6割が福井、徳島分からず 小6、都道府県の位置調査国立教育政策研究所は27日、小学6年と中学3年の計約1万6000人を対象に昨年1、2月にテスト形式で実施した社会の「特定課題調査」の結果を公表。列島の白地図から全47都道府県の位置を選ぶ小6の問題では平均正答率は54・7%。福井や徳島、宮崎、島根の位置を間違えた児童が6割に上った。 都道府県別では99・8%の北海道が最も高い正答率。沖縄が97・2%、青森も93・5%と90%を超えた。福井、島根、徳島、宮崎は39-40%と正答率が低かった。全問正解した小6は12・7%だった。 また、年表に示した業績に当てはまる42の歴史上の人物を選ぶ問題(小6)では、邪馬台国の女王卑弥呼が正答率99%で最も高く、キリスト教を伝えたザビエル97・7%、医学博士野口英世の91・7%などが続いた。 一方で明治の元勲大久保利通の正答率は23・5%。同様に明治政府の中心人物木戸孝允も25・4%と低かった。 中3でも42人のうち7人を出題。正答率トップは聖徳太子の92・4%で、最も低かったのは歌川広重の60・6%だった。
【共同通信】
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