インターネットの掲示板に「子どもを殺す」といった内容の書き込みをして、西条市内の小学校に集団下校等の緊急対策をとらせ業務を妨害したとしてきのう、松山市内の大学生の男が威力業務妨害の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、松山市内に住む私立大学1年の19歳の男です。 調べによりますと男子学生は、今月22日、インターネットの掲示板に自宅のパソコンから「今から大量の子供を殺す。 準備万端だぜ」という書き込みをして西条市内の小学校に集団下校等の対策を取らせ学校の業務妨害をした疑いがもたれています。 警察では、秋葉原・無差別殺人事件の容疑者がネットの掲示板に犯行予告を書き込んでいたことなどからこの書き込みが悪質だと判断し捜査していました。 そして、IPアドレスやプロバイダーなどからこの男子学生を割り出し、きのう、威力業務妨害の疑いで逮捕したものです。 調べに対し、男子学生は、「騒動になると思った」と容疑を認めているということです。
原油高騰による景気への悪影響が懸念される中、県はきょう、中小企業の支援団体を集めた連絡会議を立ち上げ、相談体制や資金繰りの支援を強化することを確認しました。 きょう設置された原油問題等連絡会議は、県の相談窓口や商工団体、それに中小企業の資金繰りを支援する公的金融機関などで構成されています。 きょうの初会合では県が今月行なった調査で、中小企業のおよそ9割が原油高騰の影響を受けていて、その多くがコストの上昇分を価格に転嫁できず、収益を圧迫している現状が報告されました。 また、商工団体によりますと、ボイラーに使うC重油の高騰でタオルの染色業などに深刻な影響が出ている他、運送業界からは「人件費の削減に取り組んだがこれ以上対応策が無い」といった悲鳴が上がっているということです。 この連絡会議ではそれぞれの相談窓口に寄せられた情報を共有し、連携して資金繰りなどの支援を強化することにしています。
来月開かれる北海道洞爺湖サミットを前にきょう、松山港では、テロリストの入国を水際で食い止めるため、外国人の密航を想定した訓練が行われました。 この訓練は、松山海上保安部と松山西警察署が合同で行ったもので、きょうは、関係者およそ30人が参加しました。 訓練は、松山港に停泊中の外国船籍の貨物船に乗っていた外国人2人がゴムボートを使って密入国しようとしているという想定で行われ、海上保安部は、不審なボートを追跡し、密入国者を検挙しました。 また、警察は、埠頭に止まっていた不審車両を見つけ、密入国を手引きしようとしていた人物を現行犯逮捕しました。 この松山港周辺には、石油コンビナートや松山空港もありテロの対象になる可能性も考えられることから、参加者らは、真剣に役割や連携を確認していました。
ボートで4大会連続のオリンピック出場を決めた武田大作選手の北京での活躍を願う懸垂幕がきょう所属するダイキ本社に掛けられました。 武田選手が所属するダイキ・松山本社では、午前10時頃から懸垂幕の設置作業が始まりました。 1996年のアトランタから4大会連続のオリンピック出場となる武田選手ですが、前回と前々回と、男子軽量級ダブルスカルで6位入賞を続けていて、現在、地元、松山市で調整を続けています。 懸垂幕は、縦20メートル横2メートル60センチで、「祝・武田大作オリンッピク出場。 北京の空に日の丸を!」と書かれています。 武田選手は岩手で行われる全日本の合宿に参加した後北京に向かいます。
先月、韓国の駐広島総領事館に着任した新しい総領事がきょう県の加戸知事を訪ね、着任の挨拶をしました。 きょう愛媛県庁を訪れたのは、韓国の駐広島総領事館に着任したホ・トクヘン総領事です。 今回で駐日3回目となるホ総領事が、「坊っちゃんで有名な松山へ来られて嬉しく思います」と流暢な日本語で加戸知事へあいさつすると、加戸知事も「未来志向の大統領が就任し、日韓関係が深まることが嬉しいです」と、両国の関係の発展に期待を示しました。 続けてホ総領事は、「日本を訪れる韓国人が年間260万人となり、10年前では考えられない時代になった。 松山・ソウル便は貴重なパイプなので、成功させましょう」と、ソウル便の活用を呼びかけました。 訪問の最後は、きょうが誕生日だというホ総領事へ加戸知事から「真珠のネクタイピン」が贈られるなど、終始和やかなムードで両国の交流を深めていました。
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