【オトコ魂】ネットで愛は見つかるか？世界最大の男女マッチングサイト

ほんの10年前まで、ネット恋愛は特殊な目で見られていた。ネットで知り合った同士が結婚すると雑誌が取り上げるほど稀なことだった。それが変われば変わるものである。

4年前に日本に上陸した世界最大のマッチングサイト『マッチ・ドットコム ジャパン』の登録者数はなんと84万人。同サイトはいわゆる出会い系とは一線を画し、ネットお見合いサイトあるいはお相手紹介サイトと呼べばいいのか、とにかく結婚をゴールとした独身男女を対象とした会員サイトなのだ。

「日本ではまだネットでの出会いに抵抗感があると思います。しかしアメリカでは約12％のカップルがインターネットをきっかけに結婚、その約1/3がマッチ・ドットコムを利用しています」（同社代表取締役　桑野克己氏）

日本のマッチ・ドットコムでも、同サイトで知り合い、結婚に至ったカップルは数多くいる。

「会員の方からお礼状をもらったり、結婚式に招待されることもありますよ。初めて会って1週間で結婚した方も中にはいらっしゃいますね」

へええええ。21世紀的だな。たしかにモノは考えようで、好いたの惚れたのくっついたの別れたの、学校や職場を軸に狭い範囲でバタバタやっているのがごく普通の恋愛だ。ならばいっそ、何十万人のリストから希望する性格や年齢、年収などで相手を絞り込み、そこから恋愛を始めれば、効率よく幅広く自分に合う相手を見つけ出せるだろう。しかも本人に会う前にメールでのやり取りがクッションになる。メールには意外とその人となりが出るものだ。

とはいえ見栄張りウソつく男女の常、年収2000万円が実は200万円とか実は結婚して子どもがいたとか、そういう吹かしや大ボラはどう扱うのか？

「会員登録の際に任意で保険証やクレジットカードで本人認証をいたします。年収については源泉徴収や確定申告、学歴は卒業証明書、独身かどうかは戸籍謄本か市町村の出す独身証明書をそれぞれスキャンしたものを送っていただき、確認いたします」

相当に厳しい。しかも男女ともに月会費3,980円なので、互いにかなり真剣である（定額制なので、メール1通100円のような出会い系と違い、結果的には相当にコストパフォーマンスがいいことになる。だいたいサクラがいないのだ）。うまく行くプロフィールの書き方やデートの仕方までアドバイスも掲載されている。キーワードはポジティブだそうである。

現在男女比6：4。登録すると「●●さんの条件にぴったりの会員をご紹介します」とマッチングした相手の情報を定期的にメールで連絡してくる。これがいいとこ突いてくるわけだ。条件で絞ってるから当たり前だけど、送られてくるプロフィールの3分の1は自分のタイプという、そんな合コンまずない。いい時代になったものだな。

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マッチ・ドットコム ジャパン