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【社会】

学童保育、大規模施設が14% 目届かず事故など懸念

2008年6月26日 21時26分

 共働きやひとり親家庭の小学生を放課後預かる学童保育の設置数が、5月1日現在で1万7495カ所となったことが26日、全国学童保育連絡協議会の調査で分かった。このうち、児童数が71人以上の大規模施設が2481カ所と全体の14%を占めた。

 同協議会は「大規模施設は指導員の目が行き届かず、事故やけがが増える」と懸念。「家庭に代わる場として40人程度」が適正としているが、40人未満の施設は8368カ所で5割に達していない。

 厚生労働省は大規模学童保育の分割を促進するため、2010年度に71人以上の学童保育への補助金を廃止するが、同協議会は「自治体の財政難などから場所や指導員の確保が難しく、分割がなかなか進んでいない」と分析する。

 児童数は約78万7000人で昨年より約4万2000人増えた。

(共同)

 

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