パロマ工業(名古屋市)による一酸化炭素(CO)中毒事故の多発した同社製ガス瞬間湯沸かし器の点検・回収漏れ問題で、犠牲者の出た東京都内のマンションの別室で回収漏れがあったことが25日分かった。遺族の指摘をきっかけに経済産業省が同社に求めた再調査で、ほかにも13件の見逃しが判明。同社のずさんな管理体制が浮き彫りになった。
経産省は同日、パロマ工業に消費生活用製品安全法に基づき危害防止命令を出し、同社が進める回収の対象製品の再点検が完了するまで、進ちょく状況を毎週報告することなどを求めた。(07:00)