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新十日町病院は厚生連の運営へ
県が公設民営で設置する新十日町病院の運営主体について、泉田裕彦知事は24日、県厚生連(新潟市)を軸に検討を進める方針を明らかにした。十日町市の田口直人市長と小堺清司市議会議長からの要望に対し、答えた。厚生連は既に運営に前向きな姿勢を示しており、厚生連による新病院運営の公算が強まった。
田口市長らが県庁を訪れ(1)厚生連を第1候補として検討する(2)医師確保や医療機能の向上に向け、運営主体と密接に連携する―ことを県に求める要望書を提出した。
要望書では、厚生連を推す理由を「県内16病院のネットワークにより医師や看護師らの確保が期待できる。地元での医療実績もある」とした。
これに対し、泉田知事は「地元の意向は承った。厚生連を軸に具体的な条件面(の議論)を進めたい」と応じた。
要望後、田口市長は「これで新病院建設の話がより進展するだろう」と述べた。県が運営から撤退する方針の松代病院についても「運営主体は一つがいい」と話し、同じ厚生連の運営が望ましいとした。
魚沼地域の県立病院再編をめぐっては、県が十日町と松代の両病院を統合して新十日町病院を建設、松代病院の運営からは撤退する案を表明。市は松代病院も公設民営で新病院の分院とするよう県に要望している。
新潟日報2008年6月24日
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