主党の一部で異論があるようですが?今度こそ民主党には適切な判断をお願いしたいと思います。

午前10時からは経済産業委員会で今国会提出の特許法案について大臣の趣旨説明が行われました。11時にはWTO農業対策全国代表者集会に出席し、12時からは少子問題調査会で平成20年度少子化社会白書について説明を受けました。午後1時からは当面する農政課題に関してJA新潟中央会と新潟県選出国会議員との懇談会が開催され今年の生産調整の現状に対する意見等が提起されました。

午後2時からの議院運営委員会の日銀総裁副総裁所信聴取において西田委員から民主党幹部が渡辺副総裁候補に議運の所信聴取以前に圧力をかけた疑いが噂されている問題について質問がありました。渡辺氏は回答を拒否されましたが疑惑が本当であったとすれば議会軽視の大問題です。(読売新聞夕刊に関連記事)

午後4時からは拉致問題対策特命委員会に出席しました。私からは国民世論喚起のため拉致事件を小中高の教育教材として取り上げた頂きたい旨要望をさせて頂きました。

追伸
結局、民主党は役員会で渡辺副総裁の不同意を決定したとのことです。民主党内では鳩山幹事長などが多数が同意に賛成していたとのことですがいったいどうなっているのでしょうか?民主党は小沢代表の独断をただ追認するだけの政党なのでしょうか?


2008.4月7日(月)
版画が結ぶフランスとの交流
午前8時半から国会対策委員会で日銀人事案と本日の予算委員会集中審議について説明がありました。9時からの予算委員会では年金記録の照合問題、高齢者医療制度などを中心に議論が行われました。5千万件の未払い問題については未だに2千25万件が名寄せが出来ていない状態であり、引き続き調査を進めて解決に務めていく旨、舛添厚労大臣から答弁がありました。また、大臣は社会保障番号制度の導入についても前向きな答弁をされました。午後の部では自民党の衛藤委員から国の社会保障負担の増加状況について質問がありました。舛添大臣は国の財政支出削減方針のもと政府は社会保障費の増加分に対して毎年2千2百億円の削減を行って来ている点について説明し、歳出削減についてはそろそろ限界に来ているとの認識を示されました。

午後4時半に佐渡市の大竹副市長他とフォール駐日フランス大使にお会いしました。佐渡市で毎年開会される版画甲子園(高校生の版画コンテスト)の優勝作品をフランス大使館に寄贈するのが目的です。フランスの前大使が佐渡を訪れた際に版画の展示会をご覧になり気に入って頂いたのがご縁です。フォール大使からは歓迎のお言葉を頂きました。これを機会に佐渡市とフランスの友好関係が推進出来るように大使にお願いさせて頂きました。


2008.4月6日(日)
地球温暖化とガソリン税
今年は全国的に桜の開花が例年より早いようです。これも地球温暖化の兆しなのでしょうか?新潟でも昨日さくらの開花が発表されました。今週から来週に掛けてが見ごろです。

地球環境とガソリン税には重要な関係があります。暫定税率の失効後にはじめて新潟県内に入ったので先ずはガソリンの値段について調査してみました。事務所の近辺のスタンドはレギュラーで125円から129円の価格になっています。県内の安値は119円だそうですから最低でも10円以上の価格差があるようです。

前にもこの欄でご紹介しましたがわが国のガソリン税率は決して高い水準ではありません。OECD29カ国中で下から6番目の低水準です。英国は1リッターが248円で内157円が税負担です。(今年2月現在)各国ともガソリンの使用を抑制する為に高い水準の税率を課していることが分かります。環境先進国として環境サミットを主催する日本の政治がいまガソリン税を下げることが許されるのでしょうか?世界から地球温暖化対策という共通の責任に対し、無責任と批判されても仕方がありません。むしろガソリンを消費しないエコ自動車の普及に税制優遇を行ったりすることで地球環境と国民の負担を軽減することが政治の方向ではないでしょうか?

夕方からは先日お亡くなりになった前県議会議員の布施康正先生の通夜式に出席する為に上越市に向いました。布施先生には親子二代にわたり大変お世話になりました。ご冥福を心よりお祈りいたします。


2008.4月5日(土)
そもそも道路特定財源とは?
自民党内の一般財源化賛成派が思ったより多いような気がしてきました。「実はわたしも一般財源化は賛成です。。。」こんな話しを意外と多くの先輩から耳にするようになって来ました。みんな思っていたけど言えなかった?ということなのでしょうか?

