2008-01-26 第三回日本SF評論賞授賞式 日下三蔵さんを励ます会

(ブログの距離感がまだ分からないため、プライベートすぎるだろ! ってのがあったら一報ください。消します)
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日本SF評論賞の授賞式。青山ホテルフロラシオンにて。早めに行って塩澤編集長にご挨拶。正賞受賞者宮野由梨香さんやSF評論家の日下三蔵さんにご挨拶。去年の受賞者の海老原豊さんや磯部剛喜さんにも紹介していただく。何か面白いことを一緒にやりたいと思う。
会が始まると錚々たるSF作家や評論家や漫画家さんたちがたくさん。恐れ多すぎて声を掛けられないが、勇気を出して話す。(話しかけられなかった方々も非常に多く、残念!)おいおい、中学生ぐらいのときから読んでたスゲー人たちの神の国に舞い込んでしまったよ! とくらくらする。賞状を頂き、挨拶をし、割と受けたので安心。かつての豊島区民会館でのど滑り地獄再びの悪夢は回避された。めでたしめでたし。
挨拶後、筒井先生や日下さんや眉村さんなどの挨拶を聞く。選んでいただいたひかわ玲子さんや、かつて読んでいた久美沙織さんにも挨拶をし、一番講評を恐れていた巽先生にも挨拶。小谷さんとも少し話す。そして、憧れの筒井康隆先生ともお話しすることが出来て、涙が出そうになる。一時期、筒井さんの真似して小説を書いていたことなどを話すと笑っていただけた。僕の文化的遺伝子のかなりの部分は筒井さんからのものです。
他、小松左京マガジンさんなどの同人誌の方々に声を掛けていただき大変光栄でした。僕なんかでも出来ることがあれば何か書かせていただきますので宜しくお願いします。他、編集の方々にも紹介を頂く。身に余る光栄でした。(舞い上がりすぎてKYになっていたらごめんなさいです。次回からもう少し落ち着きます)
二次会で、thornさんと議論に。青木淳悟さんをめぐって。俺は、超つまらないと言い、thornさんは面白いと言う。そこまでいうなら、と、論を書いてもらうことを約束。そしてその場にいらっしゃった東浩紀さんに、thornさんが言っていた議論を吹っかけ、二人が論争しているのを見る。確かに東さんは強かった。しかしどっちの言い分も理解できる。(僕は東さんの勝ちかと思いましたが、確かにネオリベ批判的なthornさんが、売り上げの「現実」に対して笙野さん的パルチザンと言うのは解る。しかし、thornさんも文学を幻想化しすぎて自分ひとりだけの信仰になりすぎている感もある)これはこれから是非とも闘っていただきたい。(けしかけてごめんなさいw)
東さんと、合流した池田雄一先生と話しながら、WEBの文学について色々話させていただく。東さんの著作には最近ものすごく刺激を受けていたので、これも非常に貴重な機会だった。
東さんは、ずっとDSやっている子供に「なんで学校いくの」「ゲーム脳になるぞ」と話しかけ続け、子供が切れて「うるせー!」と言ってDSで殴っていた(笑) なんか楽しかった。
このような身に余る光栄な神の国(笑)に行く機会を設けてくれた非常に多くの方々に感謝いたします。皆様方の文化的遺伝子を受け継いで、選んでくださった方々に恥ずかしくないように仕事をしていきたいと思っています。微力ながら、世界のために尽くして行きたいと考えています。本当にありがとうございました。
僕お祝い言ってるだけなのにさ。
まあいいや、めでたいから許す。いえーい。