原水禁などの調査団による聞き取り調査を受ける呂一淑さん=25日午後、平壌(共同) 日本人と同様の援護を 北朝鮮被爆者、補償求める【平壌25日共同】北朝鮮に住む被爆者の実態を調べるため、平壌を訪れた原水爆禁止日本国民会議(原水禁)のメンバーらは25日、被爆者や遺族計5人と対面した。聞き取り調査に対し、被爆者らは被爆者援護法に基づく医療給付や手当支給を念頭に「日本人と同じように診療費などの補償が受けられるようにしてほしい」と訴えた。 被爆者は、いずれも平壌市在住の呂一淑さん(75)、孫敬淑さん(63)ら。 調査団の一員で在日本朝鮮人被爆者連絡協議会の李実根会長によると、呂さんは広島市に弟が住み、孫さんは埼玉県に兄夫婦、広島市に姉が住み、いずれも被爆者健康手帳を取得している。 面会調査には、広島県大竹市で母や弟らが暮らし、昨年10月に調査団と面会した李桂先さん(66)や、92年に来日して被爆者健康手帳を取得した朴文淑さん(64)も同席した。
【共同通信】
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