06年10月に国内放送が始まり、目敏い一部の海外アニメ
ブログや海外アニメフォーラムなどで人気を集める
『コードギアス』の特集です。この作品は
その衝撃的な内容故にR2も期待され
ています。そんな『ギアス』の議論
の一部をご紹介したいと思います。
なお、全力でネタバレとなります
ので未見の方はご注意下さい。
 ◆ コードギアスは反米アニメ?
 ◆ ルルーシュ・ランペルージ
 ◆ 枢木 スザク
 ◆ C.C.
 ◆ ユーフェミア・リ・ブリタニア
 ◆ 皇 神楽耶 他
 ◆ stage 21222324&25
 ◆ コードギアスはなぜそんなに人気がある?
 ◆ 英語吹替え版の反響


コードギアスは反米アニメ?
コードギアスは反米アニメ?
Code Geassって反欧米がテーマだろ。西欧文明を強く非難するものを観て楽しむのはちょっと難しいな。日本の番組が西欧を賛美すると本気で思っているわけじゃないが、この番組のは大抵の悪役:欧米人以上にひどいよ。まぁとにかく最初の2分しか観てないけどな。日本を指し示す地図のシ−ンがあった。全く驚いたね、中国を除くほぼ全方位から不吉な何十本もの矢が殺到し、日本攻撃の描写にはF-22も一緒に使用されていた。

Re観続けていたら『コードギアス』の世界では、そもそもアメリカは存在しないことが強く示唆されていると分かったでしょうに。(証拠もありますよ) ブリタニア、そのキーワードはブリテンです。不平不満を言う人がいるならイギリス人でしょう。でも普通イギリス人はそんなので目くじらを立てないし、気にするとは思えませんがね。― プリンス・レオン ― (バハマ 21歳 男性)

 イギリス人が気にしなくても俺は気に障るね。イギリスが過去に帝国を築いたからって今現在、帝政を敷いていいわけじゃないしな。またアメリカはイギリスに反旗を翻したけど、政治制度において採用される多くが、イギリスのシステムの中にそのルーツを見いだすことができる。 それに設定された地理的位置や歴史が実際の名前に合わなくても、ブリタニアが合衆国のように見えるよう作られている事実は変わらない。第一、開始でF-22を使ってる。かっこよく見える航空機だが、アメリカの機体じゃないか。― ウエズレー (USA 男性) ―

オゥイエー、イギリス人だぜ。せっかくだから言わなくちゃね。「ALL HAIL BRITANNIA!」― シロー (イングランド 20歳 男性) ―

Re:駄目、ダメだったら、それ言わないでくれる、65年前のフランス最悪の敵みたいに聞こえるよ(-_-;) これならいいんじゃない「God save the Queen」 (≧▽≦) ― エマグイーブルー (フランス) ―

みんなが見落としてるなあと思うのは、ブリタニアは好きになれないということ。と言うのも、自分はイギリス人なのでブリタニアはすごく気に入っているわけ。だけどブリタニア人を極端な人種差別主義者に描くせいで、自分以外の人達はわけなくブリタニアを嫌いになってしまい、好きになるなんてとうてい無理な話。なんていうか『X-メン』のマグニートーだっていいところがあるのに、みんな分かってくれないという感じかな? ― シルヴァーナス (イギリス) ―

『コードギアス』で感情を害している人なんて一人も知りませんね。イギリス人ですけど、ちっとも気になりません。私についていえば、ブリタニア帝国は、ジオン公国、ZAFT、ゼントラーディ、MUとかそういったものの別名にすぎません。― トレモロ (ロンドン 20歳 男性) ―

唯一イヤだったのは、ブリタニア帝国がアメリカに基づいているように見えるってこと! 愛国心とかそういったことは結構なんだけど、作品中にそれとなく反米メッセージが含まれているように思える、っていうか反欧米かな? いずれにせよ、それについては考えないようにして作品を楽しんでいるよ(^^) ― Drytchnath ― (セントルイス 25歳 男性)

このアニメは多分反米とかで問題にならないように、ブリタニアという名前を提示したんでしょうね。でももちろん、西洋っぽい名前ですからバレバレですけど(^^) けど、うん、事実上アメリカを表わしていますよ。エリア18への侵攻なんてなおさらそう。エリア18は明らかに中東ですしね。ピザハットの存在っていっそうブリタニアをアメリカ的にします(≧▽≦) ピザハットはもともとアメリカですよね?

 でも何にしろ、アメリカ-ブリタニアの類似性をあれこれ論じる必要はないと思う。だってこのアニメは視聴者、より具体的に言うと日本人の間にいかなる反米感情も煽るものじゃないですから。― m-san (フィリピン 19歳 女性) ―

この作品に関し好きなことの一つは、どの物事も白黒とはっきり区別せず、キャラクターの動機づけや行動の多くもグレーゾーンに属するということかな。『コードギアス』の政治的色彩も興味深い。『Blood+』がそうだったように反米主義 (広義では反欧米主義) においていくぶん説教臭くなる作品もあるけど、『コードギアス』はそれをかなり上手く織り交ぜていますね。もっとも、外国の帝国主義の哀れな犠牲者として過剰に日本を描写しようとすることには、常に心の奥底でちょっと警戒していますけど。

 これはもちろん、実際に現実の世界史で起きた事と全く正反対で、日本は第二次世界大戦時では軍事的侵略者でした。現在、日本はアジアの近隣諸国および太平洋地域における数十年に及ぶ米軍駐留と微妙な関係にあり、これを踏まえれば『コードギアス』が過度のナショナリズムの危険性を糊塗しないよう願いましょう。これまでのところ『コードギアス』の政治的背景がいかに複雑か、依然として印象的ですね。― リュウマ ―

(※R2 第2話を観て) 多分『コードギアス』の最大の皮肉は、ルルーシュとスザクが彼ら自身とはかけ離れた道を選んだということ。ギアスを持ち王室の出であることにより、ルルーシュはブリタニアを内部から変えようとする者でなければならない。(シャルルでさえ、王子として反乱を導くのがいかに愚か述べ、指摘したようにね)  日本人という出自、(※首相の息子という) 身分、戦闘技能により、スザクは反乱を導いていなければならない。しかし、どういうわけか二人は逆に取り組んでしまった。― マルサラ (男性) ―

(※R2 第2話を観て) まあね、『コードギアス』はアメリカ独立戦争が失敗した世界だ。それに、植民地社会を内部から変えることは、実際すでにためされている。平和を愛する改革派と革命家は、理念において対立する。私の国、フィリピンはスペインの植民地だった。知識階級は、スペイン当局に植民地を自治区にするよう、つまり先住民に平等の権利と市民権を与えるよう説得を試みた。『コードギアス』のブリタニアのようにスペインは人種差別だったわけだ。

 革命家は武器が不足しているにもかかわらず、もはや圧制と弾圧に耐えきれず、用兵家達は革命を始めてしまった。革命は頓挫したが、米国の支援もあり復興はなった。そのあと我々は裏切られたわけだが、それはまた別の話だ。他方インドの場合、平和主義的な抵抗という観点からは、成功を収めたといえるね。― レディレッドウルフ (フィリピン 27歳 男性) ―

◆◆◆ 合衆国日本 (作中でルルーシュが設立を宣言した新たな国家) について ◆◆◆
ああ、そうそう、合州/合衆国 日本 (United States of Japan) ねぇ(^_^)(^^;)(-_-;) ちょっと安っぽいなあ、なんで日本連邦 (The United Federation of Japan) とかにしないんだろう。― オマル235 (フロリダ州 男性) ―

合衆国日本、いいじゃないか。革命万歳!!!!!! 世界を変えるいかなる闘争をも全面的に支持するよ。ひとたび闘争が終結すれば、フェニックスの様に灰から新しい世界が生まれるだろう。イラク戦争に関しては全面的に支持だな。2,3発の戦術核をまだ落としていないのが実に悲しい。どうして支持するかって? いずれの一般市民より政府機関の方がこの状況を詳しく知り把握しているからだ。その機密は明らかにしていないがね。

 こんなこと言うのもなんだが、まじめな話、私は目的達成のためなら何でもやり、常に目的のためなら手段を正当化するタイプの人間なんだ。たとえ、より良い世界のために1,000人の罪もない子供達を虐殺しなければならないとしてもね。自己中心的な正義感や愚かな感情で迷ったり、妄想を抱くことなんてないな。― ノヴァン (イギリス 男性) ―

ルルーシュが新たな国を「United States of Japan」と呼ぶと宣言した際「アチャ〜」とか「ウワー」ってほかに誰か思った? 僕も友達も観ていて「マジかよ、陳腐だなぁ」みたいな感じ。シリーズ初期に認められた超国家主義をなんか埋め合わせしようとしているみたいだった。

 でももう少し考えていたら別の見方が思い浮かんでね。(中略:※アメリカはこの世界では存在せず、ストーリー全体がアメリカ独立戦争を参考にしているようだ、等) United States of Japanという名称については「世界を変えるべくイギリスに立ち向かった抑圧された人々」というアメリカに対する敬意なのかもしれない。そういう見方をしているよ。

 しかし「United People (民を統合した)」という翻訳も可能なことは非常に興味深い。ルルーシュの演説が人種、国籍、社会階級などに関係なく全ての人々を結びつけようとしているのは非常にはっきりしていたからね。

 日本には連合する州がないという問題にも気付いた。当時ほぼ独立していた13の自治州の連合として発足したから「The US」という名称が付けられたわけで。それで「United States」。現実世界や『コードギアス』世界の日本は、そのような州で構成されていないし、過去にあったこともないから全く意味をなさない。しかし「United People」と翻訳すればずっと意味が通じる。  United Statesの場合は、実世界でアメリカを指す一般名称と同じ単語という事で、アメリカへの敬意という説も作品をより理解する上でやはり説得力があるとは思うけどね。― Exaar (デラウェア州 24歳 男性) ―

Naruto Forums、Tsubasa Forums、Shinsen-Subs Forums、Anime Academy Lounge、gg forums kthx、Memento、Random Curiosity、Anime News Network Forums、Beast's Lair、AnimeSuki Forums より




