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2008-06-24 12:10:39 stanford2008の投稿

桜井淳所長の中性子断面積に対する認識と原研シグマ研究委員会で担当した評価核種

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桜井淳所長は、原研材料試験炉(JMTR)の炉心核計算を8年間担当し、最初の3年間で、中性子輸送計算に利用される中性子断面積の重要性に気付いたそうです。当時、利用していた輸送計算コード(熱群THERMOS, 高速群GGC4)・拡散計算コード(CITATION)・中性子断面積ライブラリー(ENDF)は、すべて、米国から導入したもので、日本で開発したものは、まだ、実用化されていなかったそうです。桜井所長は、中性子断面積の単なる利用者の立場に甘んじず、原研5MeV静電型加速器バンデグラーフVdGを利用して、しきい反応の中性子断面積を測定したそうです。それだけでなく、原研シグマ研究委員会委員(遮蔽積分テストWG兼核融合WG兼ドシメトリー積分テストWG)になり、JENDL-3の遮蔽・核融合関係核種のベンチマーク実験解析をとおして、中性子断面積の信頼性評価に貢献しました。単なるベンチマーク実験解析だけでなく、JENDL特殊ファイルのひとつのJENDL Dosimetry FileにNb93(n,n')Nb93mとHg199(n,n')Hg199m反応を追加することを提案し、それらの中性子断面積の評価と共分散マトリックスの作成も行ったそうです。その特殊ファイルは、公開され、世界で利用されているそうです。前者の反応は、原子炉圧力容器監視試験片の中性子線量評価に利用され、後者は、偶然にも、今日、J-PARC中性子科学研究施設の中性子発生用ターゲット兼冷却材のHgの核計算につながっています。桜井所長に拠れば、大変神経を使う作業ですが、充実した毎日だったそうです。それらの研究はファーストネームで数編の論文にまとめてあります。
2008-06-24 11:04:29 stanford2008の投稿

桜井淳所長は今秋に日本原子力学会主催「モンテカルロ教育専門家会合」を開催予定

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以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、今秋中旬、東京において、日本原子力学会主催「モンテカルロ教育専門家会合」(兼「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会第9回会合)を開催予定です。研究発表は全国の大学・研究機関・企業から募る予定です(発表は、質疑応答含め30分で、1日10件)。募集要項は、近日中に、日本原子力学会のメーリングリストをとおして、会員に知らせます。原子力施設や核燃料サイクル施設の安全審査において、モンテカルロ粒子輸送計算手法が標準的手法に採用され、それを長期的に支えるには、大学等での内容が充実した教育が欠かせません。そのため、桜井所長は、大学等におけるモンテカルロ教育の現状と課題を調査する目的で、「モンテカルロ教育専門家会合」を開催することを企画しました。
2008-06-23 17:15:47 stanford2008の投稿

桜井淳所長の稚内と宗谷の旅の印象

テーマ:ブログ
以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、6月10日12:00頃、稚内空港から雨の降る日本最北端の地を訪ねタクシーで海岸線を走りましたが、あまりにも殺風景な光景に、いくぶん、複雑な心境になったそうです。日本最北端の地から宗谷岬までの海岸線も同様だったそうです。途中、多くの中規模の漁船が係留されていたそうです。稚内は、沿岸漁業で、底引き網でのかに・ほっけ・たら等、宗谷も沿岸漁業で、たこ・ウニ・ホタテ等が獲れます。地元に漁業以外の産業が無いため、若者は、地元に留まらず、人口はいくぶん減少しているそうです。しかし、桜井所長は、稚内市の光景から、活気にあふれており、考えていた以上の繁栄振りのように感じたと言っていました。稚内や宗谷だけでなく、稚内から利尻島や礼文島への観光客が多いためでしょう。桜井所長は大変良い印象を持ったそうです。
2008-06-23 15:38:05 stanford2008の投稿

桜井所長が原子力機構のTに送った安全審査対応についてのメール内容

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Tさま


モンテカルロ第一世代研究者の船研のUは、モンテカルロは難しく、特定の人にしかよい結果を出せないことを強調し過ぎたため、なかなか、普及しませんでした。そして、原研の第一世代のSとIコンビ、NとMコンビは、研究としてしか考えず、安全審査対応への努力を怠ってしまいました。東大はモンテカルロ嫌いになっていました。その中で東大のNを原子力学会のモンテカルロ研究専門委員会の主査にしたことは、歴史的転換でした。しかし、急死されたことは、想定外でした。つぎの戦略として、安全審査に大きな影響力を有する東大の先生方をもう一度、取り込むことが重要であり、東大のOやKの理解と協力を得るため、頭を下げなければなりません。

桜井淳

2008-06-23 14:34:18 stanford2008の投稿

桜井淳所長が原子力機構のTに送ったCf252生成法についてのメール内容

テーマ:ブログ

Tさま


原子炉でのCf252(半減期2.62年の自発核分裂核種、研究用中性子源や軽水炉の起動用中性子源として利用)の生成法についての私の疑問に答えていただきありがとうございました。私は、約四半世紀前、原研原子炉化学部の研究者が原子炉でCf252の生成を行ったという新聞記事の内容を記憶しています。当時の専門家のコメントには、「生成したことに価値があるのではなく、微量な化学分析の能力に意味がある」とありました。今回、いただいたメールには、「Cf252は、U238の多重中性子捕獲により生成され、14回の中性子捕獲反応と6回のベータ崩壊で生成される」とありますが、改めて、手元の核図表(KARLSRUHER NUKLIDKARTE, 4.Auflage 1974)を眺めてみると、唯一の方法は、そのようになるのかも知れませんが、反応の中性子断面積からすれば、気の遠くなるような小さな発生確率であり、よくそのようなことを意図したものだと感心しました。材料試験炉のような高中性子束の原子炉の炉心に10年くらい入れておかないと、うまく生成できないように思えます。米企業は、マイクログラムオーダーのものを数百万円で販売していますが、それで商売になるのでしょうか。私ならば、大型高エネルギー重イオン加速器を利用し、加速イオン核種とターゲット核種の組み合わせを工夫し、直接、Cf252を生成します。この方法の方がはるかに効率が高く、経済的であるように思えますが、何か不都合なことでもあるのでしょうか。


桜井淳

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