社会
病床数700床に 神戸市の新病院 救急計画見直し
二〇一〇年度に神戸医療産業都市(神戸市中央区、ポートアイランド2期)に新築移転予定の神戸市立医療センター中央市民病院について、市は二十四日までに、新病院の病床数を六百四十床から七百床に計画変更することを決めた。同日開かれた市会本会議で矢田立郎市長が明らかにした。医師不足の深刻化などで、救急や診療体制への影響が懸念される中、矢田市長は「救命救急センターとしての責務を果たしたい」と述べた。
新病院は、設計や施工のほか、医療行為以外の運営事業を民間事業者に委託するPFI方式を採用。神戸製鋼・伊藤忠商事グループが落札した。地下一階、地上九階、ヘリポートのエレベーターを備えた塔屋一棟の鉄骨造りで、延べ床面積は約六万四千平方メートル。計画では、治療技術の進歩や入院期間の短縮などから、現在の病床数九百を六百四十に減らしていた。
同病院の二〇〇七年度救急患者数は約四万一千人。うち市外からの受け入れが約15%ある。各地で深刻化している医師不足に加え、神戸市内では六甲アイランド病院が小児救急の二十四時間受け入れを休止するなど、救急医療体制を取り巻く環境は厳しくなっている。
これを受け、神戸市は新病院の病床数を増やすことを決定。延べ床面積はそのままで、多目的室や個室にする予定の部屋を、多床室に変更するなどの方法で対応する。計画変更に伴う医師の確保には問題がないとしている。(藤原 学)
(6/25 09:15)
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