Lelouch Lamperouge
撃っていいのは撃たれる覚悟がある者だけだ!
「合衆国日本」(爆笑) で、ルルーシュは共和党員なのかい、それとも民主党員かな? ― シャオラン リー ―

stage 23を観て、そもそも『コードギアス』を観始めた理由が分かりました。ホントものすごいんです。でね、ルルーシュをどれほど大好きか言葉になんかできないよ。話が進むごとにますます好きになっちゃう(*^.^*) ― ミヤ (ギリシャ 16歳 女性) ―

【シャーリー人形の頭、食いちぎり】あ〜もー、シャーリーってよくもまあ、いけしゃあしゃあと父の死を口実にして、ルルーシュにキスなんかできるわね!!! めちゃくちゃムカつく!!!!!! 腹立つなんてもんじゃないわ、逆上マジギレしてんのよ!!! ボコボコにしてやりたいー (中略)

【yaoiぶちまけタイム】ルルーシュのセクシーな唇はね、スザクのものなの!!!!!!!!!! ― ランブリングロゼ (USA 女性) ―

ルルーシュの反逆は明治維新、bakumatsu のようであり、彼は人々が平等の権利と権限を持つ、より良い未来のために戦い殺している。ルルーシュは自分勝手な欲求のために反逆しているか? 違う。ルルーシュは愚かしく部下を無駄死させているか? いいや。実際、彼はより良き未来のため黒の騎士団の誰よりも自らの手を汚す。ルルーシュは桂、大久保、抜刀斎 (※緋村 剣心) が入り交じった存在だな。― ノヴァン (イギリス 男性) ―

今ちょうど23話を観終えたところ。ルルーシュは優しさと復讐心が同居した興味深いキャラクターだね。父親の慈悲のなさや民の扱い方のため父を憎悪しており、ナナリーのため平和な世界を築きたいと思っている。けれども彼のやり方は父親と同じであり、血を礎にして世界を構築している。ルルーシュは彼自身、かなり矛盾をはらんだ存在だね。― ナタク27 (フランス 男性) ―

ルルは夜神 月 (※DEATH NOTE) ほど冷淡じゃないと思う。夜神 月には友人と呼べる者は一人もいないし、必要とあらば家族全員を殺すこともためらいませんが、ルルは現時点 (※06/11/12) では友情や家族を何よりも大切にしているのは明らかです。しかも月は徐々に理想を見失っていき、自分自身のプロパガンダに取り込まれてしまい、自分は正義をもたらしているんだと確信してしまいました。 月は自身が神、あるいは少なくとも自分の行為が優越なる存在に赦されていると考え、自分の行為の偽善が見えていなかった。

 一方、ルルーシュは復讐以外に突き動かされて自分を惑わすことはありません。彼の動機は純粋に感情的なものであり、合理的なものじゃないんです。だからルルーシュは優れた戦略家であり人を使うのが上手いのですが、感情的な傾倒がどうしても伴ってしまう。それに月は自分だけを頼みにしていますが、ルルーシュは人に信頼を置き、他人に協力して信頼を得ることを厭いません。

 例えばスザク救出では、カレンが大事な時に冷静さを保ち、ゼロならやれるという彼女の信頼と真の忠誠が必要でした。ルルーシュがカレンを信じなかったら、彼の奇策も上手くいかなかったでしょう。月とは異なり、ルルーシュの信奉者は盲目的に従っているわけじゃなく、信頼を得られるよう働きかける必要があったんです。

 ルルーシュには自分以外に信頼を寄せる必要があります、そしてイデオロギーのために戦うのではなく復讐に駆られての行動は、月にはない人間性を加味していますね。― オユキ ― (USA 女性)

ルルーシュは日本を解放することに関心がない。彼はブリタニアを壊すために日本を利用したいだけ。ダディ・イシューズ (※ Daddy issues:父親との関係が悪かったり疎遠だったりした影響で、人や異性との関係に問題があること) をただ解決するために、何千もの罪なき者を犠牲にする一人の子供でしかない。 ルルーシュは「ナナリーが幸せに暮らせる世界を創りたい」と言っているが、自らを欺いている。ナナリーは彼と一緒に暮らしていてすでに幸福だった、とりわけルルーシュが彼女から離れるようになりユフィを殺す以前はね。(中略) ルルーシュが日本にもたらしているものは、一人の10代外国人のエディプス的な怨恨のせいで戦うという、誤りに基づいた選択だな。

(※夜神 月との比較) ルルーシュは道に迷った。少なくとも月は「神」として創りたい「新しい世界」を見失うことはない。そのせいで彼には飽きがこない。月がいかに多くの罪なき者を犠牲にするとしてもね。ルルーシュは復讐したいだけ。そんなのは退屈であり、復讐のため罪もない皆を犠牲にする点でより卑劣といえる。―マイク・アバンド (フィリピン 男性) ―

Re:>ルルーシュは道に迷った。

彼には4つの目的があります。
1、ブリタニア帝国の危険性からナナリーを守る。
2、父親の思想をたたきのめす。
3、母の殺害の真相を究明する。
4、好むと好まざるとにかかわらず (彼が不平を言ってるのは見掛けないけど)、C.C.の望みは何であれ叶えてやるつもり。

彼がやっていること。

1、帝国に見つかってしまうという、その一切の脅威からナナリーを守るため、帝国そのものに挑む覚悟。
2、父親の思想を粉砕するため、その思想の全ての信奉者すなわち皇族を倒さなければならない。
3、母の殺害の真相を究明するため、しかるべき人物すなわち異母姉と異母兄に問わねばならない。そのためには彼らの軍を踏み越えて行く必要がある。
4、C.C.に不満はない、彼女が望むものなら何でもルルーシュが請け負っている。

どうです、「道に迷った」と言えます?

ルルーシュは復讐したいだけ。

 この発言について何が気に入らないかじっくり考えていました…で、それが「だけ」という単語であると気付きました。復讐だけじゃないんです、ルルーシュは世界から父親の思想を取り除きたいと思っているんですよ。― カオス2フローズン (シンガポール 18歳 男性) ―

ルルーシュがしていることは実際に正しいと思う。『DEATH NOTE』を最近観終えたんですが、月がやったことの正否に関する問題で非常に優れた議論がありますね。しかしそれは『DEATH NOTE』の設定が今日の現代社会だからでした。しかし『コードギアス』の設定は、ブリタニアが最強の超大国であり、すでに世界の1/3を占め、なお拡大している世界です。ルルーシュがしていることが正しくないと思う人達に対しては、自国が無理やり侵略され植民地化される経験をしてみたら、としか言えませんね。

 私の国は植民地化されたことがあるため、私自身そう言えます。うちの家族の祖先の大半は、国を植民地化し権力を握る傲慢な他国により荒廃の憂き目に遇いました。国の規範は失われ、人々は社会の中で見捨てられました。実際非常に過酷であり、唯一の打開策は国の自由を求め闘争に転じることなんです。権利と家を奪い取られて、個人の自由だけじゃなく国のために命懸けで戦うことが間違っていると本当に言えるのでしょうか?

 スザクの信念に耳を傾けてみましょう。利己的で強権な専制君主の下にあるブリタニ アのような強国が、スザクの信念を受け入れると思います? もちろんそんなことはありえません。唯一の解決策はそのような国家を倒すことです。 (中略) ルルーシュが反逆しないなら、平和と自由は決して得られません。専制と抑圧の世界でしかないのです。― アニメクリティック ―

◆◆◆ ゼロの衣装に関して (英語吹替え版 第4話を観て) ◆◆◆
『コードギアス』でジャパニーズ・バットマンは何してるんだい? ― ブゥ8800 (USA 男性) ―

かなりイカす仮面じゃないか。― ザ_ロスト_メンバー (USA 男性) ―

ダースベーダー+バットマン=ゼロ ― スウィフブレード (USA) ―

ルルはイケてるチアリーダー。― KIKIGI (ミシガン州 29歳 女性) ―

ルルーシュの新しいコスチュームはみっともないなあ。ヘルメットは未来的に見えるけど、襟元はヴァンパイア気取りに見えて、この組み合わせはめちゃくちゃ不格好。それ以外、この作品の服装一式はすごく気に入っているけどね。未来的なものとビクトリア朝イングランドが上手く混じり合っている。― ジョニー139 (USA 男性) ―

列車のシーン全体が、ド派手な演出ですごくいいな。ルルーシュはコミックブック・スーパーヒーローになろうとしているみたい。V (※Vフォー・ヴェンデッタ) の日本的スタイルってわけ? ― ビッグデス (ペンシルベニア州 男性) ―

Random Curiosity、Tsubasa Forums、RumblingRoze's Blog、AnimeSuki Forums 、boards.adultswim.com、Toon Zone Forum より




Suzaku Kururugi
間違った方法で手に入れた結果に、価値は無いと思うから
みんながこの新しいクールなムーブメントを耳にしたかどうか分からないけど、SNDF:Suzaku Needs to Die Fanclub (※スザクは死ななくちゃファンクラブ) というのがあるんだ。いまだ新しいムーブメントであり、ヨチヨチ歩きの段階ともいえる。しかし… この用語をインターネット上に大きく広げるほど、スザクの死期が早まるのだ! この用語を広めよ、オール・ハイル・SNDF !!! (^^;) ― クロツキ (オタワ 男性) ―

うーん、ただ単にスザクには嫌気がさすだけなんだけど。18話を観た皆の反応から察するに、この話を観た後では憎しみに変わってしまうかもしれない。スザクを嫌う理由に関しては、自分の言いたいことは他の意見と同じだと思う。

1、偽善
 スザクはどうやら平和を望んでいるようだが、それにもかかわらず軍で戦う。故に彼は偽善者だ。スザクによれば、ゼロの行為は間違っているという。しかしスザク、少なくとも彼が支えるブリタニアの政治体制は全く同じことをしているんじゃないのか? そうだな、ルルーシュが同様に偽善者ともいえることは承知している。自分がとがめる父と全く同じことをしているのだから。しかしルルーシュの父に対する見方は変わったのかもしれない、今やもう彼の行動は信条に反するものじゃない。 いずれにしても、ルルーシュが偽善者だからといって、スザクが偽善者であるという事実が薄れてなくなるわけではない。

