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2008.4月1日(火)
福田総理の思い
ガソリン税の暫定税率が失効しました。全国のガソリンスタンドで値下げを始めるところが出ています。しかしまだ高い税率で仕入れた在庫を抱えるお店もあり混乱が生じています。
福田総理は昨日の会見で暫定税率について「日本の現状、将来を考えて(暫定税率を)譲るべきではないと考えた。。。子や孫の世代の将来のためにも暫定税率の維持をお願いしたい。」と述べられました。再可決に向けた明言はありませんでしたが立法府に対して三分の二の再議決を要請した趣旨と理解できます。我々は参議院の審議を粛々と進めていかなければなりません。一ヶ月間、民主党に棚上げにされていた歳入関連法案の参議院本会議趣旨説明が明日ようやく行われます。もう既に本来の期限を過ぎているわけですからこんどこそ審議促進と採決に向けて民主党の協力をお願いしたいものです。
午前8時の政調全体会議で暫定税率失効にかかる当面の対応をについて協議が行われました。経済産業省からは安定供給に向けての石油業界への要請、販売業者に対する経営安定対策(資金繰り悪化に対する信用保証基金による特別保証枠の拡充と特別利子補給制度の創設)などについて説明がありました。各議員からは「再可決して財源を早期に確保することを示すべきである。」「国際的な環境問題の視点からもガソリン減税は逆行する流れであることを強調するべきだ」などの声が上がりました。
国防部会・安全保障調査会では防衛研究所が発行した「東アジア戦略概観」の内容について説明がありました。中国の防衛費拡大の懸念などについて質問が提起されました。
お昼は北陸・信越ブロック両院議員会議が開催されました。新幹線の課題、道路財源の暫定税率の再可決についてなどが話し合われました。衆議院では再可決に慎重な雰囲気が出ているようです。
午後2時から「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出する為に行動する議員連盟」の会合に参加しました。(4月13日の制裁見直しに際して)1.現行制裁を延長すること。2.北朝鮮チャーター外国船の入港禁止、対北輸出・送金の全面禁止、日本人・在日朝鮮人の北朝鮮との渡航全面禁止などの追加制裁を断行することの2点について決議が了承されました。「北朝鮮はブッシュ政権と新政権の行方を見極めて交渉を遅らせているのか?」について質問をしました。斎木アジア大洋州局長は「北朝鮮は新政権を待つほど時間的余裕はないのではないか?」とコメントされました。(写真は中山補佐官、飯塚家族会代表、佐藤全国協議会会長)
午後4時半外国人材交流推進議員連盟で諸外国における移民政策について国際移住機関(IMO)と外務省から説明を受けました。「産業政策上の外国人労働者の需給についての議論が必要ではないか」とコメントさせて頂きました。
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