2008年6月24日 19時39分更新
企業を退職した団塊の世代に人たちの知識や経験を、地域の経済の活性化にいかに生かしていくかを考えるセミナーが岡山市で開かれました。
これは岡山商工会議所が開いたもので、岡山県内の企業を退職した団塊の世代の人たちや中小企業の経営者などおよそ40人が参加しました。
岡山商工会議所では、定年退職した人たちを県内の企業に派遣する取り組みを行っていて、24日は、派遣を受けた県内の自動車整備会社の担当者が講演しました。
担当者は長年、生産管理に携わってきた団塊の世代の男性の派遣を受けたことで、会社の業績が赤字から黒字に転換し、大きなメリットがあったことを説明しました。
このあと会場では、中小企業の担当者と団塊の世代の人たちの面接会も行われ、企業側は、これまでの経験やどんな技術を持っているかなどをたずねていました。
参加した企業の担当者は「外部から優れた技術を持った人材に来てもらうことで会社にとってもいい刺激になるのではないか」と話していました。