2008年06月15日

北大の常温核融合ネタについて調べてみたよ

先週は色々なネタがあったので出遅れたが、北大の常温核融合ネタについてちょっと調べてみた。
やはり北大に通っていた身としては、このネタは外せんからな。
結論から先に書くと、私はこの記事内容に対して極めて懐疑的だ。
いや、正直にこれっぽっちも信用していないと言いきってしまおうか。
 
 
 
さて、問題の発端は北海道新聞が12日にこんな記事を出したことだ。
簡易炉で「常温核融合」か 北大院・水野氏が確認 国際学会で発表へ
 北大大学院工学研究科の水野忠彦氏(エネルギー環境システム)は十一日、水素と炭素を簡易な反応容器(炉)で加熱する実験で、通常の化学反応では起こりえない異常な発熱(過剰熱)の確認と、核融合反応を示すガンマ線を検出したことを明らかにした。水野氏は「常温核融合」が確認できたとして、八月に米ワシントンで開かれる国際常温核融合学会で報告する。

 実験はステンレス合金製の炉(内容積八十八cc)の内部に、炭素を含む多環芳香族炭化水素の一種フェナントレンを〇・一グラム投入した上で、高圧水素ガスで満たし密閉して行った。

 ガス中の水素原子などを規則正しく配列させて反応を促進する働きを持つ白金とイオウを触媒に用いた。

 水素を七十気圧まで加圧し、加熱器の設定温度を六六○度とした場合、設定温度に達して加熱を止めた後も炉内の温度は約一時間上昇を続け、最大で六九○度に達した。この過程で過剰熱の出力は六十ワット、発熱量は二百四十キロジュールで、化学反応で得られるエネルギーの少なくとも百倍以上だった。

 水野氏は同様の実験を三十回実施し、すべてで過剰熱を確認。また実験後の炉内で《1》地球上の炭素の約1%を占めるにすぎない炭素同位体「炭素13」が大量に発生《2》実験当初は存在していなかった窒素が発生−し、いずれも化学反応で説明できない現象から、水野氏は「炉内で水素と炭素の常温核融合反応が起きているとしか考えられない」と話す。

 岩手大工学部の山田弘教授(電気エネルギー工学)は「通常の化学反応では起こりえない過剰熱が発生している可能性が極めて高い。注目に値する研究だ」。

 ある大手メーカーの有力研究員も「過去に報告されている常温核融合とは全く異なる実験結果で、興味深い」と話している。

ガ島通信さんが既に書いている事だが、この記事の最大の問題点は、常温核融合(Wikipedia:日本語記事がアレなことになっているので英語版で)という議論が紛糾しており、過去に間違いの山が積もり死屍累々な分野に対し、一方的な翼賛記事を書いてしまったことにある。過去の経緯を踏まえ常温核融合と聞いたらまず疑ってかからないようでは、この分野の情報をきちんと伝えることはできないだろう。
ついでにもう一点、この記事にコメントしている人間が、みな水野氏の「身内」であるというのも見逃してはいけない部分だ。お仲間にコメントを求めても、そりゃ肯定的な意見しか帰ってこんよ。コメントというのは第三者から取らないとあまり意味がない。
あとで詳しく書くが、この記事に出てくる人間は、3人ともある意味常温核融合方面の有名人だ。三菱重工の人が何でわざわざ名前を隠すのかは分からんけれど。


さて、記事中に出てくる水野氏は北海道大学工学研究科、エネルギー生産環境システム講座の助教をされている。
産学プラザ研究者DB:水野忠彦
北大工/原子力環境材料学研究室・水野助手

