福岡放送局

2008年6月27日 6時44分更新

ツシマヤマネコを事故から守れ

国の天然記念物で、長崎県の対馬にだけ生息しているツシマヤマネコを交通事故から守ろうと、ドライバーに注意を呼びかける看板が取りつけられました。
この看板は、国の天然記念物が車にひかれてしまう交通事故をなくそうと、環境省や長崎県などが設置したものです。

対馬では、これまでに48件のツシマヤマネコの事故が起きていて、このうち41件が死亡事故です。26日、最も生息数が多いといわれる対馬市上県町佐須奈の国道沿いで(かみあがたT・さすな)記念の式典が行われ、対馬野生生物保護センターの佐々木真二郎さんらが出席し、除幕を行いました。看板に示された数字は「交通事故ゼロ記録」が続いている日数です。「夕方と明け方」、それに秋から冬の時期の運転に注意するよう呼びかけています。
観光客などに注意を呼びかけるため対馬空港の到着ロビーにも、27日、この看板が設置されます。