改めて道路特定財源について考えてみるとその優れた点に気づきます。わが国の予算は、国民が納めた税金と国債という国の借金によって賄われています。税金には様々な種類がありまが、税金を払っている人と税金を使う人が一致しない税がほとんどです。その一つの例が、「たばこ税」です。たばこ税は言うまでもなくたばこを買った人が納めているわけですが、この税収は、一般財源として、たばこを吸わない人の為にも使われています。一方、道路特定財源は自動車のユーザーから税を頂戴して道路を作っているため受益者負担の原則に合致しています。更に国債のような借金で歳出しているのではなく、将来への付け回しにはなりません。わが国の道路整備にこの財源が有効であったことは事実です。

今後制度を改めて一般財源化するには党内のみならず国民にも納得できる説明が必要です。その意味で税制の抜本的な見直しと合わせて国民に説明をすることは妥当だと考えます。例えば道路建設と共に環境保護の為にガソリン税の一部を使うことで暫定税率を維持することに理解を求めてはどうでしょうか?もちろん、道路建設にかかる無駄使いは徹底的に是正していく事は言うまでもありません。

今日は地元のボランティア団体主催のチャリティーコンサートに参加させて頂きました。夕方からは新潟県歯科医師連盟新潟支部の総会に出席させて頂きました。(写真)


2008.4月4日(金)
やっと審議がはじまる!
8時に国土交通部会・行政改革推進本部委合同委員会で道路関係公益法人の見直しについて改革に関するプロジェクトチームから説明が行われました。8時半から人権問題調査会へ参加しました。前回に引き続き有識者の説明が行われました。今日は国対がある為途中で退席せざるを得ませんでした。

9時20分より国対委員会が開催されました。いい機会なので国対として3分の2の再議決をどう考えているのかについて質問させて頂きました。脇筆頭からこれまでのブリッジ法案などをめぐる衆議院とのやり取りと再議決の考え方について説明がありました。8時45分からの議員総会で本日の本会議についての説明がありました。(写真は議員総会にて)10時からの本会議で3月はじめより一ヶ月にわたり審議が行われなかった税制関連法案の趣旨説明が関係大臣より行われました。自民党からは椎名国対副委員長が質問に立たれ民主党の今までの審議拒否の対応を批判されました。江田議長への野次がかなり多く聞かれました。

自民党のこの間の対応を見ていると民主党との話し合い決着を前提にブリッジ法案を議長斡旋で取り下げたりと譲歩を続けてきました。しかしその結果(一時的にせよ)ガソリン税の一部が失効するなどの結果を引き起こしてしまいました。相手(民主党)は党利党略でひたすら政局ねらいです。そろそろ本気で戦闘モードに入らないと土俵際に押し切られてしまいます。

夕方になって日銀総裁人事で白川副総裁の昇格と渡辺前財務官の副総裁就任人事案が出てきました。こちらも厭戦ムードですが致し方ないところです。


2008.4月3日(木)
国家公務員制度改革基本法案
午前8時政調全体会議:成長力強化への早期実施策についての原案が承認されました。続いて行政改革推進本部・公務員制度改革委員会で国家公務員制度改革基本法案についての最終議論に参加しました。法案では各省庁が(ロビー活動等で)国会議員へ接触することを制限する内容や、内閣人事庁(新設)が各府省の幹部職員の人事候補者の適格性を審査するなどが盛り込まれています。議員の意志決定が役所の省益に振り回されず国民本位で行われるようにする為の画期的な内容です。賛否両論の激しいやりとりがありましたが最後に林芳正公務員制度改革委員長が承認を取り付けて党の政審、総務会へ送付されました。

今日は地元の長岡市から子供たちが国会見学に来てくれました。参議院の小幡幹雄事務総長のご配慮で参議院内を見学させて頂きました。(写真は小幡事務総長との記念写真です。)

昼は為公会の例会に参加しました。麻生会長からは暫定税率についての民主党は地方の実状を無視しているとの指摘がありました。グループとしても福田総理の改革に向けた決断を支えていくことが確認されました。

午後2時半からは道州制推進本部・組織・権限に関する委員会で道州議会の在り方などについて議論が行われました。午後3時半からは外交調査会・朝鮮半島問題小委員会「朝鮮半島情勢について」で防衛研究所総括研究官の武貞氏と日本国際交流センターシニアフェローの田中氏から説明を伺いました。今後米朝協議が動くときに日朝が進展する可能性が高いとの解説がありました。

夕方は党青年局と全国商工会青年部連合会との懇親会に参加しました。


2008.4月2日(水)
責任ある発言を
午前8時外交部会・外交調査会にて国際機関等への拠出金についての説明を聴取しました。平成18年度の国際機関への日本の拠出額は4,273億円で米国に次ぐ水準です。その使い道が適切なものであるのかについてきちっとした検証が不可欠であるとの指摘(当然です)がありました。続いて最近のチベット情勢について外務省から説明がありました。海外の報道機関には依然として取材規制があり真実が見えてきません。各議員からは中国がチベットの人権問題に真摯に対応するようにきちっとしたメッセージを我が国が出すべきであるとの意見が相次ぎました。

