注意
本項では、初音ミクを代表とするVOCALOIDに関連するニコニコ動画の暗部とも言うべき現状に関して記述するが、「VOCALOID黒歴史入り」は本来ならば記事として構築するほどの用語ではない上、記事名と内容が乖離する怖れもある。
これは元々の記事の記述が個別攻撃の意図を含んでいると感じられた事を受け、筆者が皮肉的に上書きしたためであり、そのために主観的な視点が多く含まれている。適切でないと判断された場合は、削除依頼等によって対処していただきたい。
概要
今やVOCALOID関連動画はニコニコ動画における一大勢力として日々その数を増やしているが、その一方では少なからぬ数のアンチが存在し、ランキング上位に当該動画が入っている場合、粘着的な荒らしの攻撃を受ける事が多い。(この現象は「ボカロオリジナルを歌ってみた」動画でも多く見られる。ただし、その場合の荒らしが「VOCALOID」に対する荒らしなのか、「歌ってみた」に対する荒らしなのかはケースバイケース)
また、当該動画において少しでも金稼ぎに繋がる匂いがすると怒涛の勢いで批判コメントを連投し、それが多数の支持を得ている正義であるかのように振る舞うユーザも存在する。(この人種について、詳しくは「嫌儲」の項を参照)
ニコニコ動画において、定期的に見られる権利者との確執(例:テニミュやひぐらしの大量削除祭)の中で「宣伝効果」という言葉を持ち出して違法アップロードを擁護する一方で、実際に動画が宣伝の一端を担っている場合には、「気に入らない」という理由で荒らし行為を繰り返すのである。
ニコニコ動画が抱える矛盾の一例と言えるかも知れない。
こういった荒らしは自らの論理の中に、「他の制作者は無償で作品をアップロードしているのに自分達ばかり儲けようとするのは許せない。すなわち悪。だから荒らす」といった具合に、ニコニコ動画でVOCALOIDを使用した制作活動をしている別の投稿者(いわゆるP)を引き合いに出す事がある。
しかし、大多数のPはVOCALOID関連動画が荒れる事など望んでいないだろうし、それはVOCALOIDが好きでVOCALOID関連動画に生息している大多数のユーザも同じ事だろう。
上記のような理論(?)を持ち出すのは、正論を装ったネガティブキャンペーンを狙っているアンチであろう事は想像に難くない。
こうした流れの中で皮肉にも再生数やコメント数がハイペースで伸びる事で、多くのユーザの目に触れ、ランキングの順位も上がってしまう。
そうなると本来ならば名誉であるはずの10万再生の証となる「VOCALOID殿堂入り」タグですら心から喜ばしく思えない雰囲気の中で達成されてしまったり、週刊VOCALOIDランキングでの上位獲得も複雑な印象を与えるものとなる。
あまつさえ、そういった快挙が二次的・三次的な荒れを誘発する事にもなりかねない。
現実世界から犯罪を根絶する事が不可能であるのと同様に、仮想世界であるネットから荒らしを完全に撲滅する事はまず不可能である。
だからこそニコニコ動画に動画をアップロードする際は、ニコニコ動画の特徴を鑑みた上で、ある程度の覚悟を決めてから踏み切る事が必要だろう。また、動画を視聴する側のユーザも「荒らしには反応しない」という大前提を踏まえた上で、動画が荒れてしまった場合は、少し時間を置いて沈静化するまで様子を見るという対応も検討するといいかも知れない。
「郷に入っては郷に従え」あるいは「人の噂も七十五日」