岡山放送局

2008年6月24日 19時39分更新

「ダガ−ナイフ」を規制

東京・秋葉原で起きた通り魔事件を受けて、岡山県は、来月1日から犯行に使われた「ダガーナイフ」と呼ばれる殺傷能力の高い特殊なナイフの青少年への販売や青少年の所持を禁止する方針を決めました。

「ダガーナイフ」は刃渡り8センチから13センチ位の、両側に刃がある殺傷能力が高いナイフで、東京・秋葉原の通り魔事件の犯行に使われました。

この事件を受けて岡山県は、日常生活で「ダガーナイフ」を使用する必要性が薄いことなどを考慮して岡山県青少年健全育成条例に基づいてダガーナイフを有害な刃物に指定し、青少年に販売したり、青少年が所持したりすることを禁止する方針を決めました。

規制は、今月27日の県の審議会をへて来月1日から始まる見通しです。
ダガーナイフの規制は、すでに京都府や鳥取県など9府県で行われ、青少年に販売した業者には30万円以下の罰金が科されます。

この規制にあわせて警察では、県内に400以上ある刃物の販売店などを対象にダガーナイフの販売実態を調査するとともに、不審者の取締りを徹底するため繁華街や駅でのパトロールを強化することにしています。