2008年6月25日 21時52分更新
災害などの際に素早く人命を救助するため、県内各地の消防隊員が日ごろの訓練で培った技術を競う大会が、岡山市で開かれています。
この大会は岡山県消防長会が毎年1回、開いているもので、会場の岡山市消防教育訓練センターには、県内14の消防本部の消防隊員、およそ250人が集まりました。
競技は、火災や災害の際に人命を救助するため必要な消防救助の7つの種目で行われました。
このうち「ロープブリッジ渡過」は、水平に張った20メートルのロープを決まった方法で往復して安全性やタイムなどを競うもので、隊員たちは腕や足を使い、20秒ほどでロープをわたっていました。
また、2人1組で1本のロープを使って15メートルの壁を登る競技や、5人が1組となり、救助が必要な人を助ける競技なども行われ、競技が終わるたびに訪れた家族や同僚から大きな声援が送られていました。
大会は25日の午後3時ごろまで行われ、各種目で優秀な成績をおさめた消防隊員は、来月23日に広島市で行われる中国地方の大会に出場することになっています。