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【オトコ魂】結婚しないオトコシリーズ・・その6 ”結婚出来ない原因は?”
前回の結婚しないオトコシリーズでは『人はなぜ結婚しなければならないのか?』を探ってみた。おぼろげながらいくつかの理由と結論を導いてみたが、ではいまどきの結婚したい30〜50代の男女はなぜなかなか結婚できないのだろう?
これもこれまで理由を多々探ってきたが、以前取材した全国童貞連合の会長、渡部氏が「モテないオトコのナンパ塾」の反面講師としてセミナーを行うと聞いて、もしかしたら彼の話からその理由がもっと深く探れるかもしれないとそのセミナーに参加してみた。
講師といっても中年童貞である渡部氏が人前で自分が結婚できない理由を分析、講義するほど「自分がモテない理由」を把握しているとも思えず、いったいどんな講義になるのだろうと興味深く見ていると、ナンパ塾の塾長藤田氏との対談形式で彼の「彼女ができない理由」「未だに童貞を捨てられない原因」を聞く人に「反面教師」として感じ取ってもらおうという試みだ。だいたいそんなセミナーに参加者が集まるのか?と思うがやはり参加者は数人いる。
動機はもちろん単なる興味ではない。参加者に動機を聞いてみると、皆、対談を聞き自分と照らし合わせて「自分がモテない理由」を探ってみたいと言う。世の中には「モテない」ことをほんとうに真剣に悩んでいる人がやはり多くいることに気づかされる。
一見とてもまじめな人ばかりだ。むしろ真面目であればあるほどそこのツボにはまり込んでしまっている感がある。ある種の人には簡単に飛び越せる跳び箱が、ある種の人には壁となって立ちふさがる。どう超えようかと真剣に跳び箱の前で考えあぐねている感じだ。
考えたって飛べないよ、と言っても方法がわからないのだ。そういう意味では、今回のセミナーで渡部氏と自分を照らし合わせてその要因を自分で探ってもらおうとする試みはある程度効果的かもしれない。
まず、渡部氏と藤田氏の対談は渡部氏の童貞である理由をさぐるところから始まった。
藤田氏「どうして自分がなかなか童貞を捨てられないのだと思いますか?」
渡部氏「えーと、どうしてでしょうね?・・わかりません。たぶんボクの良さを理解してくれる女性となかなか巡り合えないことが原因だと思います」
藤田氏「では、渡部さんの良さとは何ですか?」
渡部氏「正直だし、誠実だし、ありのままのボクのことをわかってくれる女性がいたら浮気なんかしません。一生大切にします」
藤田氏「ありのままの渡部さんを愛してくれる女性を探しているんですね?そういう人となかなか巡り合えないことが童貞を捨てられない理由だと思うのですね?」
渡部氏「はいそうです」
藤田氏「ありのままの渡部さんを愛してくれる人にこれから会えますか?」
渡部氏「はい、必ずそういう人はいると思います」
このようにして始まった両者の対談は休憩を挟んで約3時間近くにわたった。
その間、抱腹絶倒のかみ合わない会話もあり、また聞いていて辛く泣きたくなるような会話もあった。対談からよくわかったのは渡部氏はやさしくていい人だし、藤田氏も自分の理念と使命に確信を持っている。
その中でやはり強く感じたのは渡部氏が「ありのままの自分を愛してくれる人」の出現をずっと待っていることだ。「白馬の王子様が迎えにくるのを待つ」女性と同じだ。
藤田氏は「ありのままの渡部さんを『あなたはありのままでいいのよ』と愛してくれるのは渡部さん、あなたのお母さんだけですよ」と諭すが、渡部氏は納得できない。必ず「ありのままの自分」を理解して愛してくれる人がいると本心から信じているようだ。
「ありのままの自分を愛してくれる人」それは誰もが求めている理想の結婚相手だろう。それを求め続ける不毛さを藤田氏は一生懸命渡部氏に理解してもらおうとするが、渡部氏にはその価値観は受けつけない。あくまでもそういう女性がいる、という持論だ。