60才を超える定年間近な人であるにもかかわらず助手という時点で、アカデミックな分野である程度長い人なら「ああ、成程そういうことね」と頷くだろう。今はそうでもないが、独立行政法人化前は、大学が研究者の首を切ることはよほどの不祥事でもない限りは無理だった。トな方向に行ってしまう研究者というのはいつだって少数ながら存在するが、「研究内容がトである」というのはレイオフの理由にはならないのだ。
そういう場合どうなるかというと、早い段階で判明したならこんな風に万年助手となる。
万年助手の全てがトな人な訳ではないが、何か変な研究をしていて万年助手というのは、眉につばをつけるべき十分条件だ。
同様の例としては昨年九州大学を退官された「ししゃ科も会」の高尾氏などがよい例だろうか。
こういう話は多分アカデミックな世界の外にはあまり出ないので、覚えておいて損はないぞ。
#もっともこういう人は今後は任期更新の際に切られるんだろうけれど。

なお、「何でクビにならないのか納得行かない!」という人は、以前きくちさんのところで同じ話題が出たことがあるので、そのときのログを読んでみることをお勧めする。
江本さんとAERA(コメント17から)


さて、日本の常温核融合をウォッチする上で、資料として欠かせないのがこの本。
Amazon.co.jp: 固体内核反応研究〈No.1〉: 高橋 亮人, 山田 弘, 大森 唯義, 秋本 正, 沼田 博雄, 岩村 康弘, 水野 忠彦: 本
刊行が1999年なので既に十年前の本なのだが、この頃既にまともな核物理学者は常温核融合に見切りをつけていたので、国内の常温核融合ウォッチングの参考書としてかなり有効な本だ。
なんせ執筆陣を見ると、今回のニュースに出てきた人間が三人とも載ってるからな。
書籍情報―固体内核反応研究 No.1
 <執筆陣>
高橋 亮人:大阪大学工学部原子力工学科教授(工学博士)
沼田 博雄:東京工業大学材料工学専攻助手(工学博士)
山田 弘 :岩手大学工学部電気電子工学科教授(工学博士)
岩村 康弘:三菱重工業(株)基礎技術研究所(工学博士)
大森 唯義:北海道大学触媒化学研究センター助手(工学博士)
水野 忠彦:北海道大学工学部原子工学科助手(工学博士)
秋本 正 :北海道大学大学院工学研究科量子エネルギー専攻助手(工学博士)

北大の水野氏と岩手大の山田氏もだが、記事中で匿名になっていた「ある大手メーカーの有力研究員」というのも、ほぼ間違いなく三菱重工の岩村氏だ。
逆に言うと、現在日本で常温核融合の肯定的なコメントを取ろうと思ったら、彼らや阪大の荒田センセのところにでも行くしかないということ。
高齢化率が尋常じゃなく高い分野なので、あと10年もすれば消滅しそうだな。


次に肝心の実験内容の信頼性についてだが、2chの関連スレに投げられていたこのコメントが全てだと思う。
sum-2ch-a 【研究】 簡易炉で「常温核融合」確認、国際学会で発表へ…北大大学院・水野氏
276 : 2008/06/13(金) 21:10:33 ID:QVgCv2Aj0
>>257 >>262
こーいうレスもあるね。

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1213277379/263

263 名前: バーダック(東京都) 投稿日: 2008/06/13(金) 01:22:27.51 ID:vLQ4d/8t0
フェナントレン(C14H10) 0.1[g] 中の炭素含有量は
(0.1 * (12 * 0.99 + 13 * 0.01) * 14) / ((12 * 0.99 + 13 * 0.01) * 14 + 10)
≒ 0.094386[g]
C13が大量に発生ということは、まあ1%から2%になったとしよう
その場合、増加分のC13の質量は 0.00094386[g]、
C13原子1個の質量は
13 / (6.0221 * 10^23) ≒ 2.1587 * 10^-23 [g]
だから、発生したC13の量は、約 4.3724 * 10^19個
これだけの量のC13がC12とHの核融合で生成されたとすると、
CNOサイクルにおけるエネルギー発生量
C12 + H → N13 + γ + 1.95[MeV]
N13 → C13 + e+ + νe + 1.37[MeV]
より、
4.3724 * 10^19 * (1.95 + 1.37) ≒ 14.516 * 10^19[MeV]
≒ 7005.5[kJ]

