SFマンガの名作「コブラ」の新作アニメシリーズの制作発表が24日開かれ、原作者の寺沢武一さんは「オフレコなんだけど」と前置きしながら、ハリウッドから映画化のオファーが来ていることを明らかにした。
「コブラ」は、78年から「週刊少年ジャンプ」などで連載された宇宙海賊・コブラの活躍を描くSFアクション。82年にはテレビシリーズと劇場版でアニメ化された。今回、8月から寺沢さん自らが監督するOVA「ザ・サイコガン」「タイム・ドライブ」の2シリーズを発売し、来春には、出崎統監督でテレビシリーズが放送予定。
寺沢さんは実写化について、「原作とかけ離れてしまう」とあまり乗り気ではないようで、「日本の手書きのアニメが好きなんです。CGで作られた海外のアニメにもあまり魅力を感じない」と語った。制作発表には、エンディング曲を歌う松崎しげるさん、「コブラ応援団長」に就任したケンドーコバヤシさんが登場。コバヤシさんは、コブラが左腕に仕込んでいる「サイコガン」の模型を寺沢さんからプレゼントされ、「昔、阪神のメガホンでサイコガンを作ったことがあります」と話し、早速腕に付けて喜んでいた。【立山夏行】
2008年6月25日