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韓国の貿易収支、再び赤字転落

 知識経済部は24日、韓国の6月の貿易収支が月初来(21日まで)で49億5300万ドル(約5340億円)の赤字を記録していることを明らかにした。輸出は前年同期比19.6%増えたが、輸入が同38.1%急増したことが背景。

 これにより、5月に6カ月ぶりに黒字を計上した貿易収支が6月は再び赤字に転落する見通しとなった。物価高、成長率の鈍化に加え、貿易赤字という三重苦の深刻化が懸念される。

 1‐5月の貿易収支は52億ドル(約5607億円)の赤字となっており、通年でも1997年以降11年ぶりの赤字となる可能性が高まった。6月の貿易赤字は原油高に加え、貨物連帯のストライキで港湾経由の輸出に乱れが出たことが決定的な要因となった。

 知識経済部の関係者は「貨物連帯の輸送拒否による実質的な輸出被害額は20億ドル前後に達し、現在の状況では今月の貿易収支が黒字になるのはほとんど不可能だ」と指摘した。

宋義達(ソン・ウィダル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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