外国語のレッスンを受けていた石川県内の私立大勤務の外国人講師男性(49)から性
的虐待を受けたとして、県内の小学五年の女児(10)が二十四日、男性に対し慰謝料な
ど約五百五十万円の損害賠償を求める訴訟を金沢地裁に起こした。
訴えによると、女児は二〇〇五(平成十七)年四月から、週一回、男性の自宅で外国語
のレッスンを受けていた。男性は同年秋ごろから、レッスンの機会を利用して性的虐待を
始め、女児を寝室に連れ込みキスをしたり、ズボンを脱がせるなどした。
女児が〇七年四月に被害を打ち明けるまで虐待は続き、原告側は「男性の行為は女児の
尊厳を踏みにじる違法性の高い行為」としている。
原告側の代理人によると、男性は〇七年十二月、強制わいせつ容疑で金沢地検に書類送
致されたが、同地検は嫌疑不十分で不起訴処分にしたという。