ここに、ふたりの違いがはっきりとした。ヅラをかぶって、女性にモテそうな服を着て女性の懐に入り、そこから理想の女性との結婚であったり合体であったりを目指そうとするナンパ塾のセオリーを渡部氏は受け入れがたい。そんなことをしてまで、という気持ちがあるのだろう。
男性の中にもそういう人は多いだろう。しかし、藤田氏の理念は「ありのままの自分」は、とりあえず理想の女性と会話するキッカケをつかまなくてはとうてい理解されない。とっかかりは何であれ、理想とする女性と会話を出来るところからスタートし少しずつ自分を理解してもらうしか方法はないと説く。
それが彼の「モテない男のナンパ塾」を経営していく理念だ。これまでいくつか藤田氏のセミナーを見てきて、モテないオトコたちを相手に商売だけでこの塾をやっていくことは不可能だ。なぜなら恐ろしくエネルギーがいる仕事だからだ。今回も藤田氏は何とか渡部氏に彼女を作って欲しいと「まずは自分の考えを変える」ことを根気よく説く。
最後の最後に対談が終わってから、ようやく渡部氏の口から「そうなんですかねぇ、やはりボクの考えが間違っているんですかねぇ」と呟きが漏れた。
これは結婚できないオトコだけに限ったことではなく、結婚できないオンナ、また結婚生活がうまくいっていない男女にも言えることかもしれない。藤田氏の言うように私たちは皆「ありのままの自分を愛して欲しい」と思っている。
母親はありのままの息子や娘に非難がましいことを言わずにそのまま愛してくれる。幼児期と同じよう誰かに「あなたはそのままでいいのよ」と言って欲しいと願うのは大人になっても変らない気持ちだ。結婚生活がうまく言っていない人も配偶者にそれを求め続けるがゆえに起きる摩擦かもしれない。
ありのままの自分を愛してくれる人が現れないならむしろ一生童貞でもいいと思うか、それともこれからは考えを変えて女性と知り合うキッカケを学ぶことから始め、童貞を捨てるか、それはやはり渡部氏自身の選択だ。(長谷川 薫)
これもこれまで理由を多々探ってきたが、以前取材した全国童貞連合の会長、渡部氏が「モテないオトコのナンパ塾」の反面講師としてセミナーを行うと聞いて、もしかしたら彼の話からその理由がもっと深く探れるかもしれないとそのセミナーに参加してみた。
講師といっても中年童貞である渡部氏が人前で自分が結婚できない理由を分析、講義するほど「自分がモテない理由」を把握しているとも思えず、いったいどんな講義になるのだろうと興味深く見ていると、ナンパ塾の塾長藤田氏との対談形式で彼の「彼女ができない理由」「未だに童貞を捨てられない原因」を聞く人に「反面教師」として感じ取ってもらおうという試みだ。だいたいそんなセミナーに参加者が集まるのか?と思うがやはり参加者は数人いる。
動機はもちろん単なる興味ではない。参加者に動機を聞いてみると、皆、対談を聞き自分と照らし合わせて「自分がモテない理由」を探ってみたいと言う。世の中には「モテない」ことをほんとうに真剣に悩んでいる人がやはり多くいることに気づかされる。
一見とてもまじめな人ばかりだ。むしろ真面目であればあるほどそこのツボにはまり込んでしまっている感がある。ある種の人には簡単に飛び越せる跳び箱が、ある種の人には壁となって立ちふさがる。どう超えようかと真剣に跳び箱の前で考えあぐねている感じだ。
考えたって飛べないよ、と言っても方法がわからないのだ。そういう意味では、今回のセミナーで渡部氏と自分を照らし合わせてその要因を自分で探ってもらおうとする試みはある程度効果的かもしれない。
まず、渡部氏と藤田氏の対談は渡部氏の童貞である理由をさぐるところから始まった。
藤田氏「どうして自分がなかなか童貞を捨てられないのだと思いますか?」