当初はその後本会議が設定されていましたがキャンセルになりました。民主党との間で予算委員会と本会議の開催で折り合いがつかなかったようです。暫定税率が既に失効しているのに歳入法案の審議は未だにはじまりません。民主党の小沢代表は記者会見で「なにが混乱しているのか、わかりません。。。」と発言されています。ガソリン税の値下げをこのまま続けることが本当にできると考えているのでしょうか?先日の自民党総務会で加藤紘一衆院議員が以下のように発言されたそうです。「。。。国民に対して『暫定税率の必要性』を説明していかねばならない。それに際して、地方財政や地域経済への影響と並んで言わねばならないのが『地球環境への配慮』である。欧州諸国が日本よりずっと高いガソリン税をかけている状況の中で、米国に次いでガソリンの安い日本が更にガソリン税を引き下げる。これは滑稽な話だ。そんなことをする党のリーダーは世界に出ていく資格がない!」参議院第一党の小沢代表にはリーダーとして責任ある発言をお願いしたいものです。

午前11時より道州制推進本部:道州制と国の役割分担についてに出席しました。中間報告として1.自民党、2.道州制ビジョン懇談会(政府)、3.日本経団連がそれぞれ取りまとめた内容を比較して今後の議論を展開していくことになりました。(写真は委員会の様子です。)午後からは同じく道州制推進本部の総会があり各委員会での中間報告と今後のスケジュールについて質疑が行われました。杉浦正健本部長代行は「道州制導入を次の総選挙の我が党のマニュフェストに掲げる意気込みで議論を進めたい」との発言がありました。三位一体の改革のような掛け声倒れにならないよう、財源、立法も含めた真の自立した道州制が実現できるかどうかは政治の決断に係っています。東京一極集中を是正する為にも自立した地方の経済圏を創出することもひとつの大きな目的です。今後も出来るだけ議論に参加して参ります。


2008.4月1日(火)
福田総理の思い
ガソリン税の暫定税率が失効しました。全国のガソリンスタンドで値下げを始めるところが出ています。しかしまだ高い税率で仕入れた在庫を抱えるお店もあり混乱が生じています。

福田総理は昨日の会見で暫定税率について「日本の現状、将来を考えて(暫定税率を)譲るべきではないと考えた。。。子や孫の世代の将来のためにも暫定税率の維持をお願いしたい。」と述べられました。再可決に向けた明言はありませんでしたが立法府に対して三分の二の再議決を要請した趣旨と理解できます。我々は参議院の審議を粛々と進めていかなければなりません。一ヶ月間、民主党に棚上げにされていた歳入関連法案の参議院本会議趣旨説明が明日ようやく行われます。もう既に本来の期限を過ぎているわけですからこんどこそ審議促進と採決に向けて民主党の協力をお願いしたいものです。

午前8時の政調全体会議で暫定税率失効にかかる当面の対応をについて協議が行われました。経済産業省からは安定供給に向けての石油業界への要請、販売業者に対する経営安定対策(資金繰り悪化に対する信用保証基金による特別保証枠の拡充と特別利子補給制度の創設)などについて説明がありました。各議員からは「再可決して財源を早期に確保することを示すべきである。」「国際的な環境問題の視点からもガソリン減税は逆行する流れであることを強調するべきだ」などの声が上がりました。

国防部会・安全保障調査会では防衛研究所が発行した「東アジア戦略概観」の内容について説明がありました。中国の防衛費拡大の懸念などについて質問が提起されました。

お昼は北陸・信越ブロック両院議員会議が開催されました。新幹線の課題、道路財源の暫定税率の再可決についてなどが話し合われました。衆議院では再可決に慎重な雰囲気が出ているようです。

午後2時から「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出する為に行動する議員連盟」の会合に参加しました。(4月13日の制裁見直しに際して)1.現行制裁を延長すること。2.北朝鮮チャーター外国船の入港禁止、対北輸出・送金の全面禁止、日本人・在日朝鮮人の北朝鮮との渡航全面禁止などの追加制裁を断行することの2点について決議が了承されました。「北朝鮮はブッシュ政権と新政権の行方を見極めて交渉を遅らせているのか?」について質問をしました。斎木アジア大洋州局長は「北朝鮮は新政権を待つほど時間的余裕はないのではないか?」とコメントされました。(写真は中山補佐官、飯塚家族会代表、佐藤全国協議会会長)

午後4時半外国人材交流推進議員連盟で諸外国における移民政策について国際移住機関(IMO)と外務省から説明を受けました。「産業政策上の外国人労働者の需給についての議論が必要ではないか」とコメントさせて頂きました。



下