2、スザクのスタンスは脆弱
 スザクの論法は、ブリタニアが勝つならそれでもう人殺しはなくなるだろうということ。彼は事実を直視するのを避けている。ブリタニアは明らかに拡張主義的な帝国だ。10年で7カ国を征服した。(日本はエリア11で、コーネリアがエリア18と呼ぶ砂漠の国を征服する描写があった) 日本の鎮圧後も、さらに多くの戦争がある。たとえブリタニアがどうにか全世界を征服したとしても、依然として人殺しは終らないだろう。民衆は反乱を起こし続ける。

 ゼロが主役ではあるけれど決して唯一の革命家ではない。ルルーシュが介入する以前から他にも多数のテロリストグループが存在していた。反抗/反乱がいずれ治まるにせよ、どれだけの時間がかかるというのか? 計算してみればいいが、ブリタニアの世界征服を支援することは、ゼロの革命を支援するより、結果的にはるかに多くの死を招くだろう。

 もちろん、スザクは世界がただ一国になった場合、もう戦争はなくなると考えているのかもしれない。ブリタニアが倒れれば、その結果各国は再び互いに戦争を始めるというわけだ。しかしスザクはそこまで考えているようには見えない。

3、スザクの信念は脆弱
 これを裏付ける確かな証拠なんてものはない。全くの直感だと思う。スザクは自身の行動に全く確信が持てていないようだ。彼がしてきた全ては、父の死の正当化にあるように見える。スザクはゼロの姿勢を理解しているようだが、それでも支持しないのは、父を殺害したことが無に帰してしまうからだ。

4、スザクの歩みは時間がかかる、もしくは事実上無理
 スザクはブリタニアの政治体制を変えようとしているとも主張しているが、実際少しは進展したのか? 他に影響を及ぼすためには、地位と身分を向上させる必要があるが、これまでのところ唯一の進展といえば騎士になっていること。それは現状を変えるには十分だと言えるだろうか? そうは思えない。それに彼の昇格は運あればこそだった。

 スザクに対する差別は信じられないほどであり、故に彼の戦闘での努力にもかかわらず、誰一人として認める者などいなかったようだ。藤堂の脱獄時にランスロットのコックピットが剥き出しになるような事がなかったら、ナイトメアの中にイレヴンがいるとは誰も知らなかっただろう。最善はユーフェミア皇女を支えること。彼女は彼の意見に共感しているようだからね。

 まぁ、スザクの歩みをあまり軽視すべきじゃなかったのかもしれない。しかしルルーシュがなんとか自身の私設軍まで立ち上げ、コーネリアと対等に戦っているのに比べると、スザクはカタツムリのペースで動いているように見えるな。― fg109 ―

(※20話を観て) スザクは私にとっては単なる売国奴ですね、侵略者に手を貸しているわけですから。たった一人の軍人が全帝国を変えることが可能で、日本の再建に寄与できると思っている。故に彼は非常に無邪気であると言えます。ブリタニア軍の立場に立つことで、多くの日本人が苦しみ、毎日死ぬことを考慮に入れていません。

 基本的にスザクには戦う理由がありません。ルルーシュの組織のどのメンバーも、帝国と戦う理由や日本を解放する理由があります。例えば、ルルーシュ ― 母の殺害事件。カレン ― 日本人としての屈辱感。スザクは帝国と戦うことは間違いだと言い続けています。帝国との戦いは無意味であり、時機を待つべきだと考えているからです。しかし、しかるべき時が来るまでどれだけの日本人が死ぬというのでしょう。スザクのは独りよがりな考えですよ。

 みんなの大半はアメリカやイギリスに住んでいて、占領に関してはよく分からないと思う。私はポーランドに住んでいるのですが、この国は幾度となくロシアやドイツに占領されました。占領下のポーランドでは、常に二つの党派が存在しました。第一の党派は、ポーランド人の自由をより獲得することを願って侵略者に協力しました。第二の党派は、侵略者と戦い打倒しポーランドの再建を成し遂げたいと思った。常に正しいのは第二の党派でした。侵略者との協力は無意味であり、彼らは平等の権利でポーランド人を扱いませんでした。 ポーランド史のこのあたりに関しては多くの書物があり、ポーランドの歴史についてちょっと目を通して下されば幸いです。

Partitions of Poland ― 必読 ―
About Kos'ciuszko, one of the gratest hero of Poland.
 ― コシューシコ(※ポーランドの悲劇の英雄で軍人、愛国者) は少しルルーシュに似てますね。―
*Kos'ciuszko Uprising

 このアニメを真面目にとらえ過ぎていると自覚していますが、ポーランド分割時の状況は、このアニメの日本の状況と非常に似ているんです。私にとってスザクの行動は理解し難いものですね。 ―ザーナー (ポーランド 男性) ―

たとえスザクが復讐のためにゼロを殺すことになっても、彼は自分の信念を貫いていくかもしれない。スザクは自分を嫌っているが、ゼロを殺しても耐えていけるよ。7年間、自己嫌悪していたことを考えればね。でもより重要なのはスザクのやり方だ。(中略)

 僕は恐らくスザクのやり方を支持するだろうな。目下 (※23話) 道を踏み外しているとしてもね。僕はユフィを殺害したルルを許してやってもいいが、ユフィの名を騙ってやったことは決して許さない。ルルはたやすく自分を悪人に見せることだってできたはず。ユフィに罪を被せたことで、確かにルルの素性が日本人に漏れる恐れは少なくなったわけだ。(中略)

 ルルーシュやスザクの行為を判断する前に、ブリタニアと同じくらいひどかった自分の国、アメリカ (このフォーラムの大半の人はそう) を見てみよう。アメリカ人の食べ物、飲み物、その笑顔は自国の不当な行為の結果だよ。間違ったことをしてきたんだ。ネイティブ・アメリカンやハワイアンを殺してばかりというわけじゃないけどね。我々は平等に彼らを扱わないできたが、時とともに憎しみは消えていくもの。 インディアンが目にする全ての白人を嫌うわけじゃないし、父が僕と同じ年の頃、多くのハワイアンから罵られたみたいに、白人という理由で僕までそんな目に遭うわけじゃない。ほらね、一方の世代が交代すれば、もう一方の現世代も憎む理由がなくなるもんさ。

 スザクは自国が尊大なプライドを捨てることを常に願い、国籍や敗戦国ということじゃなく、全ての日本人を個人として考えている。彼は日本に背を向けた行為をやったと言われる。スザクは自分なりの日本人になろうとして、日本に背を向けたんだよ。― ヴェリック327 (USA 18歳 男性) ―

(※R2 第2話を観て) 他方、スザクはとても成長したようだ。彼は依然として偽善者だが、もう理想主義者ではない。結構なことだ。スザクがゼロの卓越した計画を台無しにしたことは別として、何がそんなにハタ迷惑だったのか? 彼は青々とした草と花に覆われた、素敵なささやかな草原として世間を知る理想主義者だった。性を転換したユーフェミアのようだったな。今や彼はもっとずっと忠誠的で、冷たく無情で、復讐の念に燃えているようだ。必要かつあらゆる手段をも用いる。グッジョブだ、ルルーシュ!よくスザクを育ててくれたな! ― セロン (ドイツ 男性) ―

Memento、gg forums kthx、AnimeSuki Forums より




C.C.
あ・・・!ピザ・・・
C.C.と子作りしたいぜ。― ロードベンネ (ワシントン州 20歳 男性) ―

C.C.のビッチな態度がすごくいいんだよなあ…。C.C.とヤリてーよー。美しい緑のロングヘアーに申し分のないオッパイ…(@_@) ― オムニストラタ (シカゴ 男性) ―

ピザハットの新たな公式マスコットである。チーズ君抱き枕を抱きしめるのに、どんだけピザハットのスタンプ貯めたんだよ? ― W-ジェネラル (台湾・台中 21歳 男性) ―

C.C.、最大の謎。C.C.が一体どうやって太らずにあんなに沢山ピザを食えるか、サンライズが明かす気はないのは確かだな。P.S. 3体のチーズ君と引き換えてもらうのに、一体何枚のピザを要するんだろ? ― Pracharat (中国・深川 男性) ―

(※23話を観て) C.C.の振る舞いがとてもよそよそしくて、打算的だと感じました。ルルーシュが一番弱って混乱しているときにサッとやって来て、唯一彼との関係の足場を固めてしまう。ルルーシュに力を与えた時点で、彼が世界から切り離され独りきりになることは、C.C.には分かっていました。これはあくまで彼女のより大いなる計画の一部だと思わせますね。ルルーシュは死ぬことを許されません。彼女の計画を進めるには必要ですから。でも彼への愛情があるのか考えものですよ。 一旦ルルーシュが契約を果たせば、マオがそうだったように始末してしまう可能性が高いのではないでしょうか。― オユキ ― (USA 女性)

Re:う〜ん、私はC.C.がそれよりずっと思いやりがあると思いますよ。一つには、明らかに彼女はマオを気遣うそぶりを示しました。マオは契約を果たさなかったわけで、彼女は始末なんかしませんでした。それどころかマオに普通の生活の機会を与えるべく、命を奪う代わりに彼のもとを去った。残念ながらもう手遅れでしたけど。

 マオが戻って来てルルーシュの脅威となったので殺すしかなかったんです。マオは彼女を撃ちチェーンソーで切り刻もうとしたのに、C.C.はルルーシュに彼を殺してほしくなかった。マオと話したいと思ったんです。言うまでもないことですが、マオを撃つ前に好きだったと言ったじゃないですか。嘘だったにせよ、マオを気の毒にも思わないなら、彼が死ぬ前に慰めの言葉をかける必要なんてないんじゃないですか?

