2008年6月25日 21時52分更新
今月から、観光バスのバスガイドも高速道路ではシートベルトを付けて着席することが義務づけられたことを受けて、岡山市のバス会社が客の方に向かって座って案内ができる専用の座席を観光バスに導入しました。
岡山市に本社のある両備ホールディングスでは、県内で運行している観光バス95台のうち、このほど3台を改造して新たなバスガイドの座席を取り付けました。
今月からシートベルトの着用が後部座席でも義務付けられ、高速道路ではバスガイドもシートベルトを付けて座席に座らなければならなくなりました。
しかし、現在のバスガイド用の座席は前向で乗客と向かい合うことができないため、この会社では従来の補助席を改造して乗客側に向かって座れる座席を作りました。
この会社によりますと、後部座席のシートベルトの着用が義務化されて以降、バス会社でこうした座席を導入したのは全国で初めてだということです。
バスガイドの奥野広美さんは、「これまではお客様の表情が見えなかったり体調を崩している方にも気づきにくかったのですが、これからはお客様の顔が見えるので安心しています」と話していました。