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08年経済成長率4.1%、IMFが下方修正

 国際通貨基金(IMF)のシフ・アジア太平洋担当副局長は24日、2008年の韓国の経済成長率予測値を4.1%とし、4月時点の発表から0.1ポイント下方修正したことを明らかにした。

 IMFの予測は、韓国開発研究院(4.8%)、サムスン経済研究所(4.7%)、経済協力開発機構(OECD・4.3%)など国内外の予測や韓国政府の修正目標値(4%台後半)を下回る。それだけIMFが今年の韓国経済を悲観的にとらえていることになる。

 シフ副局長は韓国政府との定例会合後の記者会見で、韓国の四半期ごとの経済成長率予測を第2四半期(4‐6月)が4.6%、第3四半期(7‐9月)が3.6%、第4四半期(10‐12月)が2.6%と低下の一途をたどると予測した。予測値を下方修正した理由としては、世界的な景気後退による輸出と投資の不振、原油高、穀物高による消費の冷え込みを挙げた。

 IMFはまた、08年の韓国の消費者物価指数(CPI)上昇率が4.3%に達すると予測し、「マクロ経済政策は当分インフレ防止に焦点を合わせなければならない」と指摘した。

鄭恵全(チョン・ヘジョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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