中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

医師育成奨学金に応募者急増 '08/6/25

 医学生や研修医を対象にした広島県の奨学金制度に、本年度は定員(4人)を大幅に上回る9人の応募があった。昨年度は募集期間を延長しても1人を確保するのがやっと。将来、一定期間の勤務を求める地域や診療科など奨学金の返済免除の条件を緩和したことが功を奏した。

 県は書類や面接の審査で、中国、四国、近畿地方の大学の医学系学科に在籍する県内出身者4人(2年、3年各1人、4年2人)を奨学生に決めた。各自に卒業まで月額20万円を貸し付ける。

 医師不足の深刻化を受け、県は2006年度に、大学4年以上を対象とする「中山間地域等従事医師奨学金制度」を設けた。返済免除の条件とする将来の勤務地は中山間地域、診療科は産科、小児科、麻酔科などに、それぞれ限っていた。

 初年度は定員2人に3人の応募があったため、2年目は定員を倍増した。しかし応募が1人と低調だったため、対象を大学1年以上に拡大。返済免除には引き続き一定期間、県内の公的医療機関で勤務する必要があるが、中山間地域か指定診療科への勤務はそのうちの2分の1の期間でよいこととし、勤務先の選択の幅を広げた。


  1. 石見銀山の丁銀が硬貨図案に
  2. 「法然と親鸞」呉で公演
  3. 禎子さんの友・大倉さん死去
  4. 府中桐箱と保命酒がタッグ
  5. 中3幡地君がゴルフ全国V
  6. 天野実業とアサヒビール提携
  7. 四川地震の間接被害は8兆円
  8. 防災ヘリ「財政難で先送り」
  9. 保護者への対処策を文書通知
  10. 「国内で心臓移植に成功」
  11. 周南のキリン、北海道へ
  12. 岡山に「桃太郎の会」誕生
  13. 鞆の認可申請にイコモス抗議
  14. 福山城遺構保存へ「守る会」
  15. コンビニ強盗の容疑者逮捕
  16. 不審者逃走で小中全校が休校
  17. 周防大島も海水浴の季節


MenuNextLast
安全安心
おでかけ