福岡放送局

2008年6月26日 19時17分更新

大量の軽油盗男を追送検

ことし4月、福岡県朝倉市の会社の地下タンクから大量の軽油を盗んだとして逮捕・起訴された59歳の男が、このほかにも2つの運送会社からあわせて1万リットルを超える軽油を盗んでいたとして追送検されました。

追送検されたのは、宮若市原田の廃油回収業、池本隆昭被告(59)です。
池本被告はことし4月、朝倉市のコンクリート会社の地下タンクから軽油およそ6800リットルを盗んだとして逮捕・起訴されました。
警察が余罪を調べた結果、池本被告がことし2月から3月にかけて新宮町と遠賀町にある運送会社の地下タンクから軽油あわせて1万1000リットルあまり、金額にして130万円分を盗んでいたことがわかり、警察は26日までに追送検しました。
調べに対し、池本被告は「県内で同様の犯行を40件繰り返し、軽油あわせて12万リットル、金額にしておよそ1300万円分を盗んだ。軽油は宮若市の山中に運びドラム缶に入れ替え、知り合いの運送会社などに相場より安く売った。もうけは生活費や借金の返済にあてた」と供述しているということです。
福岡県内では去年末から大量の軽油が盗まれる事件が相次いでおり、警察ではいずれも池本被告の犯行とみて調べています。