今日の県内ニュース
あすの天気
掲示板に犯行予告の男送検
園児が風鈴作りを体験
ホ総領事が知事を表敬訪問
サミット前に初の合同訓練
振り込め詐欺防止に感謝状
二代に渡る芸術家の作品展
県内観光客は前年より増加
県 中小企業の支援拡充へ
全国ニュースをお届け。最新のニュースをストリーミングで配信してます。
06月26日木曜日
あすの天気
<天気予報>
新居浜・松山・宇和島=くもり
<予想気温>
松山…最低20℃/最高27℃
<降水確率>
午前6時〜正午…20%
正午〜午後6時…30%
<週間予報>
土曜日に天気が崩れそう。日曜日はまとまった雨になりそう。
掲示板に犯行予告の男送検
インターネットの掲示板に「いまから子どもを殺す」などと犯行予告を書き込み、きのう威力業務妨害の疑いで逮捕された松山市内の大学生がきょう、松山地検西条支部に身柄を送られました。
送検されたのは、松山市内の19歳の男子学生です。
調べによりますと男子学生は、今月22日午前3時18分ころ、自宅のパソコンからインターネットの掲示板に、「今から大量の子どもを殺す」などと犯行を予告する書き込み、西条市内の小学校で授業を中断させるなど学校の業務を妨害した疑いです。
西条西警察署などではIPアドレスなどから人物を特定し、任意で話を聞いたところ容疑を認めました。
男子学生は「大事になることは分かっていたが、目立ちたかった」などと供述しています。
県警では犯行予告の書き込みを受け、県教育委員会を通じて県内の各学校に注意を促していて、西条西警察署管内では小学校2校が授業を中断する対策を取ったほか、集団下校をするなど警戒をしていました。
園児が風鈴作りを体験
伊予郡砥部町で、幼稚園児が砥部焼で風鈴作りに体験しました。
風鈴作りを体験したのは、地元の愛育幼稚園に通う40人です。
町の商工会青年部が地元の特産品である砥部焼を小さい頃から身近に感じてもらうため、実施しました。園児たちは町内で砥部焼作りに携わる窯元にアドバイスを受けながらオリジナルの風鈴作りに挑戦していました。
風鈴作りに参加した子ども達のほとんどは、初めての砥部焼体験と言う事で、はじめは戸惑いながらも風鈴作りを楽しんでいました。
きょう模った風鈴はおよそ3週間をかけて焼き上げ、完成した作品は町内のイベントなどで展示されるということです。
ホ総領事が知事を表敬訪問
先月、韓国の駐広島総領事に着任したホ・トクヘンさんが着任の挨拶で加戸知事を表敬訪問しました。
ホ総領事は「多くの観光客に韓国を訪れてもらい経済交流などに繋がれば」と期待を述べました。
これに対し加戸知事は大統領交代による日韓関係の発展を期待するとともに、アシアナ航空の定期路線の継続就航を改めて求めていました。
サミット前に初の合同訓練
北海道洞爺湖サミットの開幕まであと11日となりました。きょう、松山港で、海上保安部と警察が合同で密航者を検挙する訓練を行いました。
きょうの訓練は洞爺湖サミットを前に不審者の上陸を阻止しようと、松山海上保安部と松山西警察署が合同で初めて合同で行ったもので、およそ30人が参加しました。
訓練はテロリストが外国貨物船からゴムボートを使って上陸するとの想定で行われました。
海上では海上保安部の保安官が警告しながらテロリストを追跡、犯人を逮捕するとともに、埠頭では上陸した不審者を追い込んだ後、身柄を確保していました。
県警などによりますと、松山港には去年973隻の外国船が入港していて、密航やテロの防止に万全の警備をしたいとしています。
振り込め詐欺防止に感謝状
先月、県内のATMなどで振り込め詐欺を未然に防いだ会社員などに感謝状が贈られました。
振り込め詐欺を未然に防いだのは、ATMの管理などを請け負う松山市白水台の兵頭ちとせさん48歳と、伊予銀行松前支店です。
きょうは伊予警察署で感謝状の贈呈式があり毛利和宏署長から感謝状が贈られました。
兵頭さんは先月20日、市役所の職員を名乗る犯人の指示を受け、伊予市内のATMで金を振り込もうとしていた女性に声をかけ、還付金詐欺を未然に防ぎました。
また伊予銀行松前支店は京都市内の金融機関から連絡を受け、金が振り込まれた詐欺グループの口座を凍結し、被害を防止しました。
伊予銀行では先月と今月であわせて10件の振り込め詐欺を防いでいて、今後も窓口などで利用者に声をかけるなど被害の防止に努めたいとしています。
二代に渡る芸術家の作品展
松山市出身の洋画家の作品と、長男が撮影した写真を展示した作品展が松山市の美術館で開かれています。古茂田公雄さんは松山市出身の洋画家で、長男で写真家の不二さんは県内の自然を撮影するなど、親子2代に渡って芸術家として人気を集めています。会場となっているミウラートヴィレッジには二人が手がけた作品80点が展示されています。こちらは面河川をテーマにした2人の作品で、不二さんが撮影した写真の構図はどこか絵画的で父親の作品の影響が感じられます。このほか、公雄さんが雑巾を使い即興で描いたタコの掛け軸やまるで干物が泳いでいるような不二さんの写真など親子のつながりを感じさせるようなユーモラスな作品もあります。この作品展は来月13日まで開かれています。
県内観光客は前年より増加
去年1年間、観光で県内各地を訪れた人は前の年に比べて86万人余り増加し、それに伴い、消費額もおよそ14億円増えたことがわかりました。
県観光物産課によりますと、去年1年間、県内を訪れた観光客は前の年に比べて86万人余り増加し、およそ2400万人でした。県外と県内からの観光客がそれぞれ3%〜4%増えていて、2400万人台は3年振りです。県では冬から春にかけて暖かい日が続いて好天に恵まれたほか、松山市の坂の上の雲ミュージアムや西条市の四国鉄道文化館など、新規施設がオープンした事などが増加の要因とみています。ただ観光客は増えたものの、日帰りの観光客の増加で、消費額はおよそ1002億円と見られ、去年と比べて1・4%のプラスにとどまりました。
県 中小企業の支援拡充へ
原油価格高騰の影響を受ける県内の中小企業の支援を充実させるため関係機関による連絡会議があり、融資制度の活用や相談窓口の強化などが協議されました。
ニューヨークの原油取引価格はこの1年半で2・5倍に跳ね上がり、1バレルあたり138ドルの最高値を更新していて、県が今月、県内企業を対象に行った調査では90%をこえる企業が原油高騰が悪影響を及ぼしていると回答しています。この状況を受け、県では商工会議所や金融機関と連携し、中小企業を支援する体制を構築するための連絡会議を設置し、きょう初めての会議を開きました。会議では、原材料価格や輸送コストの上昇など、地域や業種ごとの原油高騰によるさまざまな影響が報告され、今後は融資制度の周知徹底や相談窓口の充実に力を入れる必要があるという意見が出されました。県では今年度から「原油価格高騰等・経済変動対策資金」として、中小企業に対する融資制度を拡充していて、先月末までに227件、あわせて38億円あまりの融資を行っています。