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北野天満宮:「なで牛」頭割られる…器物損壊で捜査 京都

首を割られたなで牛=京都市上京区の北野天満宮で2008年6月26日午後0時13分、望月亮一撮影
首を割られたなで牛=京都市上京区の北野天満宮で2008年6月26日午後0時13分、望月亮一撮影

 学問の神様として知られる京都市上京区の北野天満宮で26日午前5時ごろ、頭をなでると賢くなるとして信仰対象になっている「なで牛」=御影(みかげ)石製=の頭が割られているのを女性参拝客が見つけた。神社から届けを受けた京都府警上京署が器物損壊容疑で捜査している。

 調べなどによると、壊されたなで牛は一の鳥居から楼門に向かう参道沿いにあり体長約40センチ、高さ約10センチ。首は台座の下に落ちていた。付近には、犯行に使われたとみられる直径約20センチのコンクリート片があった。

 境内は午後9時に施錠されるが、参道は一日中出入り可能。25日の施錠時には異常はなかったという。

 菅原道真を祭る天満宮では、牛は神の使いとされる。北野天満宮には約20体のなで牛の石像がある。東川楠彦・権禰宜(ごんねぎ)は「大きな憤りを感じる。壊された牛の姿を受験生らに見せるのは悲しい」と話していた。【古屋敷尚子、細谷拓海】

毎日新聞 2008年6月26日 18時45分(最終更新 6月26日 19時12分)

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