炭素13の発生分だけ考えても発生エネルギーに30倍以上の差がある件

322 : 2008/06/13(金) 21:28:37 ID:DYgl4vGS0
>>276
計算した人がいたんだ。流石だな

>>293
でも、その計算は 原料のフェナントレンの1%が反応した と想定してるよ。
原料のたった1%が核反応しただけで、計算上は今回の30倍の反応が起きる。
過剰熱の発生は+30℃ではなくて、30倍の+900℃になるはずで、反応容器は溶けてしまう。

この研究者は、どういう事前予測を立ててこの実験を組んだんだろう?
普通は「予想以上に反応が進んでも装置に余裕があるように」考えて実験の計画を立てるでしょ?

つまり、この人は、核反応を期待してなかったって思えるわけよ。
本気で核反応が起きると予想していたなら、もっとゴツイ装置を組んでるはず。
この実験は「熱が出たよ、すごいでしょ」とアピールするためだけに
その辺にある装置を組んだお手軽実験だったんだと思う。


433 : 2008/06/13(金) 22:13:03 ID:EdfSmpgX0
>>393
>>1読む限り、この先生の想定してるのは、

炭素12+陽子=窒素13
窒素13がβ+崩壊して炭素13に
その時に放出する陽電子の対消滅でγ線を観測

ってシナリオのようだ。

つか、電気炉の加熱のオーバーシュートかどうか、普通フェナントレン入れない場合の
温度変化との比較とかをやるもんじゃないのかな?
比較して余剰熱出たのなら、まあ核反応じゃないにせよなんか起きたらしいと言える
かもだが、それもしないで設定値から上がったと言ってるだけっぽいんだよな、コレ。

つまりはそういうこと。
私が常温核融合のニュースをまるで信用できない理由の一つが、こういう実験系のいい加減さや安全管理の不備にある。

あと「国際常温核融合学会」というのは、常温核融合の研究者だけの、いわば身内の集まり。
身内の集まりでしか発表できないうちは、常温核融合はニュース価値が無いと私は考えている。
本気で外部の検証に耐えるものができたなら、もっとでかい学会に出てくるはずだから、そのとき改めて検証すればいい。


最後に同じスレに貼られていたこれを見れば、もうこれ以上何も語る必要はなかろう。
超微粒子トルマリンが水におよぼす影響は大きい 北海道大学 講師 水野忠彦
 長年、水は大小の粒子(クラスター)の集合体である議論がなされている。近年、X線解析や中性子解析、気化ガス質量分析の研究が明らかになってきた。
 これらの実験事実を基に、理論的な計算から水の集合体に与える効果を、X線解析で調べたところ、純粋なトルマリンは、水分子の酸素原子間距離の凝集を起こすことが分かった。またトルマリンを含むクリームは、水分子を保持する作用がある可能性が見い出された。
 アミティEXクリームは、水分子の酸素原子間距離に相当する3〜5オングストロームの強度があり、測定した各種トルマリン配合クリームの中で最大値であることが判明した。



◆結論
結論をまとめると、実験の信頼性は極めて疑わしい。
おそらく水野氏は、火星に運河を見ちゃったローウェルや、いつもこのカテゴリで取り上げる人々の同類だと思われる。

ついでに今気付いたんだが、この人普通に高尾センセと同列に語られている。というか面識もあるらしい。
水野忠彦 高尾征治」でぐぐったら大当たりだった。
似たもの同士だとは思っていたが、本当につながりがあったとは。