 C.C.はルルーシュに愛情を覚えていると思う。 洞窟の出来事がありましたよね? 再契約はどうです? それにルルーシュが独りきりで苦しむのが、彼女にとってそんなに幸せとも思えませんね。ルルーシュが悪魔と契約したと言う際、ちょっとC.C.の顔と表情が見てとれますが、控えめに言ってもとても悲しげです。

 そして通路のシーン。「そんなことはない… 喜んでいるさ、私は。あぁ優しさなんか忘れてしまったんだよ、マリアンヌ」。GG (※ファンサブグループ) はこう翻訳してます。「That's not true. I'm happy. Yes. I had completely forgotten what kindness was, Marianne.」。私はこう解釈しました。ルルーシュのことを心配し、起こっていることを悔いているじゃないかと、それとなくマリアンヌがC.C.に聞く。彼女は否定しこのような事態になったのを喜んでいると答える。 マリアンヌは、C.C.が優しさを忘れてしまい非情になっていると言い、C.C.は認める。

 但しこれは意見が分かれるところです。声を聞いているとC.C.自身、ルルーシュがこうなってよかったとは思っていないような、ある悲しみのトーンが混じっています。マリアンヌが言ったことに対し「そんなことはない…」とどうして否定したのか。(恐らく悲しみを感じながら) 悲しみのそぶりを見せていなかったにしても、マリアンヌはC.C.の心の動きにかなり敏感なようです。(というのも12話で、C.C.がシャーリーにジェラシーを感じていると見なしていますから) C.C.がこういう事態を本当に悔いているなら、私はその気持ちが理解できますね。ルルーシュをずっと利用していたのなら、第2シーズンでその埋め合わせをすることになりそうですが。

 ところで私は、彼女を聖者のようにしようとしている訳じゃありませんが、正直言ってC.C.が本当に好きなんです。だから好意的に解釈してしまう。結局、私達はC.C.の側の話すらまだ知らないわけです。彼女の願いの重大性とは何なのか? どれほど大切なものなのか? 何回契約を成立させてきたのか、全部失敗したのか? ルルーシュはすでに契約しており、まさに彼女の願いを叶える者かもしれません。メインプロットの一つですから、そうなるのはまず間違いないところかな。― カンキ (女性) ―

boards.adultswim.com、AnimeMusicVideos.org Forum、AnimeSuki Forums、Code Geass Community Forums より




Euphemia Li Britannia
行政特区日本を設立することを宣言致します
> (※ユーフェミアの行政特区日本の宣言は) 起こるべくして起こるであろう惨事を観ていたようで、魅惑的であると同時にゾッとするような感じでした。正直言ってユーフェミアの考えはいいと思うし、どうしてルルーシュが急に感情的になるんだか分からない。

Re:ホントにそう思います? 冗談ですよね。この政策が絶対失敗する理由を説明させてください…。ユーフェミアの考えはとんでもないものですよ。皆にこれまでの侵略を忘れて下さいと言っている訳ですから。上手くいくはずがありません。国の自尊心とは半端なものではなく、それ故一応の合意などあり得ないんです。ルルーシュは実の父親にずっと道具として扱われてきて (言うまでもなく彼は追放された身の上です)、怒りがあるのは当然です。 打倒ブリタニアは父に対する彼個人の復讐であるかもしれませんが、イレヴンは合意を甘んじて受け入れることなんてできないし、これまでの侵略を忘れることなどできやしません。

 私の思い違いだと思います? この社会の歴史にちょっと目を向けて下さい。これに当てはまる好例は韓国と日本の関係です。両国の関係が十分な証しといえます。韓国人として私は、韓国のベビーブーム世代 (※1955〜63年生まれ) の日本人に対するゾッとするような激しい憎悪を見てきました。2年前に行われたワールド・ベースボール・クラシックの準決勝は、日本と韓国との試合でした。憎しみのあまり、重苦しい緊迫した雰囲気が漂っていましたね。

 ユーフェミアに関する問題は、様々な事実も収集しないで、少々世間を知らなすぎること。この宣言は彼女もルルーシュも幸せにするという思いに基づいているだけです。占領下で現状が元に戻ることは決してありえません… 絶対に。変化は避けられません… それともこう言った方がいいのかな、hitsuzenだと。― キョウヤ (韓国) ―

ユーフェミアが初めて登場したとき、あまり好きじゃなかった。お決まりの心優しいお姫さまのように思えたんです。確かに19話までは好みのタイプじゃなくて、作品の他の女性ほど素敵じゃないと思ったな。それから19話の出来事があり、ちょっと好きになり始め、その後20話の安っぽい展開と21話の特区の宣言でイライラして元に戻ってしまいました。

 ところがね、22話はユーフェミアをルルーシュに次ぐ2番目に大好きなキャラクターにしてくれて、彼女に対する愛情は今や計り知れないくらいですよ。ユーフェミアはよくいる無邪気でいくぶん気に障る皇女から悲劇的な、あぁ本当に忘れがたいキャラクターになりました。私は少々冷淡なところがあり、なにか観ても泣くことは滅多にないのですが、確かに22話は泣かせてくれました。とりわけ観るのが辛かったところは、命令に抗おうとして必死に殺したくないと叫ぶあの数秒間でしたね。 なんとも胸が張り裂けるようなシーン。(他のとても悲痛なシーンは、涙をこぼすルルーシュの瞳のショットでした) あぁユフィ、あなたのことを思うと心が痛いよ。― タッチダウン・ターンアラウンド (USA 女性) ―

ユフィはとても愛すべきキャラクターでしたね。初登場の回でゲットーを視察する意欲と熱心さに惚れ込んでしまいました。天真爛漫なところも大いに魅力を感じました。天真さは後の回では苛立ちや侮蔑に近い感情になっていったけれど、いつも理由は分からないけどユフィなら許せると思っていました…。悲しいことに、またいつか会えることはもうないのですね。

 ユフィは悔いなき人生を送った。その生涯は善意と誠意に満ちたものでした。すべての肌の色の人が平和に共存するより良い世界を創ろうとしたんです。人生を楽しみ、家族、とりわけルルーシュ、ナナリー、故マリアンヌをより一層愛していたことも分かりました。もう一度家族が一緒になれるよう彼女がやったことは、不思議には思いません。

  また驚くべきことはルルーシュがゼロだと分かった上での態度。クロヴィスの復讐を第一に考えるような彼女ではありません。ユフィは家族に戻って来て欲しかった、たとえ腹違いの兄妹達だとしても。死すべき人など誰もいない。セオドア・ルーズベルトはかつてこう言いました。「正義と平和のどちらかを選ばねばならないなら、私は正義を選択する」。ユフィは逆に平和を選択するんじゃないのかな。

 ユーフェミア・リ・ブリタニア、安らかに眠らんことを。今、より良き世界へ…あなたが思い描いたイレヴンとブリタニア人が平等に暮らせる世界に召されますように。― サイコドラゴン (アラバマ州 23歳 男性) ―

Memento、Tsubasa Forums、AnimeSuki Forums より




Other Characters
わたしずぅーとファンだったんですよ
【皇 神楽耶】
アアァァ!! 神楽耶ってsoooooooooo CUTE!!!! あんな女の子、大好き(≧▽≦) めちゃくちゃ愛らしい! モーレツに抱きしめたいわー(≧▽≦) 最初は、寡黙で清らかな落ち着いたタイプだと思っていたけど、違ってた〜〜〜。生意気なタイプね(≧▽≦ ) Kyaaaaaaaaa!!!!!!!! 神楽耶、最高!!!!!!!! ― サファイア-パイロ (マニラ 女子大生) ―

(※フォーラムでの神楽耶の人気ぶりを受けて) うーん、人気がありそうなのは分かるけど、どっちかというと好きじゃありません。神楽耶は普通、私の大嫌いなタイプのキャラクターですね。コーネリアのような格好いい女性の方が好み。それかミレイみたいな面白くて変テコな子。本当のところはね、ゼロが神楽耶のことを全く相手にしなかったとき、笑っちゃったな。それに私見ですけどC.C.の方がルーシュにずっと相応しいよ。

Reこの方、きっと女の子ですね。知ってる女の子の大半はmoeを毛嫌いしているし。彼女らは男っぽくて強くてクール、面白そうな女性キャラは好きだけど、moeや愛らしいキャラは好きじゃない。女の子達は13歳までかわいいのが好きで、その後は子供ができるまでかわいいのは嫌いになる。(その後また好きになる) 神楽耶はまさに愛らしくてmoeだった。でこの方もそうなんだろうと。― フィリップ72 (男性) ―

 えぇ、私は女の子です(^^) このタイプのキャラってホント我慢できないの。なんか嫌気がさしてしょうがないのよね。でも好きになるキャラはなにも格好いい軍人である必要はありません。ユフィを好きになりかけていたし、彼女はタフな軍人というわけでもないし。ユフィはむしろ衝動的で世間知らずです。でもとても愛らしくて親切でもあったわね。『ガンダムSEED』のラクスも実際好きでしたよ。

 でもね、なんか神楽耶はイライラさせるの。同じようなことをシャーリーに対しても感じたな (シャーリー&マオ編の後では嫌いというより可哀想だと思うようになったけど)。『BLEACH』の織姫もそう。彼女も好きじゃない一人ね。C.C.、コーネリア、ラクシャータ、カレンの方が好み。彼女達の方がもっと面白いと思うな(^^) ― ザレム (ニューヨーク市 女性) ―

Expression of Deviance、AnimeSuki Forums より

ニーナは死ぬべきか?
*奇態な突然変異動物にレイプされるという、げにも恐ろしい死を  19票/54.3%
*軍銃殺執行隊による銃殺刑  1票/2.9%
*ハドロン砲で砲殺  5票/14.3%
*やすらかにお眠り下さい  0票/0%
*天国でニーナはユフィにお触りOKなのだ  3票/8.6%
*ダメ、ニーナは死んじゃいけないよ  2票/5.7%
*生き返ったユフィと一緒にその後ずっと幸せに暮らしましたとさ  1票/2.9%
*ニーナがゼロと結婚する!? オーマイガッ!??  2票/5.7%
*俺にわめかんでくれ!!  2票/5.7%
※『コードギアス』をファンサブしていたgg ~ kthxのフォーラムより。

【ニーナ・アインシュタイン】
ニーナがナイトメアを操縦したとたんに、燃料が漏れ=自爆だろ。― UFO888 (ベトナム 男性) ―

この外国人嫌いの子って、十字架に磔にしたいと思うな。― シルヴァーナス (イギリス) ―

ニーナは大嫌いだー。なんかイカれたことをしでかすって!!! こういう危ないタイプって、結局スーパーサイコみたいになっちゃうもんなんだ!! (@_@) ― ラナガード (カリフォルニア州 18歳 男性) ―

