電車トラブル原因か　大阪駅通り魔事件　

　大阪市北区のＪＲ大阪駅で女性三人が刃物で襲われた通り魔事件で、傷害容疑で逮捕された無職大山和歌容疑者（３８）が大阪に向かう電車で起きたトラブルについて事件後、無関係の駅員に因縁を付けていたことが二十四日、分かった。大阪府警曽根崎署捜査本部は、このトラブルが原因で女性らを切り付けた可能性もあるとみて動機を調べている。

　また、大山容疑者の自宅から、防犯カメラの女が着ていたワンピースやショルダーバッグが見つかったことが二十四日、捜査本部の調べで分かった。

　調べでは、大山容疑者は二十二日の事件前、ＪＲ明石駅から大阪駅に向かう電車で扉に挟まれるトラブルがあったという。大阪駅での事件後、同容疑者は環状線の電車に乗って逃走。別の駅で下車し、トラブルと関係のない駅員に「（電車に）挟まれた。どうしてくれる」などと言い掛かりを付けていたという。

(6/24 14:15)