英会話学校「NOVA」の元社長が、社員の積立金を無断で流用したとして逮捕された事件で、元社長は、当時、数億円の資産があったことがわかりました。警察は、資産がありながら流用したのは悪質とみて調べています。
24日、逮捕された英会話学校「NOVA」の元社長、猿橋望容疑者(56)は、去年7月、社員が毎月積み立てていた互助組織の金およそ3億2000万円を、受講者の解約金などに無断で流用した疑いが持たれています。
その後の調べで、猿橋容疑者には、当時、現金や不動産など合わせて数億円の資産があったことが分かりました。警察は、多額の資産を持ちながら、社員の金を流用した点を悪質とみて調べています。
これに対し、猿橋容疑者の弁護士は、「10億円近い個人資産を資金繰りにつぎ込んでいた」と説明、猿橋容疑者も調べに対し、容疑を一部否認しています。(25日14:52)