渡部氏「えーと、どうしてでしょうね?・・わかりません。たぶんボクの良さを理解してくれる女性となかなか巡り合えないことが原因だと思います」
藤田氏「では、渡部さんの良さとは何ですか?」
渡部氏「正直だし、誠実だし、ありのままのボクのことをわかってくれる女性がいたら浮気なんかしません。一生大切にします」
藤田氏「ありのままの渡部さんを愛してくれる女性を探しているんですね?そういう人となかなか巡り合えないことが童貞を捨てられない理由だと思うのですね?」
渡部氏「はいそうです」
藤田氏「ありのままの渡部さんを愛してくれる人にこれから会えますか?」
渡部氏「はい、必ずそういう人はいると思います」
このようにして始まった両者の対談は休憩を挟んで約3時間近くにわたった。
その間、抱腹絶倒のかみ合わない会話もあり、また聞いていて辛く泣きたくなるような会話もあった。対談からよくわかったのは渡部氏はやさしくていい人だし、藤田氏も自分の理念と使命に確信を持っている。
その中でやはり強く感じたのは渡部氏が「ありのままの自分を愛してくれる人」の出現をずっと待っていることだ。「白馬の王子様が迎えにくるのを待つ」女性と同じだ。
藤田氏は「ありのままの渡部さんを『あなたはありのままでいいのよ』と愛してくれるのは渡部さん、あなたのお母さんだけですよ」と諭すが、渡部氏は納得できない。必ず「ありのままの自分」を理解して愛してくれる人がいると本心から信じているようだ。
「ありのままの自分を愛してくれる人」それは誰もが求めている理想の結婚相手だろう。それを求め続ける不毛さを藤田氏は一生懸命渡部氏に理解してもらおうとするが、渡部氏にはその価値観は受けつけない。あくまでもそういう女性がいる、という持論だ。
ここに、ふたりの違いがはっきりとした。ヅラをかぶって、女性にモテそうな服を着て女性の懐に入り、そこから理想の女性との結婚であったり合体であったりを目指そうとするナンパ塾のセオリーを渡部氏は受け入れがたい。そんなことをしてまで、という気持ちがあるのだろう。
男性の中にもそういう人は多いだろう。しかし、藤田氏の理念は「ありのままの自分」は、とりあえず理想の女性と会話するキッカケをつかまなくてはとうてい理解されない。とっかかりは何であれ、理想とする女性と会話を出来るところからスタートし少しずつ自分を理解してもらうしか方法はないと説く。
それが彼の「モテない男のナンパ塾」を経営していく理念だ。これまでいくつか藤田氏のセミナーを見てきて、モテないオトコたちを相手に商売だけでこの塾をやっていくことは不可能だ。なぜなら恐ろしくエネルギーがいる仕事だからだ。今回も藤田氏は何とか渡部氏に彼女を作って欲しいと「まずは自分の考えを変える」ことを根気よく説く。
最後の最後に対談が終わってから、ようやく渡部氏の口から「そうなんですかねぇ、やはりボクの考えが間違っているんですかねぇ」と呟きが漏れた。
これは結婚できないオトコだけに限ったことではなく、結婚できないオンナ、また結婚生活がうまくいっていない男女にも言えることかもしれない。藤田氏の言うように私たちは皆「ありのままの自分を愛して欲しい」と思っている。
母親はありのままの息子や娘に非難がましいことを言わずにそのまま愛してくれる。幼児期と同じよう誰かに「あなたはそのままでいいのよ」と言って欲しいと願うのは大人になっても変らない気持ちだ。結婚生活がうまく言っていない人も配偶者にそれを求め続けるがゆえに起きる摩擦かもしれない。
ありのままの自分を愛してくれる人が現れないならむしろ一生童貞でもいいと思うか、それともこれからは考えを変えて女性と知り合うキッカケを学ぶことから始め、童貞を捨てるか、それはやはり渡部氏自身の選択だ。(長谷川 薫)
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