むすびインタビュー
腸内細菌や微生物との関係に注目
先日、佐々木健人先生に連れられ、京都で日本の原子転換研究のトップ3(北大工学博士:水野忠彦氏、九大工学博士:高尾征治氏、国際地球環境大学名誉教授:小牧久時氏)とお会いして色々お話を伺いましたが、物理の世界における原子転換はもう昔のようなオカルトや錬金術扱いされていた時とは違い、今はもう現実の世界で最先端の研究が進んでいるわけです。それも、もの凄い勢いで。詳しいことはいずれ“むすび”誌上に専門家の先生方にご登場いただけるよう了解を頂きましたのでお楽しみに。今後、量子の世界の謎がどんどん解き明かされるにつれて、原子転換とニュートリノとの関係や、原子転換と腸内細菌や微生物との関係なども色々分かってくるんじゃないかって思っています。これは推測ですが生体内原子転換には腸内細菌や水や温度が深く関わっているように思います。さらに想念や気のような見えない命のエネルギー、つまり僕らがライフプラズマって呼ぶ原子転換を促進するある種の生命エネルギー。これはたぶん共利共生のご褒美に腸内細菌や微生物が私たちの体に引っ張ってきてくれているっていうか、供与してくれてるんじゃないかと、そんな気がするんですよね。

なにその駄目すぎるトップ3。
記事の内容もあいまって腹筋を破壊されるかと思ったぞ。


◆関連記事
幻影随想: 江本氏的には、祈りは元素変換をも可能とするらしい
この記事へのコメント
  1. 人格や経歴への攻撃は実験結果を否定する要素にはならないのですが?
    解らないことはノーコメントというコメントを出すのが本当の科学者であり、即否定は単なる利権絡みの評論家ですね。
    Posted by 素人 at 2008年06月16日 11:38
  2. なるほど、万年助手というのはそういう人達だったんですね。勉強になるなあ。

    トルマリンwにマクロビwに生体内原子転換wか揃い踏み出ましたね。ライフプラズマっていうのは新しいなw
    Posted by SLEEP at 2008年06月16日 12:02
  3. 以前、高校生が近所のホームセンターで部品を買い集めガレージで核融合成功したっていうのがありましたが。
    重水素核融合に自宅で成功し、2億度のプラズマを発生させた。
    「紫色のプラズマが見られてサイコーだぜ!!」
    ご近所さんたちはドン引き……。
    珍しくまだニュース記事として検索でヒットするな、、
    コレもネタか?といまだに懐疑的なのですが、この話題はまずは公開の場で実際に見せてほしいところですね。
    再現できることは科学の原則みたいなものだと聞きましたし。
    目の前でやられると、コワィかもしれんけど。
    ウィキペディアを見たところ常温核融合って地味なんですね、、
    Posted by 尾かしら at 2008年06月16日 13:05
  4. 既視感ありすぎの"素人"氏のコメントに脱力。
    このサイトの過去ログでもいいし、きくちさんのところでもいいからとりあえず100本ほど記事に目を通してこいと。
    100辺論破されているダメ議論の典型ということに気付くと思います。
    Posted by ヒスタミン at 2008年06月16日 22:16
  5. >尾かしらさん
    「高校生が核融合」ってのは、トカマク型の核融合とは違って核融合が瞬間的にしか起こらないタイプなので、可能です。


    常温核融合の方、本当にγ線の観測できたのかなあ。
    Posted by flicker at 2008年06月16日 23:05
  6. でも追試もしないで否定するって言うのも、脳内で結論を出しているに過ぎないよね。
    たいした実験内容じゃないんだから追試して確認してから否定すればいいのに。
    そういうと、査読文がどうのこうのって言ってくるんだろうw
    Posted by とか膜 at 2008年06月16日 23:14
  7. >おそらく水野氏は、火星に運河を見ちゃったローウェルや

    うーん、含蓄深い(?!)ですね。私は水野氏が
    詐欺師とは思わないので、黒影さんのこの文が
    しっくりきました。
    Posted by うさぎ at 2008年06月16日 23:14
  8. > たいした実験内容じゃないんだから追試して確認してから否定すればいいのに。

    むしろ、たいした実験ではない (というよりまともにデザインできていない) から、追試するまでもなく却下されるのだと思います。

    人・物・金・時間は有限なので。
    Posted by hir at 2008年06月17日 05:29
  9. >#もっともこういう人は今後は任期更新の際に切られるんだろうけれど。

