西日本新聞

延岡市夜間急病センター 土曜日中も診療 来月から 県立病院負担減へ

2008年6月27日 02:00 カテゴリー:九州・山口 > 宮崎

 時間外患者の増加などに伴う医師の過重労働が問題となっている県立延岡病院の負担を軽減しようと、延岡市医師会(岡村公子会長)は、同市から運営委託を受けている夜間急病センターの診療を土曜の日中も実施することを決めた。日曜・祝日在宅当番医の診療時間も延長する予定で、7月から試行的に始める。

 夜間急病センターは外科、内科、小児科の3科で構成。診療時間は午後7時半‐同11時が基本で、金曜は翌日午前7時まで、救急患者を受け入れていた。7月以降は、土曜の午後2時‐同6時も小児科を除き診療を実施し、日曜・祝日在宅当番医の診療も終了時間を午後5時から同6時に延ばす。

 延岡市は、指定管理料などを増額した補正予算案を9月議会以降に提案する予定。

 県病院局によると、県立延岡病院の時間外患者は年々増加。1998年度は5201人だったが、2007年度は9237人に達し、医師の過重労働につながっているという。

 同病院から支援要請を受けていた同医師会の岡村会長は「延岡市では民間医師の高齢化が進み、医師会も厳しい状況にある。ただ、過重労働によって延岡病院の医師不足が深刻化することに危機感があり、県北の医療崩壊を防ぐため診療時間の拡大を決めた」としている。

=2008/06/27付 西日本新聞朝刊=

【PR】
西日本新聞読者プラザ「Par:Q」

この飾り山笠にピンときた人は「西日本新聞蔵出しフォト」。あの日、あの時の記憶がよみがえる。

【PR】
天気・交通情報
九州・山口の天気 福岡の天気 佐賀の天気 大分の天気 長崎の天気 熊本の天気 宮崎の天気 鹿児島の天気 九州・山口の天気 交通情報
九州のりものinfo.com
特集記事
博多よかとこ
博多祇園山笠
BOOK
消費者ニュース
値上げ↑ 値下げ↓
特派員オンライン
注目コンテンツ