(※第12話:キョウトからの使者を観て) ニーナったら碇シンジにならい、ユフィの写真を見ながらオナニーするんですよ(@_@) アハハ、そんなもん観るなんて誰も思っていないって! 大好きなyuriアニメ (ヤミ帽) で初美を想いながらオナニーをする葉月を思い出させますね。でもまじめな話、非ヘンタイアニメでレズビアン・マスターベーション・ファンサービスを生涯どれだけ観れるものかな? あっえぇと… 文句を言ってるわけじゃないの(^^;) ファンサブまだかな!(≧▽≦) 待ち遠しかったりして…。― アヤカシ ― (USA 女性)

弟達とシリーズを観ていたんです。でニーナが事に及ぶシーンになった際、私と弟達は全く異なる反応を示しました。私はネタバレを読んでいたので、これが起こることはもう知ってました。 一目瞭然なことに仰天しましたよ! 事前に観たYouTubeのは解像度が悪かったですからね。弟達は理解するのにちょっと時間がかかりましたけど、1分間の沈黙の後、私達みんなで大爆笑してしまった! で、それから弟達はニーナが一番大好きなキャラクターだと宣言してた! ワハハッ。今後こんなシーンがもっと含まれるのか、分からないけれど。確かに笑えるわね(^^;) ― サイコティク・テンサイ (USA 女性) ―

gg forums kthx、crunchyroll.com、Tsubasa Forums より




stage 21〜25
王の力はお前を孤独にする
◆◆◆ stage 21:学 園 祭 宣 言 ! ◆◆◆
おいおい、C.C.がどれほどピザ狂いか、みんな知ってるよな… 彼女にとっちゃあ、うまくできたピザを汚すなんて行為は犯罪だったのに!( ≧▽≦) ― デスキルズ (香港 17歳 男性) ―

Re:スザクはあのピザを無駄にしたうかつな行為の罰として、C.C.に例のマインドレイプをされることになると思うな。― Mgz (カナダ21歳 男性) ―

ユーフェミアの行政特区は一つの単純な理由で失敗する運命ですよ。そんなのが上手くいくなら基本的に作品は終了してしまいます。一体誰が平和的な復興や日本人とブリタニア人との有益な連帯など観たいと思うのでしょうか? (中略)

 気付いたなら彼女の宣言に歓呼したのは日本人だけでした。ユーフェミアは(※ゲットーの視察の) 記憶を忘れずに、日本人も平等だと考える唯一のブリタニア人です。発表を受け、学生の誰もがあまりいい顔をしなかった。要は、南アフリカのアパルトヘイトを考えて下さい。少数の人種差別的な白人が、黒人が大多数を占める国を動かす。どんな小さな既得権であろうとも、底辺層に渡すことには不賛成なものです。特区に入ろうとするブリタニア人が一人もいないのは、ほぼ確実でしょう。― ワーウルフ ―

確かに、平和を保ち戦争をしないという理念は好ましいが、戦争や対立は実際には避けられない時がある。ある“事柄”は他人から与えられるものじゃない。自由、自尊心、正義を取り戻すため、今や日本人が戦って殺さねばならないように、何かを得るために血と汗を流さなければならない場合もある。これは再度、歴史および道徳哲学科の学生の議論にもなりうるすぐれた命題だね。

 (※ユーフェミアの) こういう区域の構想にルルーシュ/ゼロは反対のようだが、その理由がどうであれそのような区域の開発は、黒の騎士団が彼ら自身の独立国家を宣言するよりも多くの不利益をもたらす。ユーフェミアの考えがどうしてそんなにひどいかについては、(※他の意見の日本と韓国の関係などに) 大部分の点で同意するよ。似たようなわだかまりが、中国人と日本人の間にも存在することも付け加えたい。

 そう、この区域はブリタニアにより設置され、与え奪い取ることができるもの。戦って得るものだけが、誰かに奪い取られないものだ。このシリーズの“真のヒーロー”は今までも、そしてこれからもルルーシュだが、ではなぜ『反逆のルルーシュ』とも呼ばれているのか。ヒーローは必ずしも正義や公正である必要はない。時折、英雄は日本の歴史では“悪”であり、織田信長、豊臣秀吉、徳川はみな“英雄”であると見なされているが、一方で歴史は彼らの多くの非英雄的行為も記録してきたのだ。

 世の中の現世代が平和を語る際、本当にその概念を理解しているのだろうか? それとももう紛争さえなければ、どんな形の平和であれ望んでいるのだろうか? 忘れないでほしい、平和は真のユートピアの形になりうるし、自由のため戦うよりむしろ膝を折って生きるなら服従の形にもなってしまうものだ。現世代にはもはや信じる物のために立ち上がる意志などなく、いかなる形の平和や決議であれ、受け入れた方がましだと聞こえてしょうがない。快適な毎日が妨げられない限り、他のどこかで他人に何が起ころうが気にもしないよう思える。 ― ノヴァン (イギリス 男性) ―

◆◆◆ stage 22:血染め の ユフィ◆◆◆
ウッキャ〜!なんてことを、富野がこのエピソードの制作に係わっていたって信じてしまいそう!! 間違いなく2006年秋〜2007年全体のベストエピソード。もう50回も観てしまいましたよ。― シルヴァーナ・ベネディッティ(イタリア 16歳 女性) ―

ウェルカム・トゥ・トーキョー、不肖、私めがお客様方のツアーガイドを担当させて頂きます。この素敵な国はブリタニア人にエリア11と呼ばれており、50フィート(※15.24m) にも達する巨大ロボットには運転免許が必要なく、少年達が操縦しています。また、折に触れ仮装する高校生らが、やりたいことを何でも皆様に命じますが、皆様はそのことを覚えておりません。 男性の住民は人の心を読めるようですし、女性の住民は100歳以上の可能性があることをお忘れなく。16歳以下にしか見えませんがね。

 Gaijinにとって幸いなことに、毎年春になると我々の副総督皇女殿下御自らが、式典を始めるべくスペシャルイベントを設けており、このイベントでは殿下が目にする生きたマザーファッキング・ジャパニーズは皆殺しとなります!!! 我らの美しいユーフェミアさまは、実際にパーティーを始めるにあたり、ちょっとした大虐殺を必要とされております。さあ、低脳下劣なろくでなしの皆さ〜ん、我が超大国ブリタニアのために血まみれの繁栄を楽しみましょう!!!!! (これ読んで滞在する気になればいいんだけど^^) ― シーカー4ライフ (ブルックリン 24歳 男性) ―

今まで観たアニメの中で最も衝撃的かつ驚くべきエピソードを観たなぁと。そういうものを観たんだと思う。疑いの余地なく、これまでで一番途方もない予期せぬ話の展開だ。もう朝の6時だってのに、いやたまげたね。ルルーシュの計画は今や何の障害もない。黒の騎士団は日本人の唯一の擁護者だ。しかしこれは… ルルーシュは決してこんなことを望んでいなかった。誰も望んでいなかったんだ、皇帝とニーナを除いてはね。(後略) ― サムシング ―

第22話は、触れるもの全てを黄金に変えることを望んだ王のおとぎ話/訓話を思い出させますね。王は図らずも自分の娘まで黄金に変えてしまうまで、とても満足して暮らしていたという…。― オリ (カリフォルニア州 女性) ―

今、中国語ファンサブでもう一度このエピソードを観た。殺す命令に抗うユフィのシーンは、本当に観るのが辛くて、ほとんど泣きそうになりましたよ(T_T) 悟朗監督は鬼ですか、この部分を手掛けたとき皇帝のように笑っていたんじゃないのかな。― cf18 (台湾 男性) ―

全く正直な話、ここ数話の『コードギアス』には感銘を受けた。一つには非常に緊張感があり内容が濃く、ストーリー全般が1秒たりとも無駄のない作りのせい。けれどもここ数話では22話に最もとらわれてしまった。

 ああ見えてもルルは人間的であり優しさに脆い。そんな人の暖かみを異母妹のユーフェミアは惜しみなく彼に与える。ルルがユーフェミアにギアスをかけるつもりなのか、最終的に自問自答してみたけれど、実のところ彼がそうするとは思っていなかった。その点に関しては間違っていなかった。ユーフェミアがナナリー達や他の人達の住む場所をよくしていくため、皇位継承権の返上も厭わなかったという事実は、現実の慈善家を思い起こさせるものがある。 もちろんある意味で彼女はもっと理想的ではあるけれど。しかし… 厄介な問題は常に存在するものであり、ギアスの問題は一番不都合な時に起こってしまう。(中略)

 22話で問題が生じ始めるのは、互いに大切に思う兄妹が和解した後だ。ルルのギアスは異常を来し、よりにもよって全ての日本人を殺すようユフィに絶対の命令を下す。ユフィは最初拒絶しようとするが、いや応なく厳然とルルーシュの驚愕の惨事を実行に移す。黒の騎士団にとってはかえって好都合だ。驚いたことに、必要とされる (ユフィを殺さなければならないという) 言葉を発したとき、ルルーシュは泣いていた。これこそがギアスを持つことの重荷、忌わしさ、呪いだったのだ。

 そしてこのことは諸悪の根源がルルーシュ自身の父、皇帝であるという話の始まりだと思う。良い結末とするためには、エンディングに皇帝の最期が含まれていないといけない。そう願いたいものだね。皇帝が、継承者を選ぶのに子供達を互いに戦わせるという野蛮なやり方を (極めて有効ではあるが) 取ることは理解できる。優しさや親切はこの世では往々にして役に立たない、だからユーフェミアはたちどころに競争から脱落していったのだ。

 これこそが『コードギアス』を『ガンダムSEED』や『ガンダムSEED DESTINY』のような他の最近のサンライズ作品より抜きん出たものにしているもの。大抵それらのシリーズにおいては、キラ・ヤマトが神であるという概念が与えられ、彼の神性の前にはどうすることもできない。

 ここで疑問が生じる。自分の存在意義である唯一の目的すら実際には達成できなかったとき、ルルはどうして自らの尊大さにより判断が甘くなっていたのか自問する。いずれにしても、それはユーフェミアのおかげで達成された。だから分岐点を迎えているといえる。今後救世主になるゼロであり続け、父の打倒を目指しあらゆる重荷と痛みに耐えていくか、それともこのまま立ち止まってしまうかだ。流血はもうたくさん? 広がる悲しみは? 耐えられないほどの心の重荷を背負っていくのかい? ― フィジックス223 (フィリピン19歳 男性) ―

