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阪南市立病院、9月に常勤内科医確保の見通し 大阪市
阪南市立病院が医師の一斉退職で経営難に陥っている問題で、岩室敏和市長は25日、9月に内科の常勤医が確保できる見通しを明らかにした。経営計画で内科医の確保が最重要課題となっており、実現すれば経営改善が進むことになる。
この日の市議会本会議で出馬表明を行った岩室市長が「9月には常勤内科医師招聘(しょうへい)も予定でき、内科外来、入院の復活のめども立ちつつある」と説明。
一方、同市議会は同日、市立病院の医師の待遇改善などにかかわる条例改正案を原案通り可決した。
給与の大幅引き上げは、医師の診療実績に応じた「能率給」を導入。医師それぞれの入院、外来診療による医療収益から基本給を差し引いた額の7〜7・2%を支給し、基本給もアップする。医師経験5年目の医師の場合で、現行の約1200万円の年収が、約2000万円に引き上がる。