きのう開かれた八幡浜市の臨時議会で4度目となる議長の不信任案が可決されるなどしてまたも初日で流会となりました。 これを受け、高橋市長は14の議案を専決処分する方針です。 きのう招集された八幡浜臨時市議会では宮本明裕議長に対する4度目となる不信任案が16対5で可決されました。 その後、6回にわたり会期日程が提案されましたがすべて否決されきょう午前0時を回り、6月定例議会に続いて2度目の流会という異常事態となりました。 これに対して宮本議長は「議長人事より議案審議を優先すべき」と話していますが、反対派の議員らは「議長が辞めるまで審議はしない」と強行な姿勢を示しています。 これにより八幡浜市では6月議会に上程される予定だった補正予算案など23の議案については、一般質問も審議もないまま、高橋英吾市長が専決処分する事になり、きょう午前、緊急の幹部会を開いて、補正予算案など14議案について専決処分する手続きに入りました。 高橋市長は「市民には本当に申し訳ない。 二権分立で議案をチェックしてもらうのが本筋だが、日土小学校耐震化のための改築・改修や八幡浜港新港ビジョンなど急ぎのものもあり、予算執行せざるを得ない」と話しています。
漁船などの燃料価格高騰を受け、県漁連の関係者らがきょう、加戸知事を訪れ国に対して、価格高騰への対策を講じるよう働きかけることを求めました。 きょう、県庁を訪れたのは、県漁業協同組合連合会の佐々木護会長ら3人で加戸知事に、漁業者の窮状を訴え、国に対して救済措置を求める要望書を手渡しました。 県漁連によりますと、漁船の主燃料であるA重油の全国平均価格は、5年前に比べて、2・7倍に跳ね上がっていて、今月18日に開かれた県漁連の総会では、「燃料費の補てん」などを国に求める特別決議を採択しています。 来月15日に開催される全国集会に合わせて全国一斉の休漁行動が実施される見通しで、県内でも64漁協の組合員が一斉に漁を休み漁業経営の窮状を訴えることにしています。
秋葉原・無差別殺傷事件でインターネットの書き込みが問題視されていますが、「子どもを殺す」といった内容の書き込みがネットの掲示板で見つかり警察では、県内から発信された可能性が高いと見て、注意を呼びかけています。 県警によりますと、おととい、インターネットの掲示板に「今から大量の子供を殺す。 準備万端だぜ」という書き込みがあるという情報がメールで寄せられたということです。 警察ではこの書き込みは、場所や日時は書かれていなかったものの書き込みが県内から発信された可能性が高いと見ていて、きのう県教育委員会にこの内容を知らせ注意を呼びかけると同時に県内16の警察署では、学校周辺の警戒やパトロールを強化しています。 警察では、この書き込みを行った人物の特定を急ぐいでいますが、秋葉原・無差別殺傷事件ではネットの掲示板に容疑者が犯行予告を書き込んでいたこともあり、このようなネットの書き込みについて警戒を強めています。
罰則付き条例化に論議が起きている松山市の資源ゴミ持ち去り禁止条例について、きょう市の環境下水委員会で議論されましたが、賛成多数で可決されました。 きょうの環境下水委員会では、県内では初となる20万円以下の罰則が科せられる資源ゴミの持ち去り禁止条例について議論がかわされました。 条例化を巡っては新風会の委員から、東京・世田谷区での持ち去り行為を有罪とする東京高裁判決について、回収業者側が上告中である事から、松山市で罰金を設けるのは時期尚早として、条例化に反対しました。 これに対して市民連合の委員からは零細業者に配慮が必要としながらも市民の安全、安心のため条例化は急務だと訴えました。 結局、この条例案に対する採決が行われ賛成5反対1の賛成多数で原案が可決されました。 これを受けてこの条例案は今月30日の松山市議会で採決にかけられます。
外国人研修生問題です。 賃金不払いが半年間放置されていた今治市の中国人女性たち。 賃金立て替え払いを国に申請しましたが、救済されるのは一部にとどまる見通しです。 きょうは中国人実習生14人が今治労働基準監督署を訪れ、国から賃金立て替え払いを受けるための手続きを行ないました。 この問題は今年4月に操業を停止した今治市内の縫製会社が、中国人女性38人に対し、時給300円程度で残業をさせた上、去年11月からは賃金などの不払いが続いていたものです。 賃金などの不払いは総額およそ7000万円、1人あたりおよそ250万円に上ると見られていて、きょうは労働基準監督署から立て替え払いの金額が示されました。 立て替え払いは、半年間しか遡ることができず、年齢に応じて上限が設けられているため、救済が受けられるのは20歳代の実習生で88万円と、不払い全体の一部にとどまっています。 取材に対し、この会社の社長は「土地の売却が難航し賃金支払いの見通しが立っていない」と以前と同じ説明を繰り返しています。 外国人研修生特有の閉ざされた環境の中、半年以上も放置された賃金不払い。 日本人労働者を想定してつくられた現行の立て替え払い制度では、対処できない現状が浮き彫りになっています。
きょう午前、八幡浜市内の岬で、釣りをしていた男性が沖に流されて死亡しました。 男性が流されたのは、八幡浜市保内町の住吉鼻できょう午前8時半ごろ磯づりをしていた大洲市平野町野田の農業水岡良和さん65歳が沖に流されました。 一緒にいた友人の男性が、近くで船釣りをしていた人に助けを求め、家族からの通報で警察が現場に向かいましたが、水岡さんはすでに死亡していました。 警察の調べによると水岡さんは釣りの仕掛けが磯にかかったためそれを外そうと海に入ったところそのまま海に流されたということです。 現場は川之石港の入り口にあたる岬で、当時、満ち潮が港に流れ込む時間帯だったということです。
けさ早く、伊予郡砥部町で国道を歩いて横断していたお年寄りが車にはねられ大ケガをしました。 車はそのまま逃走していて警察では、ひき逃げ事件として車の行方を追っています。 事件があったのは、伊予郡砥部町三角の国道33号線で、きょう午前5時過ぎ道路を歩いて渡っていた近くに住む無職白形タネコさん86歳が直進してきた車にはねられました。 この事故で、白形さんは、右足を骨折するなどの大ケガをしましたが、白形さんをはねた車は現場からそのまま逃走しました。 警察では、ひき逃げ事件として白形さんから詳しい状況を聞く等して、逃げた車の行方を追っていますが有力な目撃情報は寄せられていないということです。 家族の人の話では、白形さんは、毎朝、散歩に出掛けるのが日課だったということです。
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