ルルーシュが、虐げられた力なき者に対し重大な難題を抱えているという事実をどうして見過ごしているのかな? つまりルルーシュの正義の考えというのは、力なき者は必要とされるどんな方法を使ってでも、戦って守らなければならないというもの。力ある者は力なき者を守る責任があると考えており、その義務を怠ることは、滅菌すべきバクテリアになるということにほかならない。今のルルーシュは、身体の働きを手助けする善玉菌も、身体を害する悪玉菌も破壊する強力な抗生物質のようだ。

 率直に言って、他国のいかなる仲裁の役目も好んで引き受ける者などいないわけで、生き延びるため援助を必要としている国は、寄生虫でしかない。資源や人的資源がほとんど活用されることなく援助を必要とする国だね。政府が腐敗している場合? 援助を取り止めれば民衆はたまりかねて反乱を起こし、望ましい政府を樹立するか、あるいは死亡や移住など理由はどうであれ、政府を支持する者はいなくなり確実に瓦解するだろう。

 世界にこれだけ多くの残虐行為がある理由は、問題を解決するため立ち上がる指導者がいないからで、誰もが指導的国家や他の者からの援助を待つばかりだ。国は自らの問題を解決しなければならない。そうしなければ、自らの問題を解決してより強大になった国の永続的な寄生虫になってしまうだろう。

 だからアメリカは現在世界一強大な国家といえる。自らの問題を解決しているからね。確かに、我々アメリカ人は独立戦争時にフランス人から援助を受けたが、それでも我々自身で戦った。次いでメキシコとのテキサス革命ではさらなる成功を収めた。この時の状況は今日の腐敗した政府を持つ多くの第三世界諸国の状況に驚くほど酷似している。南北戦争は国を二つに分けたが、我々自身で解決し他からの助けを求めなかった。 ああいう哀れな第三世界諸国では、理想主義者が自分らの問題を解決しようともしないで、いつも下手な情けない言い訳を言い続けるばかりだ。― ルナティックカオス (USA 19歳 男性) ―

◆◆◆ stage 23:せめて哀しみとともに ◆◆◆
あ〜オレンジ君、すごく可笑しかったな(≧▽≦ ) Kyahahahahha!!!!!「おはようございました (Good morning'ed!)」(≧▽≦ ) ― サファイア-パイロ (マニラ 女子大生) ―

この話を観て言っておかなくちゃいけないと思うのは、特区は成功したと言ってユーフェミアを安心させるスザクのシーンと、ユーフェミアを残酷な殺人者扱いにして、日本解放を呼び掛けるゼロのシーンとの対比ですね。どのような観点から見ても、まったく素晴らしい出来栄でしたよ。(後略) ― ジュヴィナイルド (カリフォルニア州 19歳 男性) ―

ナナリーからの電話…。ルルーシュの苦悩、そしてC.C.の美しくも優しい態度には無私の愛情がこもっていた。本当にルルーシュを気の毒に思ったな。無実な者に対する同情というわけじゃない。実際ルルーシュが無罪とはとても主張できないし、彼自身もそう主張しないだろう。そう、これはマオの転落を思い起こさせる。でもルルーシュにはギアスの使い手の運命を克服してほしい。契約を果たすことができればいいんだけど。 彼自身のためやナナリーのためばかりじゃなく、ほかならぬC.C.のためにもね。C.C.はよく文句を言ったり、冷淡な面もあるけど、すごく気遣ってるよ。― サムシング ―

グス、ユフィはホントに死んじゃったの? 彼女が好きになっていたから、なんか殺さないでって願ってた。アニメが普通彼女のようなキャラは殺さないという事実にしがみついてた。でもそれも誤りだと『コードギアス』は証明しちゃった。あぁ心が苦しいよぉ…。可哀想なスザク、彼の精神的苦痛はもっと大きくなるみたい。ニーナ、本当にこの世界を核攻撃するため、より危険な知識を提供するの? ルル、私は彼のこと滅茶苦茶好きだけど、この話を観た後でもそう言えるのかなって思ってしまう。それからオレンジ君、お帰りなさい!!!!

 ユフィ、彼女がいなくなって本当に寂しい(ー_ー;)。o O サンライズが本当に彼女を殺したから、あと2,3人そうしてももうあまり驚かない。オレンジ、ニーナ、ヴィレッタ、コーネリアなどが心に浮かぶなあ。あっそれから、スザクがユフィの携帯を使ってルルに電話したときには、すでにルルがゼロだと知っているって、ほとんどの人は考えているみたいですね。V.V.がおそらくもうスザクに全部暴露したんでしょうね。電話することでルルの考えをただ確かめたかったんだ。

 現時点では、当然最終話で壮烈な親友同士の戦いが確実に観れそう。スザクはゼロの実の正体にとても衝撃を受けているからこそ、中途半端な戦いにはしたくないのでしょう。この戦いがキラ/アスランで知られる、お涙ちょうだいなベタついたものじゃなく「血みどろ」になるのを観れそうで嬉しいな。もっとも私はスザルルfangirl (≒腐女子) なんで、次のシーズンで仲直りしてくれることを願っていますけど。今はただ、二人が戦いに赴くのを観れたら最高ね。― サイコティク・テンサイ (USA 女性) ―

ここしばらくがっかりしていたが、22,23話はとても訴えるものがあった。あえて言い切ってしまうが、脚本家がこういうエピソードでの一級品の脚本レベルを維持するなら、今まで観た中でも有数の優れたアニメとして終わる可能性が高いよ。この二つのエピソードでは全てのことがちゃんとなされていた。ったく、ものすごいドラマに加えて、適切なユーモアさえ何とか書き込めていたな。

 ルルーシュは本物のワルになったが、C.C.はあいかわらず素敵だった。他の黒の騎士団は皆よかったし、今やスザクでさえキャラクターとして好ましいと言っておかないと。スザクがついに偽善を捨てて殺す決心をしたことは素晴らしいね。

 日本が間もなく黒の騎士団の手に落ちることで、第2シーズンはまさに北アメリカでの本土決戦物になりそう。とにかくすごく待ち遠しい。プロットの意外な新事実 (マリアンヌ、C.C.、V.V.)やキャラクター達、このシリーズに関する全てが目下素晴らしい。いやはや谷口は優秀な監督だな。『プラネテス』の後に続くものとして、また違ったさらなる驚きをもたらすスタイルであり、彼の正真正銘のスキルの証しといえるね。谷口はさらなる高みを見据えている。(中略)

 私にとって一番いいところは、スザクとルルーシュが言葉を交わしたシーンだったと言わないといけないな。ユフィの携帯を使ったことで、スザクがもうルルーシュの正体を知ったんだと分かり、二人は敵同士になることを互いに確認した。象徴的表現もすごく良かった。電話を切った瞬間に、時計は午前零時を告げる。― ローステッドペキンダック (カリフォルニア州 男性) ―

◆◆◆ stage 24:崩落 の ステージ & stage 25:ゼ ロ ◆◆◆
*それじゃあ壊れますね*
ARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRGGGGGGGGH
オーマイガッ、オーマイガッ、オーマイガッ、一体何なのこれ〜 GHAAAAAAAAAAAAAH
%&$^@%@$#$%#!$!@$@#$@#%@#%
頭がおかしくなりそう〜。超最悪のタイミングで話を切っちゃったよ〜。
むちゃくちゃのめり込んでいたのに〜 (T______T)
あぁ、ルルーシュってセクシー。
私にとってお話は問題なかったけど、結末で死にました。
イェーイ!!! C.C. & ルルっていいなあ。
*ここでおしまい*
なんなんでしょうね、10月まで『コードギアス』の新作がないなんてェ(T_________T)
― メランコリー (USA 15歳 女性) ―

ワオ!圧倒されるエンディング。最終話はずっと爪を噛んでいたよ(爆笑) まったくがっかりしてない、クリフハンガーな終わり方は大好きでね(笑) 第1シーズンを終える完璧なやり方だったし、待った価値は十分にあった。第2シーズンはすごいことになりそう(^^,) ― タイス129 (イリノイ州 19歳 男性) ―

ALL HAIL ORANGE-KUN! (中略) 今まで目にした中でも断トツでものすごい展開だったなあ。永遠かと思えるくらいこの24&25話を待ってた。続きを出してくれてめちゃくちゃ嬉しいよ。― サキーブ (カリフォルニア州) ―

アァァ Orenji-kun、Stage 24 ではすごくクールに見えました =^.^= でもそれはいいとして、スザク、ロイドのお顔にパンチを浴びせた。あのコチコチの石頭野郎!(▼▼メ) ってまあ冗談ッス(≧▽≦) あのシーンはほんと可笑しくてひどかったけどね(^^;) ― オタクベイベイ (カリフォルニア州 14歳 女性) ―

ニーナって、ユフィにラバーペニスを付けさせて自分をレイプして欲しい、というところまで行ってるな。それくらい厄介な執着だ。レズビアンなのはまず間違いない。あぁ、彼女が嫌いだね。あのビッチ、まったくもって大嫌い。― スモーキー (オハイオ州 18歳 男性) ―

スザクのギアスって、猫 (※アーサー) をコントロールすることなの? (笑) ― ダークデイズ (カナダ18歳 男性) ―

ルルーシュ… ユフィの一件は嫌悪しているけど、とんでもなくサディスティックな奴なので大好き。一番気に入ったのは「ありがとう、ダールトン」のところ。もうサイコー、爆笑してしまった。ヴィレッタは信じられないな… 扇はこの作品におけるチャック・ノリスみたいになって、しぶとく生きなきゃいけないよ。― マリー (22歳) ―

C.C.とルルーシュとの思いやりのあるやりとりはとても素敵でしたけど、それでもなお「愛情」のようには感じません… かと言って「友情」でもないし。私に言わせると、二人の関係を定義するのはすごく難しいわね。― キュートシェリー (スペイン 22歳 女性) ―

