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06/26-12:44--薬害肝炎 岡山でも4人提訴 国、製薬会社に賠償請求

 ウイルスに汚染された血液製剤「フィブリノゲン」を投与され、C型肝炎に感染した岡山県内の患者4人が26日、国と製薬会社2社を相手取り、総額2億5300万円の損害賠償を求める訴えを岡山地裁に起こした。岡山弁護団として初の提訴。  岡山市内で会見した弁護団によると、被害者は男性2人(うち一人死亡)、女性2人で、40〜70歳代。1974〜88年にかけて、出産時の出血や、心臓疾患の手術の際にフィブリノゲンを投与され、慢性肝炎を発症したとみられる。  死亡した男性は88年、冠動脈硬化症の手術の際、フィブリノゲンを投与され、2000年に肝炎を発症。02年に肝臓がんで死亡した。病院から遺族に連絡があり、投与が分かったという。  同日は東京、大阪、福岡、名古屋、仙台の各都市で患者約120人が一斉に提訴。今後の審理では、今年1月に成立した救済法と基本合意書に基づき、個別の原告ごとに国と和解協議を進め、因果関係を認定する「所見」を裁判所に求める。  岡山弁護団では今年2月に相談を始め、これまで380件の相談が寄せられたが、同弁護団の井上雅雄弁護士らは「カルテや医師の証言などの立証手段がない患者も多く、今後の提訴は十数人になる」との見方を示した。

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