記事入力 : 2004/10/14 19:09:38
訪韓した渡来人研究の第一人者・井上満郎教授
京畿(キョンギ)大国文科と月刊「文芸思潮」の招きで訪韓した井上教授は、「今回、慶尚(キョンサン)南道・昌寧(チャンニョン)郡ソンヒョン洞の古墳で発掘された金製の耳飾りと装身具などの遺物は、奈良の藤ノ木古墳から出土した遺物と酷似している」とし、「これは京都を中心とした日本の古代文化の源泉が韓半島出身の渡来人に由来するという傍証」と述べた。
井上教授は「京都が約1000年間、日本文化の中心地になった最大の要因は、韓半島の先進文化にあった」とした。
西暦794年に桓武天皇が京都に遷都する前から、すでに「韓半島で集団的に先進文化を持ってきた文化」が存在していたという説明だ。井上教授は12日に京畿大学で開かれた特別講演でこうした内容を強調した。
井上教授は日本の多数の古文書に登場する有力な氏族集団である秦氏は紛れもなく韓半島からの渡来人であり、彼らは現在の京都西方の葛野川に大規模な堤防を築き、農業に革命的な変化をもたらしたと説明した。
「秦氏が氏族寺院として建立したのが広隆寺です。そこにある日本の国宝・弥勒菩薩半跏思惟像が韓国の金銅半跏思惟像(国宝83号)に相似しているのは、古代韓半島文化の導入と影響を物語っています」
古代の韓日関係研究の権威、上田正昭・京都大名誉教授の弟子でもある井上教授は現在、京都市歴史資料館館長を兼任している。
兪碩在(ユ・ソクジェ)記者 karma@chosun.com
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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