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2008-06-26 10:27:18 stanford2008の投稿

水戸市にある弘道館の歴史と特徴

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以下の内容は"水戸"からの情報です。水戸市にある弘道館は、第九代藩主の徳川斉昭が、天保12年(1841)に創立した藩の学校(高等教育機関)です。江戸小石川の藩邸には分教場がありました。徳川幕府が瓦解し、明治維新になったため、創立から30年間で消滅し、その間、正常な教育が行われたのは、20年間に満ちませんでした。いまは国指定特別史跡として保護されています。水戸藩が弘道館を創立したのは他藩よりはるかに遅かったのです。全国には、すでに、約170の藩校がありました。教授・助教等、教職員は、50-60名でした。入学年齢は15歳でした。入学式は厳正でしたが、卒業式は終始行われませんでした。その理由は、学問には完成の時期が無いため、死ぬまで続けるべきだという終身教育の考え方にあったためです。弘道館が天下の注目を浴びたのは、その規模の大きさ(敷地坪数57000は2位の金沢明倫館の17820坪の約3倍)や制度機構の奇抜さだけでなく、大きな理想と念願にありました。いわゆる"水戸学"です。以上の事実関係は名越時正『水戸藩弘道館とその教育』(茨城県教師会、1972)を参考にしました。偕楽園は徳川斉昭によって設置されました。設置目的は、弘道館の藩士が文武の修行の余暇を楽しみ、休養する場として、弘道館の付属庭園としての施設です(あわせて庶民の憩いの施設)。偕楽園の名称は「衆と楽しみ偕にする」に由来しています。以上の事実関係は鈴木英一『水戸弘道館小史』(文眞堂、2003)を参考にしました。

2008-06-26 09:20:35 stanford2008の投稿

「弘道館・偕楽園公園の歴史・自然探訪セミナー」の内容

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以下は"水戸"からの情報です。"水戸"は、今秋から定期的に、学術セミナー「弘道館・偕楽園公園の歴史・自然探訪セミナー」を開催します。このセミナーは、桜井淳所長がこれまで来客を案内したコースと雑談を学術的に再構成したもので、内容は次のとおりです。


「弘道館・偕楽園公園の歴史・自然探訪セミナー」開催案内


(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 水戸市には、市街地隣接公園としては、ニューヨーク市のセントラルパークに次ぎ、世界第2位の面積を有する偕楽園公園(偕楽園・千波湖・千波公園・桜山公園からなる周囲7キロメートルの複合公園)、それから、江戸時代末期(1841)に開設された学問所の弘道館があります。観梅期・桜期・新緑期・紅葉期に、それらの歴史をたどり、7キロメートルの自然探訪を行います。水戸市在住30年(偕楽園公園は毎日の散歩コース)の桜井淳所長が学術文献(水戸市立博物館編「千波湖の自然」(水戸市立博物館、1987)、名越時正『水戸藩弘道館とその教育』(茨城県教師会、1972)、鈴木英一『水戸弘道館小史』(文眞堂、2003)
)を基にした歴史を語り、自然探訪の案内役を務めます。

10:00-12:00 弘道館(徳川斉昭が江戸末期開設)の歴史と自然探訪(梅・桜・新緑・紅葉期)
12:00-13:00 千波湖(2万年前にできたとされる)の歴史と自然探訪(桜・新緑・紅葉期)
13:00-14:00 偕楽園(徳川斉昭が江戸末期開園)の歴史と自然探訪(梅・新緑期)
14:00-15:00 千波公園の歴史と自然探訪(新緑・梅・桜期)
15:00-16:00 桜山公園の歴史と自然探訪(新緑・紅葉期)
16:00-17:00 自由討論(水戸駅近くのレストランで)

(3)担当者 桜井 淳

(4)配布資料 論文等
(5)応募資格 弘道館と偕楽園公園の歴史と自然に興味を持っている者。
(6)定員 20名
(7)実施日時 未定
(8)申込先 セミナー事務局