(※ラストシーンで) 撃ったのはV.V.だったかもしれないと思う。これまでのところ島にいる者で、我々が知っている全ては以下の通り。ルルーシュ、スザク、カレン、V.V.、ナナリー。 薄明かりの聖堂にいるV.V.とナナリーがチラッと映るよね。けれどあの場所は、ルルーシュの奥に位置する思考エレベータを使って、たぶん近づきやすい所なんだろう。V.V.は間近で彼らをじっと見張ることが可能だ。さらに彼はテレポートだってできる。V.V.にも発砲した理由がある。スザクとルルーシュの二人を守るためだ。V.V.が二人を島に誘い出したとしても、どちらにも死んで欲しくないのは非常に明らか。生きてるよ。(中略)

 誰が撃ったかというもう一人の候補者はナナリーだ。ムチャに聞こえるけど、最後のコマをよく考えてみたんだ。ナナリーの髪がフワッとなびいた… あれは銃が火を噴いたからじゃないの? それとも銃口をスザクかルルーシュに向けようとしている? とにかくなんでナナリーが映されるの? 単なる劇的効果のため? あるいはナナリーはギアスで黒化しているのかな? ― クイナ ―

日本人は自分達の独立を望んでいます。帝国を内部から変えていたのでは、独立は決して取り戻せません。私は500年間、外国の支配下にあった国からおじゃましてますが、我々の独立を得る唯一の手段は戦争を通じてでした。日本人が平和的手段を採ることにするなら、徐々にもっと権利を得ていって、やがてその子孫はブリタニア人と同等になるかもしれません。 しかしそれは日本人がブリタニア社会内に同化されて、もはや日本人ではないことを意味します。それは彼らが望むものではなく、武力に訴える理由でもあるんです。― ダークロード ―

ルルーシュは今でも個人的な復讐心を抱いているけど、専制政治に反対しているという事実は変わらない。最愛の妹が幸せな人生を送ることができるような国を再建しようとしている。ルルーシュがいなければ、反ブリタニ ア勢力は依然として小グループのテロリストだったろうから、いろんな意味で彼は日本人を手助けしたといえる。

 ルルーシュが黒の騎士団をなげうったことが正しい行動だったとは言っていない。あれは実際、24&25話で目の当たりにした中で最も辛いことの一つだった。妹の拉致は彼の常軌を逸脱させ、冷静さを失わせてしまったわけではあるけど。(中略)

 ルルーシュが現代の英雄だと言っているわけじゃない。全くの逆。彼は人々を利用し、極めて汚い戦術を用い、そして24&25話の行動は実に悲しい思いにさせた。それでも私の意見では、ルルーシュの方がスザクよりはるかに好ましい。スザクは単に虫酸が走るだけなんだな。(中略)

 自分の国、スウェーデンが専制政治の超大国によって侵略されるなら、我慢ならないだろうが、う〜ん、私が侵略者達の歓心を買うほどだとして、おそらく彼らは私の考えを、つまり我々内部から考えを変えようとするかもしれないな…。侵略を甘受させるためにね。

 テロリズムは憎い… 実を言うと、この世界でこれ以上憎いものはない。だが黒の騎士団はテロリストと見なさないと言っておかなくちゃ。黒の騎士団は、ただ復讐に駆られた一人の天才 (狂人?) が多くのテロリストを募ることから始まったのだから。黒の騎士団のリー ダーに彼自身の底意があるにしても、むしろ彼らは自由のために戦い反逆しているように感じる。思うに、最後の手段として用いるべきだとしても、弾圧に対抗する唯一の手段は、暴力を通じてということもあるということ。― ミートローズ (ストックホルム 25歳 男性) ―

Random Curiosity、Memento、Tsubasa Forums、AnimeSuki Forums、Expression of Deviance、Anime on DVD Forums、MyAnimeList.net Forum、Anime-Source.com Forum、Fansub TV Forum、Naruto & Bleach Mania Forums より


 当初この作品は反米/反欧米アニメではないか?という意見が上記の通り海外でも一部にあったわけですが、アメリカそのものが成立していないことが分かってトーンダウンしていき、最近ではあまり聞きませんね。それにルルーシュ (ブリアニア人だが反逆者) とスザク (日本人だが名誉ブリタニア人) の立ち位置が絶妙ですから、海外の方も、日本のナショナリズムや反米がどうとかより、純粋に物語を楽しんでいる人が多いようです。ただ今後の展開次第では風向きはどうにでも変わる可能性はあるでしょうが。

  個人的にこの作品の海外からの感想で一番興味深かったのは、スザクの不人気振りですかね。海外の『コードギアス』キャラの人気投票はAnimeSuki Forumsではこんな感じで、ルル様はやっぱり人気のようなんですが、スザクの場合どの『コードギアス』関連のフォーラムでも叩く人が必ずと言っていいほどいます。もし海外でギアス・キャラの不人気投票があれば、スザクは余裕で1位になりそうな気がしますね。(因に2位はニーナではないかと)

 スザクが嫌われる理由は彼の項のような意見が多かったのですが、偽善者や売国奴という言葉は強烈だなと。アニメキャラにもかかわらず、現実の紛争や戦争に絡めて批判するやり方が非常に印象的でした。 もちろんこんな意見ばかりじゃなく、単に態度がウゼーとか、超人的な身体能力はなんでやねんみたいな、肩の力が抜けたものもあります。またよく『ガンダムSEED』のキラ・ヤマトとも比較されていましたね。ユーフェミアの一件でスザクはこれ迄のスタンスを捨て、今後復讐者として生きるのでしょうか? どうなるか分かりませんが、正直に生きた方が少なくとも海外のアンチファンは減る気がします^^)

 Google Trendsで『Death Note』『Fullmetal Alchemist』『Code Geass』『haruhi suzumiya』と列挙するとこうなり、『コードギアス』自体の海外の知名度、人気は今のところまだまだメジャーな作品には及ばないという感じですが、続編もこれまでのような質を維持できるなら、傑作の仲間入りをするかもしれません。ぜひそうなってほしいものです。

 なおANNのこの記事によりますと『コードギアス』はBandai Entertainmentにライセンスされ、2008年春に米国カートゥーンネットワークのアダルトスイムチャンネルで放映予定とのこと。 コアなアニメファン以外の人も観ることになるわけですが、冒頭の地図を始め、合衆国日本とかどうするのか、ちょっと楽しみです。 近年、同局は『ガンダムSEED』『エウレカセブン』などのロボットアニメを放映してきましたが、どれもかつての『ガンダムW』ほど人気が出ていません。 はたして『コードギアス』は米国でロボットアニメの人気に再び火を付けることができるのでしょうか。

 また谷口悟朗監督は米国の声優選びに関して手助けをしたとのこと。主な配役は以下の通り。
*ルルーシュ:ジョニー・ヤン・ボッシュ (トライガンのヴァッシュ、Bleachの黒崎一護役など)
*スザク:ユーリ・レーヴェンタール (NARUTOのサスケ、RAVEのハル・グローリー役など)
*C.C.:ケイト・ヒギンズ (NARUTOのサクラ、Fate/stay nightのセイバー役など)
*カレン:カレン・ストラスマン (Bleachの砕蜂、Fate/stay nightのライダー役など)
*シャーリー:エイミー・キンケード (To Heartの姫川 琴音役など)

 トレーラーはココyoutubeで観れます。 Toon Zone、Anime on DVD、ANNなどのフォーラムの評判としては、C.C.は合っているんじゃないのか(トレーラーのナレーションの声らしい)、スザクは印象的、ルルは一言だけでようわからん、ブリティッシュアクセントのキャラがいるみたいなど。しかしこのトレーラー、冒頭の地図や虐殺シーンもあったりしてもうブリタニア、完璧なワルモノですね^^) まぁ議論を呼ぶぐらいには米国で盛り上がって欲しいものです。




why Code Geass is so popular?
コードギアスはなぜそんなに人気がある?
ついに始まったコードギアスR2ですが、早くも海外の一部のブログやフォーラムでは熱狂的に盛り上がっています。最近のコアな海外ファンはKeyHoleTVなどでリアルタイムに視聴しているようですが、そんなマニアなファンが集う英語版ふたばともいうべき4chan.org (ユーザー別:米国41.6% カナダ5.9% 英国3.6% メキシコ3.5% チリ2.4%…)のスレッドの一部を少しご紹介しときますね。

04/12/08(Sat)12:35 No.10873232
『コードギアス』がなぜそんなに人気があるのか説明できるやついる? 個人的な見解だけど、キャラデザは不細工で (なんか目に付く)、ホモいキャラだし、前提となる話もあまり面白くない。何でロボットアニメファンだけが語るニッチなロボットアニメにならないのか、見当がつかないな。今シーズンで一番人気だし、もうさっぱり分からん。

04/12/08(Sat)12:46 No.10873415
Death Note + Gundam = Code Geass
この作品はすでに人気のある2つのシリーズのファン層にアピールする。みんな、さまざまな理由 (yaoi、おっぱい、ロボット、政治的な深さ) で楽しめる。幅広く訴えるわけ。

04/12/08(Sat)12:48 No.10873444
1. ピザ・ハット
2. ルルーシュというアンチヒーローキャラ
3 ファンサービス (女の子のキャラデザはファンタスティック)
4. ブリタニア vs イレヴン (日本が復讐をはたすという夢)
5. Yaoi、ショタ、ロリ、近親相姦といった潜在的要素があるな

04/12/08(Sat)12:54 No.10873548
歴史改変物で、ちょっとばかり政治性があり、アクション物だからまだ観てる。それにサザーランド、グラスゴー、グロースターといったナイトメアフレームが大好きでね。

04/12/08(Sat)13:11 No.10873730
カレンは俺の嫁 (kallen is my waifu)

04/12/08(Sat)13:14 No.10873769
ガンダムシリーズのファンってわけじゃない (ロボット物はあんまり趣味じゃなくて)
観るわけは
1) アンチヒーローな主役 2) CLAMPのキャラクターデザイン 3) C.C.とカレンと楽耶 4) 政治性

04/12/08(Sat)14:14 No.10874589
Death Note + Gundam + School Days - Nice Boat = Code Geass

04/12/08(Sat)14:17 No.10874633
Death Note + Gundam - Haro + xxxHolic = Code Geass?

