海軍侍従武官手記
昭和天皇の生活描く
【政治】社会保障配慮で独自色 福田政権初の骨太方針決定2008年6月27日 17時47分 政府は27日、福田康夫政権初となる重要政策運営の基本指針「骨太の方針2008」を経済財政諮問会議で取りまとめ、臨時閣議で決定した。 地方などで深刻化する医師不足対策として大学医学部の定員を早急に過去最大程度に増員すると明記するなど社会保障に配慮。環境税の導入検討、道路特定財源の一般財源化でも独自色を出した。昨年、一昨年に続いて歳出削減路線を堅持したが、増大する社会保障費の財源問題は先送りされた。 骨太の方針の主題は安倍晋三政権の昨年と同じく「経済財政改革の基本方針」。副題は昨年の「『美しい国』へのシナリオ」から「開かれた国、全員参加の成長、環境との共生」に変更した。小泉純一郎政権の「構造改革」の文字が2年連続で姿を消し、構造改革路線と一線を画した。 政府は現在7800人の医学部の定員を、過去最大だった約8300人の水準並みか、それ以上に引き上げる方針だ。具体的な規模や時期は、政府の社会保障国民会議が今後まとめる医療費の将来予測などを踏まえ、検討する。 (共同)
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