フィレンツェ2日目。以前のモノは
コチラ。
さて、朝早く起き、ホテルの朝食で生ハム食い過ぎて気持ち悪くなりながらも街へ。今日は昨日いけなかったドゥオモ内部や美術館へ。

まずドゥオモ。1階内部はこんな感じ。なんとも厳かな雰囲気。そして一度外へ出てドゥオモの屋上へ登る階段へ。この階段がキツい。すんごい急なんです。めっちゃ狭いし。400段くらいあるんですが普段運動してないとキツい。けど途中で居合わせたイギリス人のおじいちゃんは「あっはっはっは!今日で登るの3回目だよ!写真とるぞ〜〜!あーはっはっはっは!」とすんごい元気であっという間に登っていきました。すげえ。

そして頂上へ。ゼーハー言いながら登っていきました。きっついなー!けど眺めは最高!ちょっと曇ってたけどなんのその!先に登ってたおじいちゃんが「It's worth it, isn't it?」(登った甲斐があったでしょ?)って言われ、『さ い こ う だ!』と答えてしまうほどに。疲れはそのときすでにどこかにいってました。

しかし。しかししかし。その最高の気分もあるものにぶち壊しにされてしまったのです。それは、壁や柱や手すりにまでかいてある『落書き』。英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、、などなどいろいろな言語でなにかしらの落書きがしてあるんです。おそらくは名前や何かだと思います。けどやっぱり自分が日本人だけに気になるのが日本語の落書き。「太郎と花子ここで2004年に再会」みたいなしょーもないアホみたいな糞ラクガキ。修学旅行生と思われるラクガキもありました。もうね、なんていうか、この時ははっきり言って殺意すら覚えました。正直。最高の気分を第三者の手によってドンゾコに突き落とされる。

本当に、こういう系統の落書きをする人ってどんな人なんだろうと思う。中にはご丁寧に年齢まで書いてる愚者がいるし。しかも成人。「太郎と花子。25歳のときに。」みたいな。ちょっといいすぎかもしれないけど、こういう人たちって、入国不可とか罰金とかそういう処罰はできないのか、と思う。だって年齢、名前、落書きした日付までご丁寧に書いてるバカがたくさんいるわけで。
どんなにお金があっても、どんな理由があっても、こんなにすばらしい遺産にマジックペンで汚い教養ゼロの落書きをする権利なんて誰にもないはず。

そんな最悪の気分でしたが、その後シグノリア広場(右の写真はその広場にある石像)を横切ってガリレオの作った望遠鏡などがある美術館
『Museo di Storia della Scienza』(科学美術館?)に行き気分も回復。すごかった。ガリレオ作のテレスコープやそのスケッチ、16世紀に作られた世界地図などなど。大昔にこんなもんまで作って地球が回ってるってことを発見したガリレオの英知にただただ驚嘆するのみ。一番ビックリしたのは
「ガリレオの右手中指」が展示されていた事。綺麗な装飾の台の上のガラスの中にガリレオの中指が天を指す形でおさめられてました。
ほかにも18世紀の奇形児出産のモデルというちょっとグロテスクなものまでありました。どういうものかというと、そのまんまで、奇形児のモデルが並べてあるんです。あと、妊娠中の女性の胎内のモデルとか。

そして帰りにヴェッキオ橋(写真)をチラ見。この橋上にはジュエリーのお店が立ち並んでいます。橋自体はものすごく古い橋。
そんな感動したり、殺意を覚えたり、畏敬のの念を覚えたりするフィレンツェ二日目でした。つーか長いな。まとめられなくてごめんなさい。