04/12/08(Sat)14:28 No.10874830
どうやったらスザクは銃弾より速く走れるんだよ? ちゃんと説明してくれよ、そうすりゃ俺が低能だと甘んじて受け入れるよ。

04/12/08(Sat)14:31 No.10874869
スザクは日本人だろ。だからすごく素早く走れる、そういうもんだ。

04/12/08(Sat)14:34 No.10874926
これまでアニメやマンガでフィーチャーされたほとんどすべてがあるね。ヤンデレ、 ツンデレ、デレデレ、ロボット、デスノ的展開、ホモ、レズビアン、兄×弟、超絶的力、日常生活、ロマンス、コメディ、イカれた科学者、アンチヒーロー、ヒーロー、凶悪な悪役、切れ者の敵、思い悩むキャラ達、今思い付かないけど、たぶん他にも山ほどあるよ。唯一まだいないのは魔法少女だけど、たぶんそれもC.C.がピザ・コスチュームの格好をするまでの話だな。

 今、こういったものを全部同時に伝えようとしているから問題だろ。基本的に10の異なる作品を1つに詰め込んでいるせいで、もう大変ななんでもありの状況になりかねない。興味のある部分を選んで、残りを無視できるなら結構楽しめるんじゃないの。




People....are not equal
英語吹替え版の反響
◆◆◆ 米国声優の評判 ◆◆◆
第2トレーラー (英語版)
1話 ギアス発動シーン (英語版)
2話 ランスロット発進シーン (英語版)

う〜ん、ボッシュがスザク、ユーリがルルーシュをやるべきだったと、まだ確信しているなあ。― ザスリックバンディット (ニュージャージー州 20歳 男性) ―

ロイドはたぶん日本語版よりも感じがいいんじゃないか。― Kohikki (USA 21歳 男性) ―

私もロイドは日本語版より1000倍いいと思う。― マジル ―

*スザク ― 完璧。奴のイヤったらしい声(なーんてね) に合ってる。でもマジでスザクは完璧な声をしてる。スザクのセリフ「I cannot kill him (自分はやりません)」はほんと、グッときたし「Lancelot, ME Boost! (ランスロット、MEブースト!)」も素晴らしかった。大勢のfangirls (≒腐女子)が幸せな気分に浸れると思う。

*C.C. ― これもいい。美声だけど皮肉っぽい。日本に起こった事の要約のところは、ややセクシーでもあるね。

*カレン ― ものすごくウザい。彼女の声があまりにもイライラすると感じたので、詳細に述べる気もしない。言うほどのことはないよ。

*ルルーシュ ― 惜しいことにルルーシュはまあまあ。一言言わざるを得ない。ジョニー・ヤン・ボッシュは一護 (※Bleach) の声を用いている。そのまんまであり、変化、音程の差はない。基本的にルルーシュとしての一護だ。一護の声は一護としては完璧だが、『ギアス』ではうまくいっていない。絶対遵守を感じさせる口調ではあるものの、街のチンピラのようにしか聞こえない。ある時点でよくなっていくとは思うけど、今現在は…ウ〜ム。― ガーフィールド15 (ニューヨーク州 男性) ―

これは言わないとね… ルルーシュを演じるジョニー・ヤン・ボッシュへの様々な疑問は払拭されたよ。彼は完璧だ(@_@)  僕を納得させたのは「I, Lelouch Vi Britannia, commands you. Now all of you, DIE" (ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。貴様達は、死ね!)」という言い方。ボッシュは命令を下すのがまるで生まれながらに慣れているかのような、冷徹な声を披露して、「貴様達は、死ね!」と言う際、ほんのわずかな邪悪さを滲ませた。あれこれの心配は消し飛んだね、全然一護の声では演じていない。

 うまく言い表すとしたら「邪悪な一護」しかないけど、明らかに彼はルルーシュの命令において、とても微妙な発声を用いている。確かに日本の声優とは全く異なるけど、ルルが見事な手腕で演じられるのは間違いない。今すごく嬉しくてさ、夜中の2時38分に壁走りをしているところ(^^;) ― ビッグデス (ペンシルベニア州 男性) ―

◆◆◆ 米国での放送、やはり賛否あり!? ◆◆◆
boards.adultswim.com、Toon Zone Forumのみの印象ですが、全体的には概ね好評です。初めて観た人の中では『スクライド』『エウレカセブン』『Death Note』など米国カートゥーンネットワークでの放映作品を比較の対象にする人が結構いました。1話の感想としてはペース速すぎとか、スザクとC.C.がもう死んでビックリしたとか、ギアス発動は予想外で良かったとか…。 批判にしてもナショナリズムや反米に絡んだものは少ないですね。でも中には少数ながらやはりそれでムッとした人もいて、面白い(^^)ので3人ほどピックアップしてみました。


(※英語版1話を観て) ウヘッ、なんとも不条理で被害妄想、外国人嫌いの糞作品だった。ただやじり倒すためにだけ観ていたよ。大英帝国がとうの昔になくなったことを、この作品の作り手の誰にでもいいから、教えてやる奴はいなかったのか? 資源のため、諸外国がぐるになって日本を袋だたきにする? 頼むぜ、日本は米国やイギリスの同盟国じゃないか! 日本は米国と共にイラクへ軍隊さえ派遣したんだぞ! それにあのセリフ「俺はずっと嘘をついていた… 生きてるって嘘…」 この作品に関し、挽回する要素が実際何一つなかった。歴史改変物なら1940年代に設定すれば、面白くなっただろうに。(後略) ― 40フィートビロー (USA 男性) ―

(※英語版1話を観て) うー、欧米人に対する現在の日本の姿勢がこれほど猛烈にネガティブだとは認識していませんでした。ブリタニアの表現は仮想敵国であり、被害妄想と「防衛的」敵意をかき立てるよう意図されています。(中略)

 『コードギアス』は世界大戦を促す愛国主義への逆行といえます。日本のサーバー上にある大好きなMMORPGの一つが、英語を禁止している理由を今理解します。もちろん『コードギアス』のような敵対感情を商売にする愚作で、日本の大衆文化が満ちるようなら、日本の子供達は英語の音が嫌いになり、英語の話し手全員を追い出したくなるでしょうね。― ンジンガ (USA) ―

(※英語版1話を観て) 信じられないだろうがマジな話、アニメというよりプロパガンダ映画のようだった。このフォーラムから判断すると、いずれにしろ、英国の描かれ方を嫌うか、気にしないかのどちらかだな。ネオファシズム的悪役/世界の支配者に関しては、イングランドが新生ドイツになったかのように見える。(中略)

 「ナショナリズム」と言っているが、日本ナショナリズムの支持という意味だ。英国があんな腐敗した国家として描かれ、日本は清廉で罪なき「かつて誇りを持って生きた犠牲者」として描写される。『Vフォー・ヴェンデッタ』をより極端にしたみたいだ、あの作品では他国を侵略しなかったと思うし、ただその世界が崩壊したという違いはあるが。

 まだ分かっていない意図があるが、かなり外国人排斥感情がある作品だ。何を言いたいかというと、監督などからの声明なしでは、英国での放映なんて期待できないということ。それほど過去に遡るわけじゃないが、ヨーロッパは外国人排斥感情にとても敏感で、それをカバーするため最善を尽くしている。歴史的背景を示さない限り、鉤十字はドイツでは違法ってことだ。

 一方、アメリカのFCC (※連邦通信委員会:連邦政府の独立機関で、ラジオやTV放送、電信・電話などを統制) では、テレビでKKKの連中をどのような文脈で描写しても問題にしない。『コードギアス』が懸念されることはないだろうな。

 他のブリタニア人からの内部協力によりブリタニア政府を倒し、日本を解放しようとしているが、日本がこの作品で犠牲になり、罪人がはっきり指摘されている事実はなくならない。侵略して、絶えずポーランド (誇り高いが、謙虚な犠牲者として描写) を見下すドイツ (強欲で怠惰に描写) について番組作りをしているポー ランドみたいだ。おまけとしてドイツの子供がポー ランド全土を救うため、渡り合うわけだ。今時やるようなものじゃない。静観しないとね。ひょっとしたら、それとなく民主主義を説いているのかもしれないな。 ― カルジンユ (USA 22歳 男性) ―

みんなちょっと深読みしすぎると思う。『コードギアス』が『来るべき世界』『Vフォー・ヴェンデッタ』といった未来予測ものであるなら、一理あるかもしれませんが、そうじゃありません。パラレルワールドです。ですから今日的事象に基づいた、いかなる社会的・政治的論評もほとんど意味を成しません。

 魅力的な作品だったと思うし、愛国的なテーマは別に責めることじゃありません。えぇと『コードギアス』がイランの作品なら、駄作だと思うでしょうが、『ギアス』は私が、少なくとも現在かなり称賛に値すると思われる日本からの作品です。自分らの国を誇りにしても何の問題もないでしょう。目下、外国人排斥感情を目的として『コードギアス』を利用しているなら、問題があるでしょうね。(そうだとは思えませんが) 全体として何の類似点も描いていない、あくまでフィクションだと思う。― サーレズデイン ―

◆◆◆ 米国での編集 ◆◆◆
カートゥーンネットワークのアダルトスイム版ですが、OPはそのままで、EDは時間枠におさめる為、若干早回しになっているようです。で、今のところ最も苦情が出ている修正は第3話のカレンのシャワーシーン。ハハハッ、皆アレはいかがなものかと思ったようです。またビザハットのロゴは全面的に削除されています。
アダルトスイムよ、ファンサービス・シーンを台無しにするのは止めれ!ぼかしちゃ意味ねえだろ(^^) ― ファイティングドリーマー (テネシー州 男性) ―

理解できる修正もあるけど、胸の谷間をぼかすのは全くばかみたい。アダルトスイム枠はアダルトとは程遠いな。(中略) 僕はアメリカ人のやり方をずっと非難してきた。そう、こういうのはこの国の祖先の人達がこの地に初めて足を踏み入れ、合衆国を興す前から始まっていた。ピューリタン的信条において、性的なものは何でもひどいタブーだったわけだ。今日でさえこの信念体系で育てられる。アメリカは性的なものよりも暴力の方が寛容だ。日本も長く培った信条があるが、全く正反対。僕が言いたいのは、それが文化的相違ってこと。― ナイトスター (USA 男性) ―

boards.adultswim.com、Toon Zone Forum より[08/6/3 更新]


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