東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件で、容疑者にナイフで刺され一時重体だった男性が日本テレビの取材に応え、事件当時の様子を生々しく語った。 「ここが刺された部分です」「(信号が)黄色から赤になったとたんくらいですかね、ドーンという音と人の悲鳴。前を向いたら、トラックが人をはねていたところ」と語るのは、事件当時、秋葉原の交差点で信号待ちをしていたタクシー運転手・湯浅洋さん(54)。人がはねられたのを見た直後、湯浅さんは車を降り、そばに倒れた人を救助に行った。このとき、加藤智大容疑者(25)に後ろからナイフで刺された。
刺されたときのことを、湯浅さんは「すごく熱いものと痛みを感じて、血がボコボコ噴き出して、あ〜俺刺されたんだと。そのまま倒れて横になって自分で止血していたんです」と話した。
湯浅さんはその後、病院に搬送され意識不明になったが、4日後に意識を取り戻した。当面、実家のある九州の病院で療養するという。