    最近は、アカデミックの世界も世知辛いですよね。トな人はともかく、メインストリームでない研究やっていると助教からなかなかパーマネントに移行できないみたいですから・・・
    Posted by とむけん at 2008年06月17日 12:33
  10. >素人さん
    私が水野氏の実験を信用できない理由は、実験系のいい加減さが原因だとちゃんと書いていますが?
    「利権絡みの評論家」という笑える評価をありがとうございます。

    >SLEEPさん
    >揃い踏み出ましたね。
    ええ、こうも見事にそろい踏むといっそ清々しいくらいです。

    >尾かしらさん
    これですかね。
    >livedoor ニュース - 高校生が手作り原子炉を作成! 核融合成功に近所はドン引き!
    >http://news.livedoor.com/article/detail/3170003/

    フューザーの記事はWiredが充実しているのでお勧めです。
    >自宅で核融合実験する「フュージョニア」たち(1) | WIRED VISION
    >http://wiredvision.jp/news/200706/2007060623.html
    >高校生が作った核融合炉 | WIRED VISION
    >http://wiredvision.jp/blog/fromwiredblogs/200706/20070626130603.html

    >ヒスタミンさん
    まあいつものことですから。

    >flicker さん
    >常温核融合の方、本当にγ線の観測できたのかなあ。
    さて?私もそれは知りたいです。

    >とか膜 さん
    それは核物理学者達が15年以上も前に通り過ぎ、時間と金を浪費させられた道です。
    そして実験系自体は簡単なものにも関わらず、20年経っても未だにまともな成果が出ていないという事実が残りました。
    彼らは既に追試の必要性すら感じていないでしょう。
    無論私もですが。

    >うさぎ さん
    私も同感です。
    水野氏は彼の実験に確信を持っているのでしょう。

    >hir さん
    仰るとおりです。
    無視できないだけのインパクトのあるものを発表すれば、否応なく検証は行われます。
    20年前のフライシュマン達のように。
    逆に言えば、今の常温核融合研究というのは普通の物理学者にとって取るに足りないものなわけですけどね。

    >とむけん さん
    マイナーな研究だと、研究を評価できる人間が少なく査定も大変らしいですね。
    Posted by 黒影 at 2008年06月17日 22:11
  11. 「北大に通っていたものとしては・・」なんて、大げさな物言いが笑える。就職した一般の元院生でしょ?最後に2ちゃんのいい加減な計算を引用して終わりでは、説得力がない。

     
    Posted by NJ at 2008年06月24日 21:38
  12. 解読系のいいかげんさのほうは気にしないのですね。

    「大量に発生」を勝手に2倍と解釈した計算結果でエネルギー的に30倍で信じられないという展開は無いでしょう。

    自然状態のC13比率の変動や測定誤差を大きく超えて検出したという解釈ならば数字的に辻褄が合わないことも無いのでは?

    Posted by m3 at 2008年06月25日 22:30
  13. +30℃の30倍って本当に+900℃?
    Posted by フジッコ at 2008年06月25日 23:58
  14. 「大量に発生」というのをフェナントレンすべての炭素量からの割合と考えるほうが不自然でしょう。
    反応生成物中の同位体比と考えるべき。
    γ線を観測したなら、それの合理的な説明が必要です。検出限界ぎりぎりじゃ意味ないけど、γ線スペクトル測っていれば背景などとも区別つくでしょう。論文発表と追試待ちだけど、水野氏の過去の文献みるとそれほど粗忽な人には思えないので、賭けとしては水野氏に一票投じるよ。
    Posted by open at 2008年06月26日 03:34
  15. >+30℃の30倍って本当に+900℃?
    炉全体が+30℃される熱量の30倍で、熱放射や熱伝導が起きないならばそんなもんでしょう。

    まぁ仮に件の現象が正しく生じたとしても、装置素材の融解や爆発が起きる遥か前に、電線の被覆が溶けて装置が破損・停止って事になるでしょうケド。
    Posted by ぽぽろ at 2008年06月26日 19:45
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