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強姦で市教委会見 「昨春うわさあった」
現職の中学校教諭が小学生だった女児への強姦容疑などで逮捕されるという前代未聞の事件を受け、行方市教育委員会の額賀旭教育長や北浦中の関係者は23日午後6時から同市内の保健福祉センターで記者会見し、「教育者としてあるまじき不祥事。学校教育に対する信頼を失墜させたことを心からおわび申し上げます」と陳謝した。
事件について、市教委は「昨年4月ごろにうわさがあり、当時の校長が本人に確認したところ、『やっていない』と強く否定した」と説明。
前校長は今年3月、退職を前に再度問いただしたが、小島容疑者は再び否定したという。
4月に就任した田口勝弘校長によると、21、22の両日、強姦と児童福祉法違反容疑で、同中に県警の家宅捜索が入った。
強制捜査後の23日午前7時前になって、田口校長宅に小島容疑者の父親から謝罪の電話があり、父親に代わった小島容疑者は「子供に対し、(性的暴行を)実際にやってしまった」と一転して認めた。
さらに、「申し訳ありませんでした。これから行方署に行って、はっきり言うつもりです」と涙ながらに話したという。
市教委は小島容疑者の処分について「近く厳正に対応しなくてはならない」と述べ、再発防止策については「私どもに何が足りなかったのかを分析して対応策を協議したい」とした。
市教委などによると、小島容疑者は地元の高校を卒業後、岡山県内の私立大に進学。勤務態度は真面目で、おとなしい性格だった。独身で、ともに小学校の校長を務めた両親と同居している。