パロマ工業に危害防止命令
パロマ工業製の瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事件で、製品の点検と回収に漏れがあったとして、経済産業省は再点検などを指示する危害防止命令を出しました。 パロマ工業は、一酸化炭素中毒で21人の死亡事故を起こしたことを受けて、おととしからガス瞬間湯沸かし器の回収や点検を進めてきました。 しかし、経済産業省によりますと、少なくとも14台の湯沸かし器について、電話で聞いただけで対象の製品を見落としたり、アパートの別の部屋と間違えるなど、点検や回収に漏れがあったということです。 このため経済産業省はパロマ工業に対し、消費生活用製品安全法に基づいて危害防止命令を出して、再点検し、あらためて報告するよう指示しました。改正された消費生活安全法に基づいて危害防止命令を出すのは初めてのことです。(25日21:17)
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