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サッカーW杯:「日本がやりにくいのは韓国と北朝鮮」

 「韓国は日本を比較的やりやすい相手と考え、日本は韓国と北朝鮮を手ごわい相手と考えている」

 2010年南アフリカ共和国ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の抽選を27日に控え、10カ国の間には緊張が漂っている。

 こうした中、日本のメディアが韓国と北朝鮮を避けるべき相手として挙げたことが注目されている。スポーツニッポンは24日(韓国時間)、最終予選の組抽選について予想した。

 スポーツニッポンは「死の組」について分析し、「最悪の状況は、日本が韓国、イラン、カタール、北朝鮮と同じ組になること」と報じた。

 同紙は「シードを決めたオーストラリアと韓国は共にやりにくい相手」とした。オーストラリアには2006年ドイツW杯で逆転負けを喫している。また韓国は永遠のライバルであるため、心理的負担が大きい。北朝鮮も避けなければならない相手の一つだ。ホーム・アンド・アウエーで試合を行うため、平壌へ行かなければならない。日本にとっては、平壌の観衆の一方的な応援が恐ろしい。何よりも北朝鮮社会の開放的でない側面が、日本をどこまでも締め付ける。

 また、日本は一度も勝ったことのないカタールをはじめ、技術力に優れるサウジアラビア、欧州派が主流となっているイランについても警戒している。

 一方、韓国は、オーストラリアとはシード割り当てのため対戦しない。こうした中、最も警戒すべき相手としては、イランとサウジアラビアが挙げられている。昔から中東チームに弱かった韓国は、パワーや個人技に優れるイランやサウジアラビアに苦戦してきた。

 むしろ韓国にとっては、日本や北朝鮮がやりやすい相手といえる。政治的かつ歴史的に複雑な関係を維持してきた両国だが、これまでの対戦成績は決して悪くない。歴代のW杯を振り返っても、勝負どころでこれらの国に勝ってきた。

パク・ジェホ記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
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