2008年 6月 26日 |
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原油高騰を受け、岡山でも来月一斉休漁
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原油価格高騰の波紋が広がっています。船の燃料代を抑えるため、来月15日、全国の主な漁業団体が一斉に漁を休むことになり、岡山県漁連もそれに合わせて2日間の漁の休止を決めました。船の燃料に使われる重油の価格は2003年には1キロリットルあたり、3万9000円でしたが、その後も上がり続け、今年6月には2.7倍の10万6500円にまで達しました。船で漁に出る人たちは船のスピードを緩めたり、夜は照明の明るさを落とすなどして、燃料の節約に努めてきましたが、「漁に出れば赤字になる」という限界にきていました。このため、全国漁業協同組合連合会などが全国の主な漁業団体は来月15日、漁を一斉に休むことを決めました。これを受け、岡山県漁連では26日、来月14日と15日の2日間、漁を休止することを決めましたが、関係者の胸の内は複雑です。岡山県漁連では今回の漁の休止で、「市場への大きな影響はない」と予想していますが、いつまで続くのか、先の見えない原油価格の高騰に不安は広がっています。
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薬害肝炎患者が救済求め提訴
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薬害肝炎患者への救済法が今年1月に成立したのを受け、岡山県内の患者が国と製薬会社2社に対し、約2億5000万円の損害賠償を求める訴えを26日、岡山地方裁判所に起こしました。訴えを起こしたのは、血液製剤フィブリノゲンでC型肝炎に感染した40歳代から70歳代の患者3人と相続人1人です。訴えによりますと国と製薬会社がフィブリノゲンなどの特定血液製剤にC型肝炎への感染リスクがあると知りながら、対策を行わなかったとして1人あたり5500万円から6600万円、合わせて約2億5000万円の損害賠償を求めています。国は今年1月に責任を認め、対象者には給付金を支払う、救済法が成立していて、今後は法に基づき和解協議が進められます。原告団では来月も数人の提訴を予定しているほか、これまでに400件近い相談が寄せられているということで、なるべく多くの患者を救済したいとしています。
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一転防災ヘリ導入へ、自民党議員総会
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岡山県の厳しい財政状況を受けて見直しの声が上がっていた岡山県の防災ヘリが、一転、導入される方向になりました。26日開かれた自民党の議員総会で天野幹事長は、石井知事から詳しい説明を受けたとして、「今、賛成しなければ購入が難しくなる。仮契約も終えていて、岡山県の心証が悪くなる」と理解を求め、議員も了承しました。しかし、防災ヘリ導入については24日の県議会総務委員会で、継続審査とする事が決まっていて、自民党の議員も賛成していました。わずか2日で党の方針が変わった事になり、27日の本会議での採決に向けて、総務委員会に所属する議員は困惑しています。議員からは、「県当局が、これまで十分説明してこなかったのが、混乱を招いた理由」という声も上がっていました。
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若手議員が「超党派で県政を考える会」
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岡山県が直面する危機的な財政状況について理解を深めようと県議会の若手議員が超党派の勉強会を作りました。26日発足した「超党派で県政を考える会」は、県議会の全ての会派の1期・2期の議員23人で構成されます。岡山県の危機的な財政状況は議会のチェック機能が甘かったのも原因として、定期的に勉強会を開いて財政への理解を深める事にしています。初会合には県財政課の担当者が呼ばれ、「300億円から400億円という巨額の収支不足が短期間で改善できるのか」などの質問が出たと言う事です。会のメンバーは、「若手議員はしがらみが少なく、人数的には議会の一大勢力となる。勉強した事を各会派に持ち帰って役立てたい」としています。
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沈没した貨物船を引き揚げ
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去年10月、丸亀市沖の瀬戸内海で台船と衝突後に沈没した貨物船が、26日、約8ヵ月ぶりに引き揚げられました。引き揚げ作業が行われたのは、丸亀市沖の牛島の西約3キロの瀬戸内海です。午前8時からクレーン船2隻が出て、引き揚げ作業が行われました。水深約30メートルの海底に沈んだ貨物船には燃料の重油が残っている疑いもあることから、慎重に作業が進められ、昼ごろ、海面上に姿を現しました。引き揚げられた貨物船は、去年10月5日の夜、タグボートに曳かれていた台船と衝突し、沈没したものです。引き揚げられた貨物船は、数日中に広島県まで曳航され解体されるということです。
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海水浴場水質調査結果
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海水浴シーズンを前に岡山県内の主な海水浴場で行われた水質調査で、いずれも遊泳には問題ないという結果がまとまりました。水質調査は先月から今月にかけて岡山県が県内の主な海水浴場15カ所で行ったもので、海水に含まれる大腸菌の数や透明度などを調べました。調査の結果、玉野市の渋川海水浴場など7カ所が5段階の判定基準の最高ランク、「適・水質AA」。残りの8カ所が中間ランクの「可・水質B」でいずれも、遊泳には問題ないことが分かりました。去年の調査に比べて、全体的に水質が良くなっているということです。岡山県内では28日の倉敷市の沙美海水浴場をトップに各地で海開きが行われます。
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井原香川大学大学院教授に首相表彰
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男女共同参画の推進に貢献した人に贈られる内閣総理大臣表彰に香川大学大学院教授の井原理代さんが選ばれ、26日、総理大臣官邸で表彰式が行われました。井原さんは香川県の男女共同参画プランの策定に推進委員会の委員長として携わるなど、性別にとらわれず個人の能力が発揮できる社会づくりの推進に大きく貢献しました。また、香川大学では中国、四国地方で初めてのビジネススクールを立ち上げるなど、数々の業績を挙げていることが評価されました。
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湯原温泉で露天風呂の日イベント
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6月26日は語呂合わせで「露天風呂の日」です。真庭市の湯原温泉では湧き出るお湯と観光客に感謝する催しが行われました。26日は午前6時26分から町内11か所の元湯からお湯が集められ、大八車で露天風呂の砂湯に運ばれました。砂湯では清めの儀式が行われほら貝の合図で、集められた湯を砂湯に注ぎ、年間を通じ湧き出るお湯に感謝しました。砂湯では26日、菖蒲湯のサービスも行われ、入浴客らがくつろいでいました。
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津山市で梅の収穫始まる
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岡山県内有数の梅の産地、津山市で、梅の収穫が始まりました。梅の収穫が始まったのは津山市の西部、神代地区にある梅の里公園です。ここでは地元の農家の人たちが20年ほど前に組合をつくり梅の栽培を手がけています。5ヘクタールの梅林にはおよそ3千本の梅が植えられていて、農家の人たちが鴬宿や南高といった品種の梅を1粒1粒もぎとっていました。ことしは雨が少なく日照時間にも恵まれたため、豊作ということで、収穫量は去年の2割増しとなるおよそ2500キロを見込んでいます。梅の収穫は今月いっぱい続き28日と29日には一般の人を対象に1キロ200円程度で梅がもぎ取れる収穫体験が行われます。
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倉敷市の水島港で油膜見つかる
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26日、倉敷市の水島港で油が浮いているのが見つかり、水島海上保安部などが処理作業を進めています。26日午前6時ごろ、倉敷市の「水島港内の海上に油が浮いている」と停泊していた船の乗組員から通報がありました。水島海上保安部によりますと、高梁川の河口から約6キロの範囲で薄い油の膜が浮いているということです。現在、消防艇などによって油を拡散させる作業が行われています。今のところ、流出した油の量や、どこから流出したかなどはわかっておらず、漁業などへの影響はないということです。水島海上保安部と消防で原因を調べています。
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