(9)参加費 10000円
(10)締め切り 未定

2008-06-24 12:10:39 stanford2008の投稿

桜井淳所長の中性子断面積に対する認識と原研シグマ研究委員会で担当した評価核種

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桜井淳所長は、原研材料試験炉(JMTR)の炉心核計算を8年間担当し、最初の3年間で、中性子輸送計算に利用される中性子断面積の重要性に気付いたそうです。当時、利用していた輸送計算コード(熱群THERMOS, 高速群GGC4)・拡散計算コード(CITATION)・中性子断面積ライブラリー(ENDF)は、すべて、米国から導入したもので、日本で開発したものは、まだ、実用化されていなかったそうです。桜井所長は、中性子断面積の単なる利用者の立場に甘んじず、原研5MeV静電型加速器バンデグラーフVdGを利用して、しきい反応の中性子断面積を測定したそうです。それだけでなく、原研シグマ研究委員会委員(遮蔽積分テストWG兼核融合WG兼ドシメトリー積分テストWG)になり、JENDL-3の遮蔽・核融合関係核種のベンチマーク実験解析をとおして、中性子断面積の信頼性評価に貢献しました。単なるベンチマーク実験解析だけでなく、JENDL特殊ファイルのひとつのJENDL Dosimetry FileにNb93(n,n')Nb93mとHg199(n,n')Hg199m反応を追加することを提案し、それらの中性子断面積の評価と共分散マトリックスの作成も行ったそうです。その特殊ファイルは、公開され、世界で利用されているそうです。前者の反応は、原子炉圧力容器監視試験片の中性子線量評価に利用され、後者は、偶然にも、今日、J-PARC中性子科学研究施設の中性子発生用ターゲット兼冷却材のHgの核計算につながっています。桜井所長に拠れば、大変神経を使う作業ですが、充実した毎日だったそうです。それらの研究はファーストネームで数編の論文にまとめてあります。
2008-06-24 11:04:29 stanford2008の投稿

桜井淳所長は今秋に日本原子力学会主催「モンテカルロ教育専門家会合」を開催予定

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以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、今秋中旬、東京において、日本原子力学会主催「モンテカルロ教育専門家会合」(兼「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会第9回会合)を開催予定です。研究発表は全国の大学・研究機関・企業から募る予定です(発表は、質疑応答含め30分で、1日10件)。募集要項は、近日中に、日本原子力学会のメーリングリストをとおして、会員に知らせます。原子力施設や核燃料サイクル施設の安全審査において、モンテカルロ粒子輸送計算手法が標準的手法に採用され、それを長期的に支えるには、大学等での内容が充実した教育が欠かせません。そのため、桜井所長は、大学等におけるモンテカルロ教育の現状と課題を調査する目的で、「モンテカルロ教育専門家会合」を開催することを企画しました。
2008-06-23 17:15:47 stanford2008の投稿

桜井淳所長の稚内と宗谷の旅の印象

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以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、6月10日12:00頃、稚内空港から雨の降る日本最北端の地を訪ねタクシーで海岸線を走りましたが、あまりにも殺風景な光景に、いくぶん、複雑な心境になったそうです。日本最北端の地から宗谷岬までの海岸線も同様だったそうです。途中、多くの中規模の漁船が係留されていたそうです。稚内は、沿岸漁業で、底引き網でのかに・ほっけ・たら等、宗谷も沿岸漁業で、たこ・ウニ・ホタテ等が獲れます。地元に漁業以外の産業が無いため、若者は、地元に留まらず、人口はいくぶん減少しているそうです。しかし、桜井所長は、稚内市の光景から、活気にあふれており、考えていた以上の繁栄振りのように感じたと言っていました。稚内や宗谷だけでなく、稚内から利尻島や礼文島への観光客が多いためでしょう。桜井所長は大変良い印象を持ったそうです。
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